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山崎貴監督
(2019年/日本)
2019年 7月26日 日本公開
英題は、「THE GREAT WAR OF ARCHIMEDES」
2014年の染谷将太主演「寄生獣 完結編」
2016年の岡田准一主演「海賊とよばれた男」
2017年の堺雅人主演「DESTINY 鎌倉ものがたり」
2019年の佐藤健主演「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(*総監督)
日本人映画監督 山崎貴最新作
山崎貴にとって、第二次世界大戦を題材にした作品の2作目となる
2013年の岡田准一主演「永遠の0」
また、戦艦大和を題材にした作品の2作目でもある
2010年の木村拓哉主演「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
例えば、企業内で、賛成派と反対派で、両派に別れて揉める議題が発生した場合、
”第三者委員会”を設置し、問題解決の為、外部へ委託する事がある
1930年代、海軍内にて、大型戦艦(後の戦艦大和)建造にまつわる対立が発生
その仲介役に選ばれたのは、専門家ではなく、その道の素人
将来を嘱望されながらも、些細な出来事でエリート道を絶たれた数学者 櫂直(菅田将暉)
異分野の難題を、数式を使って、難なく解決し、正しい方向へ導こうとする
これまで、「ガリレオ」に代表される凶悪な犯罪事件に利用されてきた手法を、
海軍内の陰謀、果ては戦争回避の為に、今回利用しようとしている
その「ガリレオ」が、ガリレオ・ガリレイから由来してる様に、
「アルキメデスの大戦」も、アルキメデスから由来しているのは明白
山崎貴が作った「永遠の0」「アルキメデスの大戦」という戦争映画は、
2000年代、東映製作の戦争映画と被っており、どうしても比較対象となってしまう
🔴2005年の佐藤純彌監督「男たちの大和 YAMATO」
🔴2007年の新城卓監督「俺は、君のためにこそ死ににいく」
東映戦争映画が、”王道中の王道”ともいえる正攻法な作風なら、
山崎貴作品は、違う視点で描く変則的作風が特徴
しかも、冒頭にクライマックスシーンを挿入する語り口が十八番
例えば、1997年のジェームズ・キャメロン監督「タイタニック」では、
タイタニック号の何処が破損したのか?何処が浸水したのか?
結果どうやって沈没したのか?が、伏線として、序盤で説明されている
その成果は、最大の見せ場となるクライマックスで、遺憾なく発揮される事になる
今回、「アルキメデスの大戦」では、その理論に沿ってはいるが、
クライマックスは、ちょっと趣向を変えた切り口にしてある
中には、「物足りない」と思う者もいるだろう
が、物静かだが、どういう末路を迎えるか?を知ってるからこそ、
「結構重い」と、私は思った
また、主計少佐 櫂直の正しい解答(真相)に対し、
不正と知りつつ、敢えて踏み切ろうとする推進派の代表
造船中将 平山忠通(田中泯)の言葉の一つ一つが、妙に重く、全て納得出来てしまう
既に、日本のみならず、世界中で、戦乱が免れない風潮になりつつある時代
ちっぽけな一個人に、「一体何が出来るのか?」を、痛感させられてしまう
当然ながら、登場人物で知ってるのは、有名な少将 山本五十六(舘ひろし)
それにもう1人、少将 嶋田繁太郎(橋爪功)も、実物をよく知っている
嶋田繁太郎を覚えたのは…
今夏リバイバル公開されているドキュメンタリー作品から
1983年の小林正樹監督「東京裁判」
東京裁判の法廷にて、陸軍の勝手な振る舞いをなじっていたのが、印象に残っている
4Kデジタルリマスター版にて上映らしいが、
長丁場(4時間37分)の為、最寄り劇場でやるなら、観てみたい
因みに、ロードショー公開時、私は2度観ている
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