チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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センター試験1日目が始まりました。

けさ(15日)は北陸や北海道の一部で大雪や吹雪となっている所がありますが、
全体的には比較的、落ち着いた天気となっています。

南岸低気圧の影響で雪が心配された西日本でも、
午前9時の段階ではまだ雨の所がほとんどとなっています。

しかし、荒天はすぐそこまで迫ってきています。

きょうの午後からは朝鮮半島経由の強烈な寒気が西日本を直撃する見込みです。

上空の寒気の流入には色々なパターンがありますが、
今回の特徴は下層と呼ばれる上空1500メートル付近の寒気が極めて強いこと。

この寒気の強さは半端じゃありません。

今夜21時の予想では、
九州北部や中国地方に−15℃〜−18℃の寒気が流れ込む予想ですが、
1957年以降の低温記録を調べてみると、
福岡−17.3℃、米子−17.2℃、鹿児島−14.0℃となっており、
今回、西日本へ流れ込む下層寒気は過去最強クラスとなる可能性があります。

また、あす朝になると、
南西諸島にも−3℃〜−6℃の寒気が流れ込む予想で、
同じく、名瀬の記録は−6.7℃、那覇の記録は−4.2℃ですから、
南西諸島でも過去の記録に匹敵する下層寒気の氾濫があるかもしれません。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/upper/index.php

上層寒気は雪雲を発達させるのに顕著な働きがありますが、
下層寒気は地上の気温と密接な関係があるため、
下層寒気が強ければ強いほど、地上付近でも極めて低温の状態となります。

福岡で上記の低温を記録した1977年2月16日には、
福岡の最低気温が−5.2℃、最高気温は−1.3℃の真冬日となっており、
観測史上最も低い最高気温の日となっています。

とにかく、今回は相対的に西日本での低温傾向が顕著で、
今夜以降は平地の広い範囲で雪を伴い氷点下の気温となるでしょう。

路面の凍結が至るところで起こる可能性が高く、
ノーマルタイヤで走るのは極めて危険になります。
スタットレスでも過信は禁物と言えるでしょう。

受験生の皆さん、
明朝は雪国だけではなく、
西日本や東日本の広い範囲で、
交通機関(空の便、高速道路、JRなど)が大きく乱れている可能性があります。
十分にお気を付け下さい。

ちなみに、あす(日)の予想最高気温は、
1℃…福岡、山口、松江、鳥取
2℃…長崎、熊本、佐賀、京都
3℃…高松、広島、岡山、名古屋
などとなっています。

低温、吹雪、大雪、暴風、高波などに警戒してください。
http://www.jma.go.jp/jp/kishojoho/

(上図は気象庁発表資料に加工了承済み)
http://www.etenki.net/web/team_morita/sugie.jpg杉江勇次(すぎえ・ゆうじ) お天気キャスター、気象予報士。株式会社ウェザーマップ所属。日本テレビ「ズームイン!!サタデー」(土)、「NNN Newsリアルタイム・サタデー」(土)などに出演中。趣味はスキー、ドライブ、ドラム演奏。千葉県出身、B型。やってみたい天気予報は「ドラムで天気予報」。雷の時は激しくシンバルを打ち鳴らす!」切れ味鋭い気象解説にも定評アリ。

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