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本作のキモである複合機能については、
1.搭載する本体・スロットを限定(具体的にはスロット1型Raの真ん中のPCIスロット)
2.GNT#/REQ#信号を「抜いちゃダメトライデント」専用スロットから拝借、予約ピンを通じてUSBチップに接続
3.USBチップのIDSELピンをAD25に接続し、デバイス番号を14に固定
4.搭載スロットは土台スロット(デバイス番号12)のINTC#をUSBチップのINT#ピンに接続
5.CLKは基板上で分岐
6.その他の信号は素直に分岐
という方法で実現しています。
なお、ATA133部分は土台スロットのスルーとなっています。

2はPCI増設における定番の手法です。
「抜いちゃダメトライデント」自体は非バスマスタのボードなのですが、なぜかバスマスタに必要な
GNT#/REQ#信号がスロットに接続されています。
これを横取りしつつ何がしかの方法で物理的にスロットを増やすのが、RaにおけるPCI増設の基本。
今回はスロットを増やす代わりに、拡張ボード上にPCIデバイスそのものを追加したわけです。

3と4については、上手く説明できないのでそういうものだと思ってください。
接続先決定までの流れを箇条書きすると、
 PCIデバイス番号は、デバイスのIDSELピンが接続されるADピンで決まる
  通常はマザーボードやライザーカード上でIDSEL-AD接続が処理されている
  この世代のインテルチップセット機では[AD-25]がデバイス番号となる
  デバイス番号は重複できないので、新規追加の場合はシステムで未使用の番号を指定
  オンボードデバイスや既存スロットはデバイス番号13までを使用しているので、増設部は14とする
  PCI-BIOSにパッチしてデバイス番号14のスロットをBIOS管理下に置く手法は確立されているので模倣
 デバイス番号とINTA〜D#の整合性を取る必要がある
  デバイス番号は、土台スロットが12、増設機能部が14なので、土台の「2個ずれ」
  従って土台スロットのINTC#が増設部のINTA#となる
という感じになります。
ちなみにIDSEL-AD接続とINTA〜D#をセレクタブルにすることで汎用性を持たせることは可能だと思いますが、
AEC-6280互換のATA133+USB1.1という構成の関係上無意味なので見送りました。
そのため、事実上スロット1型Ra(G8YKKマザーボード)専用設計となっています。
#山猫機はUIDE-133系が動作しない、430FX機はPCIが1本しかない、430VX機はUSB1.1を標準装備している。
#430HXのXa/Wなら載せる意味はあるかもしれませんが、PCIデバイス構成を調べてないので分かりません。

5は本来であればクロックジェネレータから未使用CLK信号を引っ張ってくるのが理想なのですが、
面倒なので分岐で済ませまてます。
小細工として分岐部からの配線長を揃えていますが、果たして効果があるのかどうか…。

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