チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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盛岡の大隅です。
きのう(11日)の鈴木さんのブログにあったように、611日(月)、東北北部で梅雨入りが発表されたため、これで梅雨の発表のない北海道を除いた全ての地域で梅雨入りしたことになります。
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                                                      きのう(11日)の盛岡市

ここで気になるのが、気象庁が使う「梅雨入りしたと見られる」という表現です。
例えば、きのうの東北北部の梅雨入りを例にあげると、仙台管区気象台は「東北北部は、611日ごろ、梅雨入りしたと見られます」と発表しました。
はっきりと断定していません。
この理由は2つあります。
 
まず、1つ目としては、曇りや雨という梅雨の天気現象はゆっくり移り変わるため、ある1日をあげて、この日から梅雨入り(梅雨明け)とはっきり断定できないことがあります。
平均的に5日間程度の天気の移り変わりの期間があるとしています。
 
2つ目として、週間予報をもとにしているため、断定できないのです。
きのうの発表の中には、「向こう一週間、東北北部では前線や湿った空気の影響で曇りや雨の日が多い見込みです」と表記されています。
曇りや雨が続くという週間予報をもとして、梅雨入りを発表しているのです。
 
また、梅雨入りや梅雨明けの発表はあくまで速報値として発表されています。
実際には、「梅雨入り」発表後も晴れの天気が続いたり、「梅雨明け」発表後も曇りや雨が続く年もあります。
後日、気象庁は梅雨の期間の天気を再検討し、毎年91日ごろには、梅雨入りと梅雨明けの確定値を出しています。
その際、速報値を変更することがあります。
去年の夏、東北北部では、やませの影響があったため、速報値では82日に梅雨明けが発表されましたが、その後の見直しでは「梅雨明けは日付が特定されず」になりました。
 
最も大切なことは「梅雨入り(梅雨明け)」の日付ではありません。
気象庁が梅雨の期間を伝える一番の目的は「大雨の注意喚起」です。
梅雨は大切な水資源ですが、それと同時に、毎年のように大雨により土砂災害や川の氾濫など気象災害が起きています。
去年は、九州北部豪雨などが起き、多くの犠牲者が出ました。
今年は梅雨入り早々、台風5号からの湿った空気が梅雨前線の活動を活発にさせ、太平洋側を中心に大雨の所がありました。
 
大雨への備えはとても大切です。
ハザードマップや避難場所や経路の確認、非常用持ち出し品の準備、排水溝の掃除などを今のうちにしておきましょう。
 
 

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こんにちは。

確かに、大切なのは大雨への注意ですねぇ。
非常用持ち出し品のチェックを行っておきます。

2018/6/12(火) 午後 4:49 [ seylook ] 返信する

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一応、すべての地域で梅雨入りしたのですね。
梅雨入りしたとみられるという表現、私は全然違和感ないです。
大雨が起こりやすいので、その注意が大事なのですね。

2018/6/12(火) 午後 9:58 [ 佐尾 麻衣 ] 返信する

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