|
秀衡塗と言われる商品名が生まれる、はるか昔から岩手に伝わる増沢塗り。
世界遺産平泉の奥座敷とも言える旧衣川村の増沢地区にすべての生産工程を有するコミュニティとともに存在し伝わってきた古い塗り物だが、ダム建設で村が消えて人々は散ってしまった。
増沢集落は東北の古い漆器に使われた材料のブナの木が多く、川が二股になって川霧が上がる湿度の高さが漆の乾きを速めた。
コミュニティとともに伝わった工芸の空気は使うためのもの。
デザインも一本の木材からの材料取りから漆や道具、手間、時間を無駄なく使いきる
「もったいない」の精神が基本にながれ、何もかも無駄がない。
その中から練磨淘汰されて「用」の美しさがにじみ出てくる。
素朴だとか味だとかそんな使い手が勝手に夢見る曖昧なものでは無く
作り手には長年の科学と経験がある。
|
全体表示




