チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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雨の皆既日食

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森田正光



7月22日は、私にとって今年一番悔しい思いをしました。


上海(湖州)での皆既日食です。



いまから18年前、1991年にハワイで皆既日食がありました。
テレビの取材で行ったのですが、結果は皆既寸前までは
雲の合間に見えていたのに、皆既の直前から曇って、
ただ空が真っ暗(強雷雨時くらいの暗さ)になって、
おしまい。


このとき、近くにいた御老人が声を出して泣いていました。
その訳を聞いてみると、『自分が次回の皆既日食を見る可能性があるのは、
2009年。年齢を考えると、とてもそれまで生きているとは思えない。』

つまり、御老人にとってはラストチャンスとのことでした。


今回の上海(湖州)は、はじめの頃は雲の切れ間から何回も
部分食が見られ、そのたびに歓声が上がったりもしました。
しかし、皆既が近づくにつれ雲が厚くなり、そのうち雨もポツポツ
降るようになってきました。


やがて、皆既。西の空から闇が迫ってきました。本影錘(ほんえいすい)と
呼ばれる、月の影です。本影錘は曇りの時でもはっきり分かるのが一種の救いでした。


皆既時は、真っ暗という表現が当たっています。完全な闇では
ありませんが、となりの人の顔も判別しにくいほどです。


ところで皆既の時には、動物の鳴き声が止んだり、逆に鳴き声が
騒がしくなったりすると言いますが、今回はそれらの声は聞こえませんでした。


ただ面白いなと思ったのは、近くでビルの建設工事をやっていたのですが、
その工事の音が、日食中も皆既中も消えなかったのです。


皆既中の暗さの中も、ライトをつけて工事をやっていたわけで、
これはある意味凄いなと、思いました。生産ということに関しては、
日本は中国に負けると、漠然と感じました。


それにしても今回の日食は悔しい経験でした。
19年前の皆既日食の曇天は、まだ余裕がありました。
いつか見られると、、、、。


ひるがえって今回、土砂降りの皆既日食に遭遇し、
私はやっと、ハワイの御老人の立場を理解できたように
思います。


日本付近の次回の皆既日食は2035年。私は85歳。
無理だろうなぁ・・。


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今日も西日本は大雨に警戒が必要です。

気象庁の警報・注意報一覧
http://www.jma.go.jp/jp/warn/

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