チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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こんにちは、福岡良子です。


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突然ですが・・・
純国産のコーヒーがあるのをご存知でしょうか?
それもなんと東京産まれ。
産地は、日本で初めてコーヒーが栽培された小笠原諸島。
通称ボニンコーヒーです。
(昔は無人島だったことから、ムニンがなまってボニンになったそう)
父島には“コーヒー山”なんて山もあります。

温暖な気候を好むコーヒー豆は、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近で栽培されていて、そのギリギリ北限が小笠原諸島なんです。
(詳しくは多胡気象予報士が以前書いた記事「奇跡の一杯 東京都産のコーヒー豆」をご覧ください。)






実際に私もボニンコーヒーを飲んできました!
先週ご紹介した父島の“時雨ダム”近くにぽつんとあったコーヒー屋さんUSKコーヒーさんにて。

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店長のゆうすけさんと奥さんと。
栽培から焙煎まで、コーヒーに関わるすべての作業を行うゆうすけさん。
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父島と母島にはコーヒーを栽培する農家が合わせて5軒ほど。
いずれも規模が小さく、島全体の栽培量は正確に把握できていないようです。



店内から見えるコーヒーの木。
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酸味が少なく、香りは高く、とっても飲みやすいボニンコーヒー。
こちらの農園のコーヒーは(基本的には)出荷しておらず、まさに“秘境の味”。
花はちょうど散ってしまっていましたが、これからは実を付ける大切な時期。
少しでも多くの方が楽しめるよう、これから台風被害が出ないことを祈るばかりです。




ちなみに…
コーヒーベルトがあれば、カカオベルトもあります。
南北緯度20度以内で、年間平均気温27度以上。
コーヒーベルトよりさらに限られた地域。
にも関わらず!
平塚製菓は2015年、母島で収穫されたカカオを使ったチョコレートの試作に成功。
2018年には商品化を目指しているそうです。


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小笠原諸島を走る車は「品川ナンバー」。
れっきとしたメイドイン東京。
コーヒーに続きチョコレートと、秘境の味に期待が膨らみます。



福岡良子

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「薄明」を楽しむ

仙台の平野です。

このところ、「日が長くなったね」「まだ明るいんだ」という声が周りから聞こえてきます。

私が担当している天気予報は、毎日18時45分00秒から始まります。
(時間が秒単位で決まっているため、これを「確定」と言ったりしますが)
毎日同じ時間にやっていると、外の明るさから、季節の移り変わりがよくわかります。

この時間、冬は完全に暗く、夏はまだまだ明るい。
今はそのはざまで、ちょうど日没の時間帯。「薄明るい」状態です。

日の出前や日没後の薄明るい状態を「薄明(はくめい)」と言いますが、
この薄明も調べてみると、いろいろと面白いことが出てきます。


薄明は3段階に分かれます。

1つ目は「市民薄明」
灯火なしでも屋外で活動できるくらい明るい状態。
日の出前・日没後30分程度。

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(5月22日19時06分 仙台)


2つ目は「航海薄明」
地平線や水平線が識別できるくらいの明るさ。
日の出前・日没後1時間程度。

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(5月22日19時23分 仙台)


3つ目は「天文薄明」
空の明るさが星明かりより明るい。(見た目はほぼ完全に暗いです)
日の出前・日没後1時間30分程度。

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(5月22日19時58分 仙台)


「市民」「航海」「天文」という言葉は、誰が考えたものかは定かではありませんが、
ネーミングにどこかセンスを感じてしまいます。

薄明に似た意味の言葉に「黄昏時(たそがれどき)」という言葉があります。
夕方の薄暗い時間帯を指す言葉ですが、
これは、夕方薄暗くなって、人の見分けがつきにくいことを、
「誰(た)そ 彼(かれ)は」と言ったことからきているそうです。

単純に「薄明」といっても、いろいろと奥が深いように感じます。

大都市では街の灯りに負けて、薄明を感じにくくなっていると思いますが、
旅行などで自然あふれる場所を訪れた際には、薄明にも注目してみましょう。
また昼間とは違う風景が見られるはずです。

ちなみに、薄明は英語で「twilight(トワイライト)」。
かの有名な寝台特急「トワイライトエクスプレス」は、直訳すれば「薄明急行」。
夕暮れ〜夜明けをメインに走る寝台特急らしい、なんとも洒落た名前です。


平野 貴久

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ランナーズマイスターの資格を持つ
走る気象予報士・村木祐輔です。

先週土曜日、東京で行われた企業対抗駅伝に
ウェザーマップの仲間と3チームに分かれて出場しました。

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(右上:集合写真の時にトイレにこもっていた清水予報士)

気温が30℃近くまで上がる厳しい条件の中、
一人5kmを5人でつないで、見事全チーム完走しました!


土日は関東だけでなく北日本でも気温が上がり、
岩手県奥州市で行われたマラソン大会では、
16人のランナーが熱中症の症状で救急搬送されてしまったようです。

実は北日本はこれからがマラソンシーズン。
夏にかけて大きなマラソン大会も各地で行われます。

マラソン中は、普段生活しているときよりも
熱中症のリスクが高まるのは言わずもがな。

「のどが渇く前に水分補給を」とよく言いますが、
のどの渇きを自覚した時には
すでに体重の約1%の水分が失われているといわれています。


このためマラソンでは、レース中の給水だけでなく、
レース前の準備も非常に重要です。

“事前”の水分補給

レース中はもちろん、レース前の水分補給も侮れません。
スポーツドリンクや経口補水液を
スタート1〜2時間前に500ml程度飲むのがオススメ!
温度は冷たい(5〜15℃)方が胃の通過が早く、吸収が早いといわれています。

さらに、大会3日くらい前から水分を多めにとり、
体内に水分を蓄える「ウォーターローディング」も有効だそうです。

環境に慣れる

なんといっても練習ですね!
ロードのマラソン大会では、
アスファルト面の輻射熱も加わります。
体力面の問題から練習が不可欠なのはもちろん、
体を暑さに慣れさせておくこと
当日の熱中症を防ぐことにつながります(暑熱馴化)。


また、高齢者、肥満、高血圧の方、
以前に熱中症を起こしたことのある方、体調不良の時などに
熱中症は発症しやすくなりますので特に注意してください。

あとは天気予報をしっかり確認して、
適切な服装でレースに臨みましょう!!




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宮崎です。きのうは東京都心で今年初めて30℃以上の真夏日に、群馬県館林市では、35.3℃を観測し、全国で今年初の猛暑日となりました。きょうも真夏の暑さとなるところがありそうです。暑くなるこれからの時期注意が必要な雲。それがこちら!
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(2015年8月撮影:過去に書いた記事→https://blogs.yahoo.co.jp/wth_map/63790245.htmlより)
積乱雲です。ご存じの方も多いと思いますが、積乱雲は、雷のほか、竜巻などの激しい突風、急な強い雨、ひょうなどをもたらす危険な雲です。地上の気温が上がると、上空との気温差が大きくなります。
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地上と上空の気温差が40℃以上になると、大気の状態が非常に不安定になって、局地的に積乱雲が発達しやすくなりますので、これからの時期は注意が必要です。こちらは、5年ほど前の7月に、お台場から神奈川方面を撮影した写真です。時系列で追って見てみましょう。
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① 濃い白色の雲が、もくもくと上を目指して発達中です。
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② 雲は、空の天井部分(対流圏界面)まで成長していきます。天井部分に達した後は、上にはすすめませんので「かなとこ状」に平らに広がっていきます。
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③ 最盛期です!雲頂付近の雲が、ほうきで掃いたようにシュシュッと広がって、色も薄くなっているのがわかります。(水蒸気の密度が少なくなっているということです。)この後は、積乱雲は次第に衰退していきますが、後ろには次々と別の雲が成長しています。この写真1と3を撮影した時間の間隔は30分。30分でここまで成長します!積乱雲は遠くから見ると白くて綺麗ですが、雷を伴って雨を激しく降らせるような雲です。近くでは、もくもくとした黒い雲に見え、ヒンヤリとした風を吹かせたり、雷鳴を響かせたりしているので、すぐに雨雲だとわかると思います。晴れていても、気温が上がるとこのように局地的に活発な積乱雲が急発達することがあります。
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きょうも気温が上がりますので、午後は東日本の山沿いを中心にで、このような雲が発生するおそれがあります。暑くなるこれからの季節は、改めて、晴れていても、空模様の急変にご注意ください。宮崎由衣子(http://www.weathermap.co.jp/caster/miyazaki-yuiko/

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河津です。
先日、サイエンスライターの吉成真由美さんが各国の知識人にインタビューを行った「人類の未来」という本を読みました。副題に「AI、経済、民主主義」とあるように、現在と未来のテクノロジーや政治経済について、各分野の大家といえる人々からの知見がつづられています。

また、それらの分野以外にも、気候変動について語られている箇所がありました。もともとは数学者であり、言語学者、政治学者でもあるノーム・チョムスキー氏は、気候変動はデッチ上げだとするトランプ大統領の主張に対して警鐘を鳴らしています。

例えば、共和党の候補者全員が、気候変動に対して何ら対策を講じる必要がないという立場でした。そのほとんどが、気候変動そのものに対して、疑問の目を向けています。気候変動があるという立場をとる候補者であっても、化石燃料の使用をやめるとは言わない。これは過去20万年における人類最大の危機でしょう。あと10〜20年の間に、気候変動による難民が、バングラデシュの海岸地域などで大量発生すると予想されています。南極の氷が解けることによる海面上昇によってです。


一方で、数学者で理論物理学者、宇宙物理学者のフリーマン・ダイソン氏は気候変動が存在することは認めつつも、政治的な問題になってしまっていることについて批判をしています。

問題は、あまりにも多くの時間と努力が、この地球温暖化の議論のために使われているということです。森林伐採や、野生動物の破壊、生息環境の破壊など、他にもたくさんの環境問題があります。実際に被害が生じているところに、はるかに多くの真摯な注意を払うべきです。残念ながら、気候についての議論が政治的な協議を占領してしまっていて、公衆衛生や広域伝染病などへの注意がおろそかになってしまっています。私たちが対処しなければならない、はるかに重要な案件が山積みであるにもかかわらず。悲しいことです。

また、現段階では気候モデルが現在の気候を理解するうえでは役に立つものの、実際の世界を予測をするには複雑な事柄が多いため、無力であるとも主張しています。


私は研究者ではないため、(当たり前ですが)独自の研究から気候変動に関して意見を述べることなどできません。ただ、気候モデル予測の確からしさの検証と、気候変動と政治的主張の切り離しは必要だと考えます。短期的な利益を追求するのではなく、長期的で多角的な視野を持つことが大切なのではないでしょうか。






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