愛情で、その日暮らし。

必ず誰かしらからの愛情があったから ここまで生きてこれた。 過去も、今も。

母親との数ヶ月

[ リスト | 詳細 ]

3年間、腹膜癌で闘病し他界した母親の傍にいて
感じたことや知ったこと、思ったことを書いてました。
記事検索
検索

全12ページ

[10] [11] [12]

[ 前のページ | 次のページ ]

優等生気質

オカンの優等生気質。。

離婚して、なんせガキ二人を食わせていかなきゃいけない!
ってなった頃からは
そんな気質感じなかったけど、
病気になってからは感じる。

他人に辛い顔は見せない。
医者にメンドクサイとは思わせたくないから、
診察時間はホント短い。
処方されてる大量の薬もだいたいキッチリ飲む。
その他いろいろ。

たぶん
学生の頃、予習バリバリやってくタイプだったな。
もし同じクラスにいたら、オレとは絶対友達になってくれない女子だな。



食べることが大好きな母親なんだけど、
先週食べれなくなって病院に運ばれた。
家に帰ってきてからの母親は
まさに優等生。

無茶をせず、
スープ一口とかお粥少々とか、
数日ゆっくりとリハビリに励んでくれた。
きっと
オレの買ってくる
スープやお粥や…なんやかんやシャバシャバ系なモノなんか
美味しくもないだろうし、気持ちも上がらないだろうけど、
文句も言わず。

その結果、
“水を飲んでも吐く”が、
なんとか少しのシャバシャバなら胃に収めていられるようになった。


「よかったね」って言ったら
なんだか涙が出た。




深夜、
寝れなかったみたいだったので
少し話そうぜって声をかけた。


『明日は野菜いっぱいのラーメンが食べたいな。』
「チョーシ乗んなっつーの。」
『チョットにするから〜』
「ハイハイ、作りゃイイんでしょ。半分はオレが食うからなっ。」



夜が明けた。

イメージ 1

昨日、
病院帰りに、スーパーついでにコンビニに寄った。
母親がまったく何も食べれないので、
お湯で簡単に作れるスープ的な物を買いに。
スーパーに、あんまり無かったので。

イメージ 1

まぁ、結局こんなベタなのしかなかったけど。

で、
他にビールやら…ビールやらを買ってレジへ。

そしたらなんかのキャンペーン中で、クジが引けた。

どうせまぁ『ハズレついでの応募券』的なオチだろうな
なんつって
箱に手を突っ込んで一枚引き上げた!




………。







イメージ 2

マジ?!

ポタージュ・ポタージュ・ポタージュやん…。

どんだけオレ、ポタージュ好きで必死やねん!

店員さんに
「今引き換えていかれますか?」とかサラッとわざわざ聞かれるし、
そりゃまぁ、聞くわな。
シッカリ買ってるからな。
軽く恥ずかしかったわ
オレのこの
軽い“引き”の強い弱い。

緊急入院?!

昨日から物が食べれなくなってた。
水を少し飲んだだけでも、もどしちゃう。
で、
「明日病院に電話しな〜」なんつって
今日、
母親の友達が来ていたので、オレは寝てた。

12:30頃
『“今から来て”って言われたけど…』
って起こされた。
滅多に無いくらい深く眠っていたオレは
「15:00なら行けるよ」
って答えてまた目を閉じた。

寝たばっかりとか、シャワーを浴びたいとかが
意識の先にきていたから。


……ってアカンやんッ!!!

すぐ起き上がったけど、母親はもうそこには居なかった。

すぐ行く行く!
って言いに行こう
と思ったけど…ちょっと待てよ?
できるだけ早く行った方が良い のは当たり前。
しかしオレはグダグダだ。
あ、
タクシーだ。

「すぐタクシー呼んで行きなよ」って言いに行ったら
母親は小さなスーツケースに荷物を入れてた。

「なにしてんの?」
『うん。“緊急入院の用意してきて”って言われたから。。。』
「あ…そう。。」



結局、
友達に付き添ってもらってタクシーで先に行かせて
オレはシャワーを浴びて、入院用の荷物を車に積んで後を追った。

病院に着いたら
母親は緊急の部屋のストレッチャーに寝かされて点滴を打ってた。
もうレントゲンやらなんやら、検査は終わって結果待ちの状態だった。

付き添ってくれた友達に頭を下げて、付き添い交代した。

オレの今日のダメさ加減に対して
自分の中で自分にイライラはしていたけど
爆発しそうではなかったから素直にそこに居れた。

オレが爆発してもバカだしね。


久しぶりに点滴を打ってる最中の母親の横に座って話をした。
抗癌剤を打ってる時にはよくあるシチュエーションだった。

『血管探すのに5回も針抜き刺しされたよぉ。男はやっぱダメだねぇ。』
「なんかこの状況、懐かしいね」
『もうあんまり固形物的なご飯食べれないかな。。 …うどんは平気よね。』
「“のどごし”かっ。 あんまり噛まないだけに一番ダメなんぢゃね?」
『ラーメンは…』
「同じぢゃね?」
『なんかお腹空いてきちゃった。』
「フフ。」



結果、
腸閉塞にもなってなく、
腹水がスゲー溜まっているから、内臓が圧迫されてのナンダカンダ
ってことで、
新たにいろんな薬を処方してもらって、入院はせずに無事家に帰れた。
二人とも一先ず安心した。


母親を家の前で降ろして、ひとりでスーパーに買い物に行った。

買い物が終わり、
家の駐車場に車を停めてエンジンを切ったら、
いろんな感情が一気に溢れてきた。

しばらく車の中でボ〜っとフロントガラスの向こうの西日の空を眺めた。


イメージ 1

って
今更だしダサいタイトル。

だけど
ホント
言いたくなるわ。

オカンもブログを書いてます。
『腹膜ガンからの逃亡中』
http://blogs.yahoo.co.jp/kunichan612/21240152.html
興味があったら覗いて見てみてください。

って
そんな宣伝はどーでもよくて、


こ・れ・がッ
なんか
慣れてないから、ヘンな感じがしなくもないぃ〜・・・


同じ家に住んでて
病気の母親と息子。
仲良いのよ、本当に。
病気の母親だろうが、放蕩息子だろうが、
お互いを尊重し合って暮らしているし、
会話は多いし。
関係的に、こんな状況でも、うまくやってる。

そこに“お互いにブログ”!!!


なんでブログやるのか???って
そこは母親もオレも
パーソナルな部分の話で、
やりたいな
そこに何かあるんだかないんだか
ワカンナイけど書きたいな
的に
お互いの存在とは関係なくやってるんだけど、

まぁ〜、そうは言っても
お互いのブログ、読んじゃうね。

いろいろ
一日、
あーだこーだ、あーでもないこーでもない
母親とのコミュニケーションがあって
部屋に戻って、習慣的にPCを立ち上げる
なんだかんだの流れの中でオカンのブログを何気に開く
そこにはいつもと違った“個人”がいたりする。
“母親と息子”だから
普段はなかなか聞けない感傷的な事など、そこに書いてあったりする。

それはね、
そこまでだったらなんにも微妙でもない
むしろイイ話に思えたりもするのよ。
母親の、まったく個人的な部分、
いなくなる前に知れて良かったと思えたりするしね。

でも
オレのブログ。

同じように個人的なエッセンスを散りばめますわ。
拙い文章だから
そうは思ってないのに、
「苦労話」的なニオイが乗っかってる感じなモノになっちゃう。

それはねぇ…
あんまりねぇ
母親であり病人であり
普段から
「いいんだ。そうじゃねぇ。気にしないで。」と言い聞かせてるけど
私のせいで苦労かけちゃってゴメン…
なんてどっかでは思ってるオカンには
読み難いモノだったりするかもなぁ。。。

とか
思ったり思わなかったり。



っつーワケで

はいオカン!
あんまり良い気分にならないようだったら
読まなくてイイから!
ほら!
早く!
閉じて閉じてっ!

後でちゃんと喋るからぁ〜。

付き添い

病院の待ち時間。

“待ち時間”に対して、付き添いは何もやれない。


緩和ケアになって毎回実感する。



国立がんセンターでも、とにかく待たされたし、待った。
でもがんセンターの時は、
建物内にいる人みんなに、何か共通したものがあると感じられたし、
“患者と医者”だけが完璧に要だったし、
母親に“バリバリ治療中”の実感があっただろうし、
できるだけシッカリしてるように見せてくれる母親だから、
付き添ってるオレは、あまり辛くはなかった。

自分達が最初、予約じゃない飛び込み的な外来で診察してもらったから、
その時きっと、その分待ち時間が長くなった人がいただろう
今はこっちがそういう時なんじゃないのかな
なんて思えた。
自分達の前に診察室に入った人がやたら長くても、
初めは不安が凄いだろうし、聞きたい事沢山あるだろうし、
言われる事、沢山あるだろうし、
冷静になれるどころの騒ぎじゃないだろうし
しょうがないよね
って
フワッと母親に語りかけれたし、
母親も解ってた。


でもなんか…
緩和ケアの待ち時間は。。。


今日は、30分待った。

たかが30分。
がんセンターの時だったら、
当たり前のように「たかが30分」だったんだけど…




内科の中に“緩和ケア科”がある。
1番から6番の診察室がある中、5番ひとつが緩和ケアの診察室。
だから普通(?)の患者さんも緩和ケアの患者さんも
名前を呼ばれたらそれぞれのドアの前で、
“次”の状態になって横並びになってる長椅子で順番待ちをする。


『緩和ケア』と書かれたドアを目の前にして待つ。

母親は、辛くて座っていられなくて長椅子に横になっちゃってる。

「今中にいる人、きっと今日初めてなんだよ」

オレは自分に言い聞かせてるだけになった。

隣の診察室待ち患者さんが来たから
座る場所を空けるため、横になってた母親は身体を起こす。

「言えば横にならせてもらえるトコ、あるんじゃないの?」

誰かに声をかけようとするオレを弱々しく制止して
「次だし…。
 いろいろ… 大変で… 聞きたい事とか… 長引いちゃうんでしょう…。」



目の前のドアを叩き開けたくなる衝動


ドアのくもり硝子に少しだけ映る人影から感じる不安


横にいる母親に何もやれない  付き添い。。。

全12ページ

[10] [11] [12]

[ 前のページ | 次のページ ]


.
あきこ
あきこ
女性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事