チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。
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出典:海上保安庁ホームページ「海流図」


仙台の平野です。

上の図は、10月16日の日本周辺の海流を表した図です。
太平洋沿岸の二重線は、黒潮の流路を表していますが、
東海地方の沖合で大きく南に蛇行している様子がわかります。

これが、「黒潮大蛇行」と呼ばれるものです。

気象庁は先日、「黒潮が12年ぶりに大蛇行しているとみられる」と発表しました。
ニュースでご覧になった方も多いと思います。

普段、陸地で生活していると、あまり関係ないことのように思えますが、
黒潮が蛇行すると、魚の獲れる量が大きく変化するなど、私たちの暮らしに影響が出てきます。
実際、静岡や愛知などでは、シラスが不漁となっているようで、今後、価格高騰なども懸念されます。


ですが目先、まず懸念されるのが「高潮」による被害です。

黒潮の流路が変わると、沿岸域では水位が上昇し、
満潮時には浸水するなどの影響が出ることが知られています。

さらに、秋は1年の中でも潮位が高い時期です。
それに加えて来週、日本列島に台風が接近する可能性があるというわけです。
ここに満潮も重なれば、なおさら潮位は高くなります。

過去には、1979年の黒潮大蛇行期間中、10月に台風が通過し、
東海地方では顕著な高潮による浸水被害が発生した事例があります。

台風というと、どうしても雨と風がどうなるかが注目され、
高潮についてはあまり大きく取り上げられることがないように思います。
護岸が整備されるなどして、
高潮による被害も以前ほどではなくなったことが一因かもしれません。

しかしながら、近年でも、2004年の台風16号によって、
瀬戸内海沿岸で大規模な高潮被害が発生するなどの事例があり、決して油断はできない災害です。

高潮ハザードマップをインターネットで公開している自治体もあります。
台風21号が接近する前に、お住まいの地域はどうかというのを確認して、
避難経路を確認しておく、浸水しやすい場所では土嚢を積むなどの対策も
考えておくべきだと思います。

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台風進路図 (18日12時)


平野 貴久

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こんにちは、宮城の小杉です。
 
今、東北の山では紅葉が見頃となっていて、宮城県と山形県の境にある蔵王連峰周辺でも木々が鮮やかに色づいています。
 
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(今月1日撮影)
 
ただこうした中で、葉がなくなっている木々が見られました。
 
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これはアオモリトドマツ=冬の樹氷の“もと”になる木ですが、紅葉している木々の中ではこの裸の姿が異様に目立ちます。
 
冬になると日本海で雪雲が発生し、その雲に含まれる水滴や氷の粒が強い風でアオモリトドマツの木にぶつかり凍りつくことで樹氷ができあがります。
ところがこのアオモリトドマツが、現在広い範囲でこのように立ち枯れを起こしてしまっています。
 

仙台森林管理所によると、以前から部分的には見られていましたが、こうして面的に立ち枯れをし始めたのは今年になってからだそうです。
原因はまだハッキリとは分からないものの、現地調査をしたところその名も「トドマツノキクイムシ」という虫が木の中に入ってしまっているそうで、それが原因の可能性が高いそうです。
 
ただ蔵王一体は国定公園に指定されているため、むやみに虫を防除することもできず推移を見守ることしかできないとのこと。
 

木があるので樹氷自体はできますが、今後もしこれらの木が倒れてしまうと樹氷にも影響が出る可能性があります。
樹氷は蔵王にとって大事な観光資源の一つ。紅葉の次のステージである樹氷に大きな影響が出ないことを祈るばかりです。


小杉浩史

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こんにちは。宮崎です。

突然ですが、この花、何の花かわかりますか?

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オレンジ色で星のような花が可愛いですね!

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おわかりの方も多いと思います。

正解は、「金木犀(キンモクセイ)」です。

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モクセイ科の中国原産の観賞用の植物で、
9月から10月にかけて、良い香りのする小花を多数つけます。
日本では秋の香りとして親しまれていますね。

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オレンジ色がはっきりしているのでアスファルトに落ちると目立ちます!

このように、可憐な花から、華やかで印象深い甘い香りを放つという、
かなり女子力が高い、「キンモクセイ」ですが、
日本で植えられているのは「雄株」だそうです。

キンモクセイは、雄株と雌株が別の株に生じる「雌雄異株(しゆういしゅ)」。
日本に入ってきた際に持ち込まれたのが雄株で、
そこから挿し木で増やしていったものが出回っているため、
日本には雄株ばかり、とのこと。

(たしかに、「キンモクセイの実」は見たことがありません...。)

なるほど、日本のキンモクセイはオス♂男性なんですね!

(※ちなみに、同じ雌雄異株の植物には「イチョウ」があります。
  同じく秋に香る銀杏は、イチョウの雌株♀につく実です。)

そんな秋の香りが漂う中ではありますが、
きょうの東京の14時現在の気温は12℃くらいで、
秋が冬に向かっていることが感じられる肌寒さとなっています

しかしながら日本の南ではまだ夏。
沖縄では30°C以上の真夏日が 今週金曜日頃まで続く予想です。 
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さらに、今朝台風21号が発生しました。
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この時期に?と思うかもしれませんが、まだ台風シーズンは終わりではありません。
過去には10月16日以降に上陸した台風は7つあり、
なんと11月30日に日本に上陸した台風もあります。

台風20号は日本から離れて大陸方面へと向かいましたが、
台風21号はこの先日本に影響を及ぼす可能性もありますので、
今後の情報にご注意ください。

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