チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

全体表示

[ リスト ]

大雪の今昔


岡村真美子です。
勢力の強い台風や局地的な豪雨・・
出水期には極端な気象現象による災害が頻発する印象の昨今。


一方で、日本海側の雪、と言えば昔から、です。

日本は世界でも有数の豪雪地帯。

ただ、同じ大雪でも「今と昔」では少し違うのです。

こちらは過去30年間の、
山形県新庄市での最深積雪と
山形県内での雪氷による人的被害をグラフにしたものです。

イメージ 1


大雪の年である
59豪雪、平成18年豪雪やここ数年のあたりをみてみると、
同じように雪の量は
200センチ近くあるのに対し、
人的被害は圧倒的に平成18年や近年の方が多くなっています。


それはなぜでしょう。


雪の質が変わる・・?わけは当然ありません。

変わったのはそこに生きる人々の「年齢層」です。

日本全体の高齢化や過疎化、
それは日本海側も同様。
人的被害の増加は
高齢者の事故が増えているからなのです。


山形県の危機管理課の方から聞いた話では、
今の雪氷による人的被害は
ほとんどが「雪下ろし中」の高齢者の事故なのだとか。

1950年代などは「雪崩」による被害が大半でしたが、
山仕事をする人口の減少などによって
被害の種類が変わってきています。


雪かき、屋根に上っての雪下ろしは
私も子どもの頃に手伝ったことがありましたが
体力がある若者でも辛いもの。


高齢者となればなおさら体にこたえます。
足を滑らせて転落したり、
単身者も多い中、一人での作業中に屋根からの落雪の被害に遭ったり・・。


今更言うまでもありませんが、
雪かきはなるべく体力のある人、
そして複数で行うことが鉄則です。


そして、
今週月曜日に発表された3カ月予報によりますと
去年に続き、今冬も寒冬の予想です。


また、今年から新たな情報、
「大雪に関する異常天候早期警戒情報」(発表期間11月〜3月)
が発表されるようになります。

イメージ 2

異常天候早期警戒情報は
冬型の気圧配置に伴う降雪が卓越する、日本海側の地域が対象。

7日間降雪量が
平年より「かなり多い」可能性が30%以上である場合に発表され、
数日にわたり降り続く雪による被害軽減、防止のために
「事前準備・対策」を行う時間を作ることを目的としています。


(各地の7日間降雪量の平年値は気象庁にて公開されています

雪氷被害は「日本固有の気象災害」ともいえます。


高年齢化が進む一方で、
雪の牙は衰えない日本海側。

早めの雪下ろしの依頼や計画など、
行動に時間がかかるお年寄りが先手を打って取り組むことが出来るよう、

益々、より早い雪の予報が必要とされるでしょう。

(掲載資料は気象庁HPより)
(グラフは岡村作成)

イメージ 3

閉じる コメント(10)

顔アイコン

結婚して山形に行ったいとこが積雪の写メを送ってくれることがありますが、東京で生まれ育った私には、ただただ驚くばかりの積雪量です。
雪かきなどは想像をはるかに越えているのでしょう。
勉強不足で、大雪に関する異常天候早期警戒情報が発表されるようになったのは知りませんでした〜 削除

2013/11/27(水) 午前 9:41 [ 橋本典和 ] 返信する

昭和56年の北陸豪雪を思い出しました。
金沢に転勤して一年目の冬でしたが、市内で120センチの積雪で、山間部は300センチを越えていました。交通網は断絶、高速道路もJRも何日間もストップしました。犀川に設置した雪捨て場は満杯となり、急遽、学校の校庭を雪捨て場にしました。38年、56年と18年毎の豪雪周期説が話題になりました。
鉄筋のマンションでも屋上の雪掻きをしていました。圧雪された雪の重さは1立方で700キロにもなるとか!これが頭上に落ちたら大変です。
雪掻きの転落事故による被害者が多かった年でした。
会社でも寒冷地手当てが適用されました。高齢化、独居世帯、過疎化の増大は豪雪地帯の行政の大きな課題ですね。
自己防衛の域を越えた時の対策が肝要です。

2013/11/27(水) 午前 10:23 [ 剣の迷子 ] 返信する

顔アイコン

極端な気象現象にる気象の「極端現象」。

地球と人と動物と自然がうまく付き合っていきるように、
科学の発達とともに、社会全体で考えていきたいですよね。。

まみちゃんの気象のアドバイスを拝見できてうれしいです。 削除

2013/11/27(水) 午後 1:10 [ ねことにあや ] 返信する

顔アイコン

積雪深と事故件数は相関関係がありそうですが、そうとも言い切れないケース(05年と06年の場合など)もありますね。興味深いですね。 削除

2013/11/27(水) 午後 3:24 [ Abbey ] 返信する

顔アイコン

ほんと毎冬雪下し時の被害を聞きます。グラフでみるとこのピークは、恐ろしいです。積雪地全体では…考え込んでしまいます。
雪下し不要の屋根・白川郷合掌つくり・フインランド ログハウスの雪を滑り落とさせない屋根・何方も 1崚たり2mの積雪で、2tの加重に耐える構造ですゎ。滑り落とさせる屋根・屋根の材質と傾斜に変える…もっといいアイデアはないでしょうかね。
生まれ育った環境を安全に暮らしたいです。 削除

2013/11/27(水) 午後 7:35 [ Yk*** ] 返信する

顔アイコン

高齢化だけでなく、住宅様式の変化等も大きな要因です。

平屋から2階、2階から3階建てへ、より高く、屋根も茅葺きから滑りやすいものへ、角度も急になり、地面も固いアスファルト舗装に、そして除雪効率の向上によりクッションになるはずの軒先の積雪も激減、かつて、冬の間は住まいの2階や屋根裏から出入りするのが当たり前。

屋根から転落する危険性も、転落した時の衝撃も昔とは比較にならないほど高いのです。


ましてや最近の家屋に命綱を引っ掛ける仕掛けどころか、家の中から直接屋根に上がれる構造にはなっていないものばかりです。外から梯子をかけなけれは、屋根に上がることすらできません。その梯子すら始めからなかったり、あっても滑りやすいステンレスだったり。 削除

2013/11/27(水) 午後 8:38 [ ニハチソトノ100% ] 返信する

顔アイコン

高齢化もしかりですか、地方の隅々まで浸透した市街地の都市化も大きな要因です。



愚痴になってしまいますが、、、車高が低く馬力のない車なども雪国の生活では大変大変不便なのです。

長文失礼しました。 削除

2013/11/27(水) 午後 8:47 [ ニハチソトノ100% ] 返信する

顔アイコン

雷なってます
神奈川 冬でも雷なるんですね 削除

2013/11/27(水) 午後 11:29 [ ビックリ ] 返信する

顔アイコン

北海道です。近年のもれなく大雪には困り果て症候群。ついにこの度67万円投資除雪機。自宅はもとよりこ町内会ごみ集荷施設、お年寄り自宅周辺にと頑張ります。 北国オタスケ精神です。

2013/11/28(木) 午前 9:43 [ sengen ] 返信する

顔アイコン

今日のNHKの天気予報で、日本海の海水温が平年より高くなっているため、寒気が流れ込み安くなっている、という解説がありました。
温暖化で海水温が高くなると、日本は寒くなるのでしょうか?

当地の明日の最低気温の予想は-2℃です。
そろそろストーブを出さないといけませんね。 削除

2013/11/28(木) 午後 9:47 [ JQQD ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事