チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

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こんにちは、宮城の小杉です。
 
おととい蔵王連峰の中腹にあるスキー場に行ってまいりました。蔵王山は先週平野さんが書いたように、小規模な噴火のおそれがあるとして噴火警戒レベルが2に引き上げられています。
 
イメージ 1
(みやぎ蔵王えぼしリゾート)

ただ、現在警戒が必要とされているのは想定火口域から1.2kmの範囲内で、このスキー場はその範囲から外れているため通常通り営業を行っています。また先日気象庁が上空から蔵王山を観測したところ新たな噴火口は見当たらなかったとのことです。
 
 
残念ながら火山はいつどこで何が起こるか、人間にはまだ正確に予測できません。噴火警戒区域外でも「絶対安全!」とは言えないでしょう。
また今年は雪が多く積もっているため、仮に今噴火が起きれば、積もっている雪が一気に融けて麓を襲う融雪型火山泥流が起こるおそれもあります。
 
ただそうした中で、どこがどの程度危険なのかを知らせるものが「噴火警戒レベル」です。

イメージ 2
(気象庁HPより引用・加工 蔵王山は赤枠で囲ったレベル)
 
区域外で必要以上に警戒をしては噴火警戒レベルの意味がありませんし、また地元自治体も万が一に備えて地元住民やスキー客・温泉客を避難・誘導する仕組みもできているとのことです。
 
ところが残念ながら既に麓の温泉街では予約のキャンセル等が発生していまっていて、中には「もう噴火はおさまりましたか?」」と質問された方もいらっしゃったとのことです。(まだ噴火はしていません)

「君子危うきに近寄らず」とは言いますが、正しい情報を得ずに、危うさの程度や範囲を理解しない状態は「裸の王様」でしかありません。

イメージ 3
(麓の温泉街から見た蔵王連峰)
 
今後も蔵王山の動向には注意が必要ですが、それはどこの火山においても同じこと。気象災害も同じですが、正しい情報を元に、正しい恐れ方をする必要があるのではないでしょうか。


小杉浩史

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