チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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仙台の平野です。

最近、言葉の使い方について、改めて気付かされることがありました。

先日、昼ニュース用の原稿を書いていた時のことです。
その日は、低気圧の影響で荒れた天気となっていました。
昼の時点で、雨はピークを過ぎていたものの、海上は波が高く、
波浪警報が発表されている状態です。

気象庁によると、警報レベルの高波は「昼過ぎ」までで、以後は注意報級の予想でした。
この場合、「昼過ぎまで高波に警戒」とするのが、おそらく正確な表現なのだと思います。
私も一度そのように書いたのですが、
「昼過ぎってもうすぐではないか?」と指摘を受けました。
イメージ 1
1日の時間細分図
(※気象庁ホームページより)


気象庁の時間細分では、「昼過ぎ」は、12時頃から15時頃までですから、
この場合、15時頃まで高波に警戒が必要という意味になります。

ですが、普段の会話で「昼過ぎ」といえば、12時半とか13時とか、せいぜいそれくらいです。
15時頃を昼過ぎとは、あまり言いません。

そこのところで、伝える側と受け取る側の齟齬が生まれて、
情報が正しく伝わらない可能性があるのではないかと思います。

「昼前」に関してもそうで、気象用語では9時頃から12時頃までですが、
普段の会話で「昼前」といえば、11時とか11時半とか、それくらいのイメージだと思います。

情報は、伝わってなんぼのもので、
いくら正確に言っても、伝わらなければ意味がありません。
特に、いかようにも受け取れる曖昧な言葉に関しては、
より具体性を持たせて、しっかり伝わるようにしなければならない。
これを気付かされる、いい機会になったような気がします。

「昼前」「昼過ぎ」などの表現は、普段の予報でも頻繁に出てきます。
おそらく、この表現はしばらく変わることはないと思いますから、
この機会に覚えていただければと思います。


平野 貴久

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