アプリの評価を繰り返していると、測定値が結構ばらつくことに気が付きまして、
最初はノイズや、設置状況、AD本体の温度などの要因によるばらつきなのかと思っていましたが、そういう外的要因を排除しても測定毎にばらつくことがあるわけで、でも殆どばらつかない時もあるんですよ。
で、この差はなんなのかいな、と思い掘り下げてみますと、アプリを起動しなおすと測定値がばらつく。
逆に言えば、アプリを起動したままだと、殆どばらつかない。。。
えぇぇ???頭ん中が?マークで一杯になりますよ。
だって、アプリ再起動して何が変わるって変わることなんて無いんだもの。
じゃぁ起動しっぱなしで繰り返し測定するのと測定毎に起動し直すのとで何が違うかって言うと、APIのオープン・クローズが入るか入らないか、それだけ。
測定アプリは、起動時に一回だけ、アナログディスカバリーのAPIをオープンし、終了時にAPIをクローズします。
という訳で、APIオープン・クローズが測定のばらつきに影響するのかを調べるため、測定毎にAPIオープン・クローズを行うバージョンを作成し、有意差があるか確認してみました。
平均化回数10回で1KHzの歪率をループバック接続で30回測定してみます。
まず、アプリ起動時に一回だけ、APIオープンする、従来の測定方法。 まぁ完全には重なりませんがばらつくというほどでもありません。
つぎ、測定毎にAPIのオープン・クローズを行ってみる。
あぁ、やっぱそうなんだ。
最初のグラフとの差はAPIのオープン・クローズのタイミングだけ。
まぁそれは判ったけど、なんでそれで測定結果がばらつくんだい?
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