4212E シングルアンプ

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本番プロト製作中

プレートトランスも完成したので限りなく本番アンプに近い回路でまな板アンプを製作開始。
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今日はプレートトランスの製作。
2つのコイルを巻き終わり、引き出し線にガラスチューブを被せワニスで接着、丸一日置いて乾燥を待ち、コアに組み付け端子板を取り付ければ完成だ。
 
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プレートトランスが完成したら、本番の電圧が得られることになるので実際と同じ回路をエージングアンプとは異なるまな板に製作し、実際の動作条件でのテストを実施する。
未だインターステージトランスが決まらないがあと出力トランスを巻けば全てのトランスが揃うことになる。
そろそろ筐体を考えねば。
 
一次、二次とも巻数が増えた為か高域特性がかなり劣化してきた。 それでも40KHzは楽に通る。
ただ波形の非対称性が気になる。
 
 
【10KHz 100Vpp】
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【100Hz 100Vpp】
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ドライバ段再再考

三角波によるドライバ段の評価でA2領域まで振り込むことの難しさを再認識し、この問題をどう解決するかで頭を痛めていた。
 
更に歪の少ない励振波形を得るにはもっと内部抵抗の低い球をドライバ管として充てる必要があると思われる。
低内部抵抗の直熱管と言えば300Bの700Ω、2A3の800Ωあたりとなるのだが、これらの球にしたところでドライバ管として電流を絞った状態では内部抵抗は大きくなることが容易に想像されるし、また非常にバイアスの深い領域での動作となる為、ドライバ管自体の歪も心配の種になってくる。大体こんな立派な球をドライバに持ってくるなど…と、そこまで思って前回製作時はパワードライブと称し、ドライバ管には211をIp=50mAほど流して使用していたことを思い出した。
しかしいくらIpを流してたとて内部抵抗は5000Ω前後になっていただろう事を思うといったい最大出力付近ではどれほどの歪みだったのだろうかと思うと正直恥ずかしくなってくる。 でもまぁこの意味があるようでない事をするバカバカしさを楽しむのも自作の醍醐味と言えばそれまでなのだが… 結局到達した結論としてはドライバ管は46のままとし、Ipを増やすことで内部抵抗の低減を狙う。それでも発生する負荷変動に起因する歪の矯正はローカルNFBに頼ることとした。
 
しかしこうなるとインターステージトランスの一次直流重畳特性で面倒な問題が出てくる。
使用するコアの直流重畳特性グラフには0.5mmより狭いギャップについての記述が無い為、曲線を補間したり伸ばしたりして推察したAT値は100A/turn。
しかしインターステージトランス試作4号の仕様で30mA流すとすると120A/turnを超えてしまう。
設定した100A/turnというAT値自体怪しいものなので最終的には最大出力付近で設計基準最低周波数を通し、磁気飽和を起こしているようならコアギャップを広げる方向で調整するしかない。
しかしコアギャップを広げると今度はAL値が下がる為、インダクタンスが減少する。
インターステージトランス試作4号が完成したらこの相反するパラメータの妥協点を探ることにする。
下手をすれば試作5号トランスか???
それから電源トランスの容量。
結局電源トランスにはCS-320カットコアを使用することにした為、巻線容量には随分余裕が出来た。
従って電源トランスについては設変なし。
あとは電圧降下用の抵抗の定数のみ再計算する必要があるが、ドライバ段の評価を完了した後にする。
三角波による直線性評価では、A2領域での負荷がデータシートのグリッド電流値から想定したよりも随分と重いように感じられた。
そこで、4212Eのグリッドに100Ωの抵抗を挿入し、どのくらいのグリッド電流が流れるのか実測して見た。
 
前回同様、テスト信号には三角波を使用し、ピーク電圧が+20V以上となるよう、入力を調整、その時のインターステージトランス二次側波形と、グリッドに挿入した100Ω抵抗の両端に現れる電圧を測定する。
 
【インターステージトランス二次側波形】
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青のラインは、4212Eのカソード電位=グリッドバイアスで、このラインより上の部分が正バイアスとなる領域、すなわちグリッド電流が流れる領域となる。
三角波のピーク電圧からカソード電圧を差し引いた値がプラス側に振り込んでいる電圧となり、約24Vと読める。
 
同じ条件でグリッドに挿入した抵抗の両端の波形を観測したものが下である。
 
【グリッド電流波形】
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山のピークの電圧は1.44V、電流にすると14.4mAの電流が流れていることになる。
データシートではEg=+20V時、Ig=約7mA、Eg=+30VではIg=約12mAと読める。 データシート上ではEg=+24Vでは10mAも流れないだろうと予想されるが現実にはかなりのグリッド電流が流れていることが判った。
 

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