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瀬々敬久監督
(2016年/日本)
(64 ロクヨン 前編) http://blogs.yahoo.co.jp/xfmwj424/37074198.html
2016年 6月11日 日本公開
前編に比べて、評価が悪い
前編が謎だらけで終わったから、後半はその模範回答になってしまいがち
また、いつもの”原作重視者”から、原作者の許可を得てるとはいえ…
「原作をイジッた」事への不満もあるのかな?
正直、「?」と思う場面が、何ヶ所かあった気がする
だから私の場合、2015年にNHKで放送された「テレビドラマ版」を鑑賞後に観直した
主人公 三上義信役が…
「劇場版=佐藤浩市」
「テレビドラマ版=ピエール瀧」からして、
「劇場版」の方が華やかではあるが、
5時間近くかけて、じっくり描いてる分、観応えがあった
いろいろ気付いた点を列挙すると…
●平成14年(2002年)の模倣事件に関して…
模倣するなら、被害者と同じ7歳の女の子を狙うか、
あるいは、あれから13年経過してるので、13歳か20歳のコを狙うのならわかるが、
何故17歳のコを誘拐したのだろう?
この犯人の意図は?という疑問から始まった
犯人は、身代金の受け渡し場所を、昭和64年の事件と同じルートへ次々運ばせる
その途中、誘拐されたはずの被害者の娘が無事保護されたとの情報が入る
それでも当事者には知らせず、捜査を継続しようとする特捜に対し、三上が暴れて抗議する
「娘がいなくなる それがどういう事か?刑事はそんな事もわかんねーのか!」のシーンだ
「劇場版」では、それがどういう事なのか?最初ピンとこなかった
「テレビドラマ版」の場合、あるミスを発端にして、松岡勝俊(柴田恭平)が三上に
「昭和64年 そこに犯人を引きずり戻す」のセリフと共に、継続する意図をちゃんと説明する
●「劇場版」で不評を買ってるのは、容疑者を証拠不十分で、みすみす釈放した挙句、
これといった決め手もないまま、野放しにした点と、見兼ねた三上が、ある暴挙に出る点
しかも、しっかりと捕まえる為の”罠”を張れば良いものを、中途半端に追い込んだだけ
あれじゃ〜また逃げられるのでは?
もちろん、容疑者とその周囲には、それなりの”傷跡”を残しはしたが…
●「劇場版」は、ポスターやらで、やたら”公衆電話”をピックアップさせ過ぎ!
”重要アイテム”なんだから、もうちょっと隠せよ!
同じく「誘拐事件」を題材にした1963年の黒澤明監督「天国と地獄」での
特急の出窓と同じく、アナログの時代だから成立する話
しかし執念というか、気の遠くなる思いになる
そろそろ「吉展ちゃん誘拐殺人事件」を忠実に描いた作品作ってよ!
●(その①)でもふれた三上の娘の描写について…
「劇場版 後編」でも、「テレビドラマ版」でも、結局それほど描かれてなかった
だから、単なる”気まぐれわがまま娘”というイメージのまま
●昭和64年の事件の詳細が描かれてないまま
川に投げた身代金2000万円の入ったスーツケースを、どうやってすり替えた?
身代金受け渡し場所から、毎回タイミング良く電話を掛けてきてたが、
どこから掛けてた?
その動向に便乗して、遠方から一部始終覗きながら、
最寄りの公衆電話から掛けてたか?
あるいは、次の目的地に何分掛かるか?を、自分で何度か試して把握させ
どこか特定の場所の電話から、全て指示を出してたか?
携帯のない時代だから、尚更面倒な事をやってた訳だ
●今回、容疑者役だった某俳優に関して…
これまでのイメージと違う役だったかもしれない
「テレビドラマ版」の方も、意外な俳優が演じてる
ただ、過去にこれ以上の役を演じてる
2005年の月野木隆監督「深紅」がそうだ
明らかに「世田谷一家殺害事件」をモデルにした作品で、犯人役を強烈に演じてた
●
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