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入院中でも書けたらいいな。
母親は、ブログを始めたときからそう言っていた。
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ってなワケで
それでダラッとひとネタ。
病院に向かう途中、首都高の渋滞にハマッている時
この入院中、初めて母親から携帯にメールが届いた。
「今日は来れないの?」
18:00の晩ご飯の時には間に合うつもりで家を出たけど
10分ぐらい遅れた。
病室に着いた時
母親は一人で晩ご飯と向き合ってたけど、
「わたし今、ハンガー・ストライキ中なの」
と言ってそこを離れた。
なにを言ってんだ?と思いながら、チラッと茶碗を見たら
昨日は流動食だったのが、今日は三分粥になってた。
お、おぉ…
がんばれ。。。
病室から
談話室というか広いリビングみたいな所に移動した。
晩ご飯の時間帯のそこは
一人ご飯の時はここで食べる 的な人がいたり、
ボランティアの人とか食事を手伝ってる看護婦さんとか
お見舞いの人とかもいたり、
テレビもついてて
病棟は、いつもホントにすごく静かなんだけど、
晩ご飯の時だけは、
少しだけ“日常の賑やかなご飯時”みたいな雰囲気になる。
その中で
別に悪い雰囲気とかを出してるワケではないけど、
ベッドに寝てるよりかはマシ〜 な顔をして座っている母親に
携帯を使いだしたとういこともあり、
ブログ、UPしたかったらいつでも言ってね。いつでも付き合うから。
と言ってみた。
大部屋に置いてある『入院についてのご案内』には
“パソコンは1階のをどうぞ”的なことが書いてあった。
確かに病室にもリビングにもパソコンを使える感じは無い。
あったとしても、パソコンは持ってきてないし。
緩和ケア病棟は10階だ。
1階のパソコンはエレベーター・ホールからちょっと歩かなきゃいけない。
癌でハンガー・ストライキ中の母親には、
10階から1階のそこまで歩いていくのは、冒険だ。
まぁ、多少元気になって、1階まで下りて行く気になったらね
とオレが言ってる最中の
“下りて”ぐらいのところでクイ気味に
「行く。」
即決。
今。
お、おぉ。。
一応、看護婦さんに
体力とか薬のこともあるし、下まで行っても平気か聞いたら
平気だけど、念のために車椅子を貸してくれるとのこと。
お〜 なるほどぉ〜。
あ、いや
まてよ…
あのひとのことだから、下手に車椅子なんて持ってったら
「そのぐらい歩けますっ。 失礼なっ。 ぷぅ」
なんて、ふくれちゃうんじゃないかなぁ。。
って車椅子を前に少し考えてたら
とりあえず持っていって、疲れたら座って帰ってきたらいいじゃないですか
と看護婦さんのナイス・アドヴァイス。
そっか。
オカ〜ン、車椅子貸してくれたから、疲れたらこれに座って帰ってこようね〜
とオレが言ってる最中の
“オカ〜ン”ぐらいでもう座ってた。
クイ気味とかのレヴェルじゃないね。
ま、
そりゃ身体キツイですものね。。
そんなこんなで、人生初・車椅子押し。
何かシックリきたけど、
まぁ〜緊張緊張。
エレベーター待ちしてる時の、車椅子とオレの立ち位置の正解もワカンナイし、
いつも目にしてるのに、エレベーターの中での位置取りも判らなくなるし、
スピードもねぇ?段差とかねぇ。
どうやら方向が定まってない押し方をしているみたいで、
すれ違おうとする人達がみんな、あっち避けこっち避けどっち?!ってなってた。
でもまぁ
なんとか無事に到着。
インターネット・10分100円。
300円投入して
はいどうぞ。
妙に姿勢が良いんだよなぁ…
写真を意識したポーズとかじゃないんだけどね。
パッと見、病人じゃないみたいだ。。
帰ったら画像のUPしてねと頼まれ、終了。
さて。。
帰りか。。
何かシックリくるんだけど、
まだ車椅子を押すのにドキドキしてた。
10階に到着。
まだまだっ、家に帰るまでが遠足だからっ
ってぐらい緊張してた
つもりだったのに、
ナースステーションの前を通り過ぎようとした時、
なんか慣れてる風に見えますよ〜言われた。
そんなワケないやん。
初めてやっちゅぅねん。
こういうの、
一般人が慣れた風っつーのも、あんまりねぇ?
押されてる母親も微妙だ。
なんて
病室の前で母親を降ろして
返しにいくのに空の車椅子を押してて解った。
なんで“シックリ”感があるのか
なんで“慣れてる”風なのか
カートだ。
借りた車椅子の持って押すところの位置とかグリップ感とかが
よく行くスーパーのカートに似てたからだ。
「わたし商品じゃないわよっ。 ぷぅ」
ってなりそうだから
母親には、内緒にしといた。
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