チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。
こんにちは。藤枝知行です。

昨夜、岐阜県内で、中央道に土砂が流れ込み
自動車を巻き込むという大変な事故がありました。

昨夜は岐阜県など東海地方に非常に発達した雨雲がかかっていて、
記録的短時間大雨情報が発表された地域もありました。
●22時10分、愛知県犬山市付近で約110㎜
●22時30分、岐阜県可児市付近で約100㎜

岐阜県内では、きのう一日だけで最大200〜400㎜の雨が解析されています。
イメージ 1
【解析雨量(18日0時〜19日0時)】

今回のような局地的大雨が8月下旬にかけて、発生しやすくなる恐れがあります。
理由は、日本付近で主役となる高気圧の交代です。

現在、主役となっているのはオホーツク海高気圧
ニュースなどで度々報じられていますが、
北日本・東日本太平洋側に冷たい北東風を吹かせ、
低温や日照不足の原因となっています。
専門的な話になりますが、
オホーツク海高気圧が強まっているのは、上空で風が大きく北に蛇行しているためです。イメージ 2
【500hPa高度・平年偏差(7日平均(8/9〜15))、気象庁HPより)】

来週はこの蛇行が解消してくるため、オホーツク海高気圧も弱まるとみられます。
北日本・東日本太平洋側にも日差しと暑さが戻ってきそうです。
イメージ 3【500hPa高度・平年偏差(今週)】
イメージ 4【500hPa高度・平年偏差(来週)】

ただ、代わりに強まってきているのが南の太平洋高気圧です。
昨夜の東海地方もそうですが、
この高気圧の縁にあたる地域では高温多湿の空気が流れ込みやすく、
局地的大雨の危険度が高まります。
この先は、北日本や東日本が縁に位置することが多くなりそうです。
イメージ 5
【太平洋高気圧の北への張り出し(きょう〜26(土)】

目先、あすにかけては上空に強い寒気も流れ込むため、
大気の状態が一層不安定になる恐れがあります。
土砂災害や川の増水・氾濫などに警戒が必要です。

藤枝知行

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こんにちは、片山美紀です。

東日本や北日本は、太平洋側を中心に不順な天候が続いています。
先月末からの日照時間は平年の半分にも満たない所が多く、
まぶしい夏空が恋しいと感じる今日この頃です。
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(気象庁HPより)

日照不足により、野菜の値段が上がったり、海の家では客足が伸び悩んだりと
すでに影響が出始めています。コンビニでは、8月なのにおでんが売れているとか・・・!
天気はわたしたちの生活に大きな影響を及ぼすと改めて感じさせられます。

こうなると、好きな時に晴れて、必要な時に雨を降らせてくれたらいいのになあと
自然に対して恐れ多くも自分勝手(人間勝手?)なことを考えてしまいます。

何百年も前の歴史を紐解くと、予測できない天気と戦おうとした人々がいました。
科学技術史家ジェイムズ・ロジャー・フレミングがまとめた
『気象を操作したいと願った人間の歴史』には、
「雨を降らしたい、霧を晴らしたい、台風をそらしたい・・・」と願い試行錯誤した人々の話がまとめられています。

イメージ 2






















なかでも驚くのは、オーストリアのブドウ農家は銃や大砲で雹(ひょう)を撃とうとし、
この対策が国を挙げて進められたとか。
また、自らを「レインメイカー」と名乗り、特殊な化学物質を混ぜ合わせ、蒸発させることで雨雲を作り出すと謳い、干ばつに苦しむ農家から大金を巻き上げるペテン師がはびこっていた話も。

農作物への打撃や気象災害による影響を考えると、
天気を「操作」し、私たち人間にとって被害が極力少なくできれば、
どんなにいいだろうか・・・そう感じることもあります。
でも、人間の手により天気が決まってしまう、そんな人工的な空はやはり美しくない、
見上げてみようとは感じないだろうと私は思います。
もし、気象操作が現実的なものとして日本でも進んだら、想像したくない世の中が待っている気がします。

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おはようございます、福岡良子です。


先日、かんぴょうのロケで栃木県に行ってきました。
栃木県はかんぴょうの生産量日本一。
全国の9割以上を占めています。



かんぴょうのルーツをたどればもとは夕顔の花。
その夕顔の花がつける実がこちら。

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スイカを彷彿とさせる巨大な実(約7kg)を、たった2週間程でつけていきます。

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その実を専用の機械でむいて乾燥させるとかんぴょうになります。

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可愛らしい夕顔がつける実の大きさも衝撃ですが、その実がかんぴょうになることはもっと衝撃。
夕顔は私がこれまで出会ってきた中で一番ギャップの激しい植物でした。



そんな夕顔の生育に欠かせないのが雷雨です。
栃木県は日本でも有数の雷が多発する地域。
4〜9月の宇都宮の雷日数は22.6日(平年)で、全国一番の多さです。

雷雨は夕顔の実を太らせる恵みの雨となっています。
長い時間降ると根が腐るため、雷雨のようにざっと短い時間に降るのが重要。
しかも雷雨が地表を冷ますことで、暑さに弱い夕顔の根を守る役割も果たしています。
地元では雷のことを「雷様(らいさま)」と呼んで恐れ敬うほど。
(取材した農家さんも作業前に雷様に手を合わせていました。)
近くには雷神社もありました。

イメージ 3




6月下旬〜8月に収穫のピークを迎える夕顔の実。
午前3時から作業を始め、1日200個も収穫するという重労働。
しかもむく作業は想像通りの難しさ…

いつも主役にはなれないかんぴょうですが、
農家の方の苦労や職人芸を目の当たりにすると、もっともっと噛み締めて頂こう。
取材を通して、そう思うようになりました。

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福岡良子
http://www.weathermap.co.jp/caster/fukuoka-ryoko/

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