小春日和日記

馬馬虎虎(まあまあふうふう)な日々

全体表示

[ リスト ]

独立国の道

 7月9日、時々読んでいるある人のブログに憲法9条についての記事があり、以下のようなコメントを書いた。

よく「日本も普通の国になるべきだ」という論を耳にします。
しかし、もし日本が他の国家と同じ「普通」になってしまうのであれば、今得ている多くの信頼や立場や関係性を失ってしまうでしょう。
9条があるからこそ、他の国にはない外交における独自性、オリジナリティーが発揮できるのであって、それを手放して普通の国になることは、日本の価値を低めることになるのではないかと思います。


 その数日後、12日の朝日新聞。詩人の辻井喬さんのインタビュー記事を読んだ。
 (下記、引用)

「自分は独立国である日本の指導者であるという意識が、政治家に希薄になった。これは恐ろしいし、寂しいことです。皮肉な言い方をすると、米国の占領政策の偉大なる勝利です。『国のことは大事だが、君らは考えなくてもいい。米国が面倒みるから』と言われ、受け入れてしまった。米国と仲良くするのは大事ですが、問題はそのやり方です」
「ただ、だから軍隊を持たないと国家観が生まれない、というのは短絡的です。国家観のない国の軍隊ほど民衆にとって危険なものはない。道は細く険しいかもしれませんが、日本は平和憲法とその思想を掲げ、独立国の道を歩むしかありません。」
 
 さて、昨日の続き。
 小沢一郎という人は、確かに古いタイプの政治家である。そして、その古さの中には、辻井喬氏の言う“自分は独立国である日本の指導者であるという意識”をまだ濃厚に残している政治家、という部分が含まれているのではなかろうか。
 私が彼の踏ん張りを応援したくなるのは、ただこの一点があるからだというような気がする。
 
 
 
 
 

この記事に

閉じる コメント(4)

顔アイコン

こんにちは。はじめまして。
blueberry-na-heartさんのブログ経由でたどり着きました。

私も小沢氏を悪く思えない一人です。たぶん、彼の中に私利私欲を超えた壮大な政治的理想(野望という人もいる!)を感じるからなのかもしれません(うまく説明できませんが)。そしてまた、辻井氏も共鳴するところが多々ある作家&経済人です。

2012/7/23(月) 午前 11:24 pianon 返信する

顔アイコン

「総花的ではなく、歴史の教訓から特色が・・」だいたいこんなつもりです。こぐまさんのことばで、私の意を強くしました。

その昔、日本の中立国論というのが ありましたが、この国は、スイスとは違います。「非武装中立、戦争放棄」これについては「国権の発動としての」と、丁寧な説明まであるのに、ちゃんと前文を読んでいない人がたくさんいるような気がします。

2012/7/23(月) 午後 4:31 [ 皆忘先生 ] 返信する

顔アイコン

pianonさん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。

>彼の中に私利私欲を超えた壮大な政治的理想(野望という人もいる!)を感じるからなのかもしれません

私もこういう感じを抱きます。
ただ、そう感じる自分の感覚に絶対的な確信がないので、今まで、こういうことを大きな声で言ったことがありませんでした。

小沢氏が何かを劇的に変えてくれるとは期待しませんが、彼のような政治家がいなくなって“新しい”タイプの政治家ばかりになったら、日本の政治は更に頼りないものになってしまうのではないかという気がします。

2012/7/23(月) 午後 9:24 [ 小春日和 ] 返信する

顔アイコン

皆忘先生、こんばんは。
おっしゃる通りだと思います。
日本固有の歴史の教訓を深く心に刻み付け、“平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占める”ことを目指すのが日本国憲法の理念なのですよね。

そういう憲法の精神が、徐々に浸食・風化されつつあるような気がしてなりません。
国歌国旗に対して敬意を払え、というならば、この憲法にも同様に敬意を払ってほしいものです。

2012/7/23(月) 午後 9:43 [ 小春日和 ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


みんなの更新記事