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群馬の旅 上毛カルタ紀行 19枚目の札「て」は、 「天下の義人 茂左衛門」です。 今から約300年前、一人の農民が殿様の悪政を正すべく 立ち上がった。 その人の名は、「杉木 茂左衛門」 カルタに詠われた、義人茂左衛門。 僕は、茂左衛門さんの名前しか知らなかった。 どんな事をしたのか人なのか、今回の旅はとても興味深かった。 「義人 茂左衛門」探求の旅。行ってみましょう! 群馬県月夜野町出身の茂左衛門さん。 出身地にある茂左衛門千日堂に着きました。 隣にある資料館。 ローカルで手作り感の強い資料館です。 館内の案内と説明をしてくれた高齢の女性は、 「茂左衛門様」と呼び、義人を崇めていました。 こちらは義人ゆかりの地の案内図。 これは手作り。地元の人の気持ちが伝わります。 そして壁に飾られる絵は、茂左衛門さんの物語絵巻。 それでは、義人 茂左衛門のお話の始まりです。 1660年頃、沼田領五代目藩主に真田信直が就きます。 真田家は信州の出、先祖真田昌幸は武田信玄の家臣として功績を挙げ、 生国上田と群馬沼田の地を領土とします。 当時沼田城は北条家、隣の名胡桃城は真田家が陣を取っていました。 真田方は、豊臣秀吉に願い出。秀吉は北条氏を制圧。 真田家は沼田の地を安堵の地としました。 見事沼田城5代目当主となった真田信直は、贅沢三昧の日々。 信直の悪政が始まります。 3万石しかなかった沼田領の再検地を行い14万石とし、 5倍の増税をかけます。 伊賀枡。 年貢取り立て用の枡ですが、普通の伊賀枡より底が深く出来ています。 この他にも農具や藍染の着物、子供の産毛にも税金をかけ、 徹底的に農民から年貢を搾り取りました。 そして強制労働も強いられます。 税金を払わなければ容赦ない拷問が。 沼田領177村の農民達は死ぬか夜逃げするしかありませんでした。 そんな農民達の為に命をかけて立ち上がったのが、杉木茂左衛門です。 茂左衛門は五代将軍綱吉に真田信直の悪政をやめさせるべく直訴に向かいます。 しかし、江戸城では門前払い。 将軍が農民の話に取り合うはずもありません。 しかし、諦めるわけには行かない。 知恵を絞り、何とか将軍に惨状を伝えなければならない。 茂左衛門は訴状に金菊の紋章を付け、高蒔絵の文箱に納め、 上野輪王寺宮御用箱に似せて作り、 中仙道板橋の茶屋にわざと置き忘れます。 これは大変な忘れ物と、茶屋の主人は輪王寺に届けます。 見事、茂左衛門の訴状は綱吉に届きます。 真田信直は幕府から罰せられ、沼田城は破却となります。 茂左衛門は暫く姿を隠していましたが、故郷の様子を見る為 夜更けに妻子の待つ我が家へ。 本望を遂げ、妻子と再会した後自首する為に夜明けには家を出ます。 家を出て、小袖坂と言う坂まで来た時 「御用!」の声が。 茂左衛門の留守中、作男として働いていた男は幕府の隠密でした。 直訴は重罪、茂左衛門は江戸に送られ所成敗となります。 1682年12月5日 茂左衛門(享年48歳)は妻と共に、月夜野橋の竹の下の河原で処刑されます。 以前から領内の名主達からは減刑の懇願があり、幕府は処刑当日に早馬を走らせ 減刑を伝えますが、時既に遅し。 月夜野の一里手前で処刑の知らせを聞いた使者は、 「面目なし」とその場で切腹。 茂左衛門の直訴状を代筆した僧侶も石詰めの刑に処された。 命がけで177村の農民を助けようとした茂左衛門の戦いは終わり、 茂左衛門の願いは叶いました。 茂左衛門は現在も月夜野の英雄です。 地元の人達は「茂左衛門様」と呼び、 処刑場跡や千日堂をお参りを欠かさないようです。 「天下の義人 茂左衛門」 また一つ、群馬の歴史を知る事が出来ました。 群馬の旅 上毛カルタ紀行 20枚目の札「と」は、 「利根は 坂東一の川」です。
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花粉さん はじめまして!
コメントありがとうございます。
郷土の歴史を探るのは楽しいし勉強になります。
僕も群馬の歴史は知らない事ばかり。
カルタ紀行も半分まで来ました。
最後まで「和算」まで頑張ります(^^)
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:16
いなみ先生 こんばんわ!
その通りだと思います。
この頃1600年頃はヨーロッパでも
革命が起きたり、人間が人間である事を
訴え始めた時代ですね。
みんな先人が切り開いて来た事。
感謝ですね(^^)
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:19
マスターさん こんばんは!
この時代に直訴は、ものすごく勇気がいることですね。
世のため人の為とはこう言う行動を言うんでしょね。
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:22
eruちゃん こんばんは!
こんな時撮り方はどうでしょう。
出かける時にいつも絵札忘れちゃって(^^)
人の命がどれだけ軽く扱われていたかわかるよね。
「ルール オブ メン」
殿の為の法律。一人の人間の為に多くの犠牲が払われていた時代。
今は幸せな時代だね(^^)
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:26
レッドトパーズちゃん こんばんは!
悲しい最後だったけど、一人の男が命をかけて戦った。
茂左衛門、すごい人。
今でも地元の人に大事にされている、わかる気がするよ。
「罪人としての最後だったのが悔しい」と
案内の女性が悔しがっていたのが印象的でした。
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:31
ママゴンちゃん こんばんは!
カルタ紀行も中盤に入ってきたよ。
月夜野のヒーロー、茂左衛門。
カルタ紀行の中でも印象に残る一枚になりました。
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:34
mocoちゃん こんばんは!
月夜野は新潟との県境に近い山奥の町。
こんな田舎町にすごい人がいたんだね。僕も知らなかった。
今の自由で努力次第で切り開ける時代も
沢山の人の努力と犠牲の上に成り立ってるんだね。
カルタ紀行も後半分。もっと色んな事を知りたいな。
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:43
Jちゃん こんばんは!
デカルトは言いました、「我思う 故に我あり」。
自分が人間で、本来自由で権利もあるのだと
世界中の人が気付き訴え始めた時代。
庶民が自由を得て、ルネッサンスや産業革命で花開く
時代でもあった。
日本にも、茂左衛門の様に権力と戦う人が出て来た時代だった。
世界が同時に目覚める予期だった気もするね。
地元のヒーロー茂左衛門。これからも語り継がれていって
欲しいね。ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:49
チョコのりちゃん こんばんは!
昨日半日仕事して、カルタ紀行に行ったら
こんな歴史に出会えたよ(^^)
いつの間にか権力者だけが栄華を誇り、
犠牲になる民が膨大に増え、犠牲の上に
一人の人間が贅沢をする悪しきサイクルが出来ていたんだね。
同じ人間が、これだけの差の中で暮らしていく事に
限界を感じる時期だったんだろうね。
罪人ではなく英雄として語り継がれる。
月夜野の人達に気持ちに感動(^^)
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 1:55
hiromiちゃん こんばんは!
こうして悪は裁かれた。映画の様な話だね。
今や空前の武将ブーム。
カッコイイばかりが取りざたされているけど
悪い武将もいたんだね。
名君と呼ばれた人もいたろうけど、
真田信直の様な悪い殿様も少なくなかったろうね。
今の平和な世の中を見て、茂左衛門さんも喜んでるでしょう(^^)
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 2:00
尋凛ちゃん こんばんは!
僕も札でしか知らない人でした。
こうして探ってみると、上毛かるた一の英雄は
茂左衛門さんじゃないかと思うよ。
ソクラテスもプラトンも世の中を良くしようとしたけど、
ここまで命がけではなかったろうね。
月夜野の英雄に感動の旅でした。
次は利根川、長い旅になりそうです。
[ ルーレナ ]
2009/9/8(火) 午前 2:06
見落としてたね・・・ごめんね><
見入ってしまったよ〜^^
しられてない歴史って、沢山あるんやな〜って思ったよ。
男気っていう言葉ではすましたらあかんけど・・・
すごい人やね〜。
2009/9/9(水) 午後 11:29
ポチ
2009/9/9(水) 午後 11:30
naluママちゃん こんばんは!
飛ばされたー、と思ってたよ!
読んでくれてありがとう(^^)
群馬県民でも知らない話だけど、
こんなすごい人がいたんだね〜。
茂左衛門さんのファンになりました。
ポチ☆ありがとう!
[ ルーレナ ]
2009/9/9(水) 午後 11:33
何気に上毛カルタの絵札見てたけど、
こうやって見るとそのままきちんと描かれているんですねΣ(●゚д゚●)
ヒーローだったのね・・・確かこの名前は、カルタをやらされてる子供たちから
からかわれてた気がするけど(。・艸・)
[ 黒にゃん ]
2009/9/11(金) 午前 9:09
初めまして*^^*
ランダムで飛んできて、「上毛かるた」という言葉に惹かれ
地元の札にコメント残しに来ました
茂左衛門地蔵尊のすぐ側に住む者です。
数年前までは、私の祖母がそこで働いていました。
茂左衛門様の事は、昔祖母から話を聞いた覚えがあります
小学生の時、グループ学習で調べたこともありました
しかし最近は、地元でも知らない人が多くて、少しさみしいです。
それなので、こういう風に取り上げてくれる方が居ると嬉しくなります^^
[ 芦崎空希 ]
2010/1/24(日) 午後 9:22
空希さん はじめまして。
群馬の人に見てもらえると
とてもうれしいです。
旅をした時、地元の人がとても親切で
「茂左衛門様」と呼びながら
道を教えてくれたのがとても印象的でした。
僕が行った時に、茂左衛門地蔵尊で説明してくれた
女性もとても親切でした。
訪れる人が少なくなっても、
茂左衛門さんは、群馬のヒーローですね。
[ ルーレナ ]
2010/1/24(日) 午後 9:44
こんにちは。
ぼくも群馬です。
とても丁寧に
お調べになっているのでリンク貼らせて頂きました。
http://blog.livedoor.jp/ftwrecord/archives/51747117.html
あんな時代に勇気ある行動
想像を絶します。
[ ftwrecord ]
2011/1/18(火) 午後 4:03
ftwrecordさん はじめまして。
コメントありがとうございます(^^)
[ ルーレナ ]
2011/1/19(水) 午後 10:06
そんな歴史があったのですね
(T-T)
詳しく知らなかった自分が
恥ずかしいです(;_;)
泣いてしまいました(T-T)
このブログを群馬の友達にも
お知らせしないと!!
色々教えて頂き
有難うございますm(__)m
[ 伊藤れい子 ]
2018/12/9(日) 午前 7:07