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ジャック・オーディアール監督
(2018年/フランス、スペイン、ルーマニア、ベルギー、アメリカ)

第75回(2018年度)ベネチア国際映画祭 コンペティション部門 銀獅子(監督)賞
第43回(2018年度)トロント国際映画祭 特別招待部門 選出
第23回(2018年度)釜山国際映画祭 ワールド・シネマ部門 選出
第62回(2018年度)ロンドン映画祭 選出
第44回(2018年度)セザール賞 監督賞&撮影賞&美術賞&音響賞
2018年 9月19日 フランス公開
2018年10月19日 アメリカ公開
2018年10月24日 ベルギー公開
2019年 4月19日 ルーマニア公開
2019年 5月10日 スペイン公開
2019年 7月 5日 日本公開

英題は、「THE SISTERS BROTHERS」
つまり、「シスターズ(姉妹)兄弟」
折角、素晴らしいタイトル付けてるのに、
ゴールドラッシュが舞台だからって、
その邦題は、ちょっとどうなんだ?

2009年のタハール・ラヒム主演「預言者」
2012年のマリオン・コティヤール主演「君と歩く世界」
2015年のアントニーターサン・ジェスターサン主演「ディーパンの闘い」
フランス人映画監督&脚本家 ジャック・オーディアール最新作

1851年、オレゴン州
この一帯を牛耳る提督(ルトガー・ハウアー)に雇われた賞金稼ぎ”シスターズ兄弟”
繊細で面倒見の良い兄 イーライ・シスターズ(ジョン・C・ライリー)
粗野でリーダー気取りの弟 チャーリー・シスターズ(ホアキン・フェニックス)

今回の新たな任務は、化学者 ハーマン・カーミット・ウォーム(リズ・アーメッド)の始末
タレコミ屋 ジョン・モリス(ジェイク・グレンホール)が、既に捜索しており、
場所は特定出来ている
そこは、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコ

シスターズ兄弟も、急ぎ現地に向う
イーライは、以前から引退を考えており、この任務を最後と思っている
チャーリーは、提督の後継の座を狙う野心家
それを知ってか?疑り深い提督は、他の賞金稼ぎにも依頼しており、
兄弟の命も狙わせる

一方、ハーマン・カーミット・ウォームの発案した金の精製法に魅せられた
ジョン・モリスは、すっかり彼に感化され、共同経営者として、コンビを組む
そこへ、追っ手&裏切り者を、次々血祭りに上げたシスターズ兄弟が到着
ジョン・モリスは、事情を説明し、一緒に組もうと持ち掛けるのだが…

間の抜けたタイトルといい、凸凹コンビのブラックコメディな作風といい、
コーエン兄弟作品みたいな世界観

西部劇の定番アイテムは、ほぼ全部詰め込んである
が、異色ともいえる要素もチラホラ
🔴中盤から、サンフランシスコが舞台となる為、西部劇では異例の”海”が出てくる
といっても、過去に前例がない訳ではない
1961年のマーロン・ブランド監督&主演「片目のジャック」
今や”カルト映画”扱いされているマーロン・ブランド唯一の監督作品
私が記憶している中では、西部劇に海が出てくるのは、コチラが先

🔴金の精製法が、あまりにリスクを伴う
時期的に、チェルノブイリか、フクシマを想起させてしまう

*2019年 7月19日、オランダ人俳優 ルトガー・ハウアーが亡くなりました
享年75歳
ご冥福をお祈りいたします
パヴェウ・パヴリコフスキ監督
(2018年/ポーランド、イギリス、フランス)

第71回(2018年度)カンヌ国際映画祭 コンペティション部門 監督賞
第43回(2018年度)トロント国際映画祭 特別招待部門 選出
第56回(2018年度)ニューヨーク映画祭 選出
第23回(2018年度)釜山国際映画祭 ワールド・シネマ部門 選出
2018年 6月 8日 ポーランド公開
2018年 8月31日 イギリス公開
2018年10月24日 フランス公開
2019年 6月28日 日本公開

ポーランド題は、「ZIMNA WOJNA」
英題は、「COLD WAR」

第87回(2013年度)アカデミー賞 外国語映画賞
2013年のアガタ・クレシャ主演「イーダ」以来、5年ぶり
ポーランド人映画監督 パヴェウ・パヴリコフスキ最新作

実は、「イーダ」を観てない為、今回パヴェウ・パヴリコフスキ作品の初見となる
これまで計6本の長編映画、共通してるのは…
上映時間 1時間30分以内
近作3作品は、モノクロ
「イーダ」「COLD WAR あの歌、2つの心」は、スタンダード・サイズ

未公開作品には、今となっては著名な俳優が出演している
2004年の「MY SUMMER OF LOVE」、エミリー・ブラント
2011年の「THE WOMAN IN THE FIFTH」、イーサン・ホーク、クリスティン・スコット・トーマス
これだけ知名度を上げたから、その内、日の目を見るかも?

1947年、戦後とはいえ、未だソ連統治の続くポーランド
慰問&娯楽を兼ね、全国を巡業している舞踊歌劇団
その新劇団員募集に、沢山の応募者が殺到
審査員は、演出家 イレーナ(アガタ・クレシャ)と、
作曲家&ピアニスト ヴィクトル(トマシュ・コット)
伸びやかに唄う三つ編みの少女に、ヴィクトルの目が留まり、
もう1曲リクエストすると、懐かしい民謡を披露する
ヴィクトルの肝煎りで合格したその少女は、ズーラ(ヨアンナ・クーリク)
その後、ズーラは、劇団のトップに、上り詰めていく
と同時に、いつしかヴィクトルとズーラは、親密な関係に…

劇団は、ドンドン有名になっていき、海外公演(東欧限定)やソ連公演もこなし、
政府高官の集まる国立劇場での公演も、成功を収める
これがきっかけとなり、劇団を気に入った文化大臣から、
「演目に、(ソ連寄りの)党歌を加えて貰えないか?」と、直々にオファーを受ける
が、「あくまで民衆の為の劇団なので、政治色を加えるべきではない」と、
難色を示すイレーナは、大臣の目の前で、断固反対する
その後、イレーナは、忽然と居なくなってしまい、
政治色濃い演目へと、切り替わっていく

ほぼ同時期、似た様な目的で設立された歌劇団を扱う作品が公開中
2017年のフォン・シャオガン監督「芳華 Youth」

メインはあくまで、時代に翻弄されたヴィクトルとズーラのラブストーリー
それを、年代順&断片的に、約20年間魅せていく構成
意味深な謎を残したまま場面転換し、年代&場所もガラリと変わるが、
不思議と、前回の全ての謎が解明出来てしまう面白い構造になっている

その構成力といい、作品の完成度といい、
賞を競い合った作品の中でも、特筆して群を抜いている
2018年の是枝裕和監督「万引き家族」
2018年のイ・チャンドン監督「バーニング 劇場版」
2018年のアルフォンソ・キュアロン監督「ROMA/ローマ」
ただただ、「お見事!」としか、言い様がない
ケン・スコット監督
(2018年/フランス、インド、ベルギー)

2018年 5月30日 フランス公開
2019年 6月 7日 日本公開
2019年 6月21日 インド公開

英題は、「THE EXTRAORDINARY JOURNEY OF THE FAKIR (苦行僧の奇想天外な旅)」

インド ムンバイのスラム地区、少年院送りとなる無学の悪ガキ連中の元へ、
”アジャ”ことアジャタシャトル・ラヴァシュ・パテル(ダヌーシュ)がやって来て、
自身の体験談を語り出す
自費で、フランス パリまで行ったものの、何故か?色んな国々を旅する事に
イギリス ロンドン→スペイン→イタリア ローマ→リビアへ
急に金持ちになったり、命を狙われたり、恋に落ちたり、
その嘘か?本当か?わかりかねる荒唐無稽な話に、
当初半信半疑ながらも、耳を傾け、聞き入る少年たち
その後、アジャは、少年たちに、ある提案をする

イギリス製&アメリカ製のインド映画なら、幾つもある
が、フランス製インド映画は、とても珍しい

タイトルとストーリーラインから、この作品の着想は、「ほら吹き男爵の冒険」だとわかる
映画化は…
1943年のヨゼフ・フォン・バーキ監督「ほら男爵の冒険」
1962年のカレル・ゼマン監督「ほら吹き男爵の冒険」
1988年のテリー・ギリアム監督「バロン」

また、同じく着想を得てる作品は…
1947年のノーマン・Z・マクロード監督「虹を掴む男」
2003年のティム・バートン監督「ビッグ・フィッシュ」
2009年のスパイク・ジョーンズ監督「かいじゅうたちのいるところ」
2013年のベン・スティラー監督「LIFE!」
2016年のナッチョ・ビガロンド監督「シンクロナイズドモンスター」
2017年のアンダース・ウォルター監督「バーバラと心の巨人」

ここに列挙した作品群に比べれば、そこまで極端な程の荒唐無稽さもなく、
インドの現状を風刺した作風だった気がする
マイケル・ドハティ監督
(2019年/アメリカ、日本)

2019年 5月31日 日本、アメリカ公開

2016年、中国企業「大連万達グループ」に買収されたレジェンダリー・ピクチャーズ製作
そのレジェンダリー・ピクチャーズが推し進める「モンスターバース」
①2014年のギャレス・エドワーズ監督「GODZILLA ゴジラ」

②2017年のジョーダン=ヴォート・ロバーツ監督「キングコング 髑髏島の巨神」

③2019年のマイケル・ドハティ監督「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

④2020年のアダム・ウィンガード監督「GODZILLA VS. KONG」


色々気付いた点を、列挙すると…
🔴主要キャスト…主にアメリカ&イギリスからの出演者は、
自身の代表作の延長線上にある役柄ばかり

マディソン・ラッセル役のミリー・ボビー・ブラウンは、
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」

エマ・ラッセル役のヴェラ・ファーミガは、「ベイツ・モーテル」「死霊館」

マーク・ラッセル役のカイル・チャンドラーは、「SUPER 8」

アラン・ジョナ役のチャールズ・ダンスは、「ゲーム・オブ・スローンズ」

🔴予告を観た限りでは、マディソン・ラッセルが、小美人に当たるのだと思ってた
が、「あらっ、そっち?」「えっ、双子?」「しかも、世襲?」
じゃ〜、ラッセル・ファミリーって、そこまで重要でもないんだ

🔴芹沢猪四郎(渡辺謙)の同僚 ヴィヴィアン・グレアム(サリー・ホーキンス)
「今や、オスカー・ノミネート女優なのに、早っ!」
「前作からの顔見せ程度だったんだ」

🔴逆に、無名ながら、オイシかった役は…
リック・スタントン役のブラッドリー・ウィットフォード

サム・コールマン役のトーマス・ミドルディッチ

ダイアン・フォスター大佐役のアイシャ・ハインズ

🔴マディソン・ラッセルは、あんな至近距離にいたから、
本来なら、被爆してないとおかしいのだが…

🔴オープニングタイトルがなかったので、「ダークナイト」みたいに、
「これは、ラストで、ゴジラの咆哮直後、タイトルをドーンと出すんだな」と思った
で、実際観てみると、「ちょっと、やり過ぎ」「『ライオンキング』かよ!」

🔴エンドロール終了間際、2人の日本人へ、作品が捧げられていた
1人は、よく知らない坂野義光(2017年死去)
本作に、製作総指揮として参加

もう1人は、ゴジラの初代スーツ・アクター 中島春雄(2017年死去)
(ゴジラになった男) https://www.youtube.com/watch?v=_oBNEG8kLfQ
これは、日本人として誇らしい

🔴また、エンドロール終了後のおまけ映像が意味するのは…
「あのパーツを使って、クローン再生させるか?メカ○○にするか?」
「いづれにしても、次回作に登場させるつもりなんだろう」
*因みに、現段階で、アラン・ジョナの続投はなさそう

🔴注目は、音楽
作曲は、「ウォーキング・デッド」のベア・マクレーリー
オリジナルを踏襲しながら、和太鼓、掛け声、般若心経etc
日本人が気恥ずかしくなる位、日本コンテンツを取り込んだ楽曲
感覚的には、西洋の賛美歌を取り入れた楽曲みたいなもの
例えば、エンニオ・モリコーネ作曲「ミッション」
でも、フルオーケストラで流れる聴き慣れたテーマ曲は、鳥肌もの

🔴そもそも、3部作として製作するなら、今回の怪獣大戦争を、最後に持ってくるべき
アメリカだから、キングコングを持ち上げたいのもわかるが、
結局は、その他の怪獣も登場させるのだろう

🔴総合的に、仕上がり具合といい、マニアは大喜びだろう
ただ、よく知らない一般の観客からすれば、
リアルな程、世紀末的で、恐怖に駆られる印象かもしれない
確実にいえるのは、家族向きではなく、マニア向け
ただ、風化せず、後年評価が上がる
何年経っても鑑賞に耐えれる完成度だと思う

「コレット」

ウォッシュ・ウエストモアランド監督
(2018年/イギリス、アメリカ、フランス、ハンガリー、オランダ)

第43回(2018年度)トロント国際映画祭 特別招待部門 選出
第62回(2018年度)ロンドン映画祭 選出
2018年 9月21日 アメリカ限定公開
2018年12月20日 オランダ公開
2019年 1月10日 フランス パリ限定公開
2019年 3月21日 ハンガリー公開
2019年 5月17日 日本公開

2014年のジュリアン・ムーア主演「アリスのままで」
イギリス人映画監督 ウォッシュ・ウエストモア最新作
*因みに、次回作は、全編日本ロケされたNetflix作品
2019年のアリシア・ヴィカンダー主演「THE EARTHQUAKE BIRD」

フランス人作家 シドニー=ガブリエル・コレットの伝記作品

特に、最初の夫 ”ウィリー”ことアンリ・ゴルティエ=ヴィラールとの
出会い、結婚、共同作業、別れに焦点を当てた
1991年のダニー・ヒューストン監督「コレット 水瓶座の女」のリメイク

*注意すべきは…
作品紹介&予告では、オードリー・ヘップバーンを発掘した人物として紹介されているが、
それは、1944年の舞台劇「ジジ」を、1950年代にブロードウェイ・ミュージカル化した際、
オーディションにて発掘した晩年の話なので、そんなシーンは、当然ない
なお、「ジジ」の映画化が、アカデミー賞主要9部門独占した
1958年のビンセント・ミネリ監督「恋の手ほどき」

フランス ブルゴーニュ地方の田舎町に暮らすコレット(キーラ・ナイトレイ)は、
1893年、15歳年上の作家 ウィリー(ドミニク・ウエスト)と結婚
芸術の都 パリへ移り住み、華やかな社交界に入り浸り、刺激&影響を受ける
そして、実体験に基づいた半自伝的作品「クロディーヌ」を書き上げるが、
時代は、まだ女性作家を認めない風潮の為、ウィリー名義で出版
これが、たちまち社会現象を巻き起こし、シリーズ化され、一大ブームとなる
実は、ウィリーは、早くからコレットの文才を見抜いており、成功も、全てお見通し
自分の才能でもないのに、周囲からチヤホヤされ、その名声に酔い痴れていた

不遇の時代を生き抜いた女性作家は…
2017年のハイファ・アル=マンスール監督「メアリーの総て」

諸事情により、当人同士納得の上、代替え&共同作業を行なうのは…
1950年のマイケル・ゴードン監督「シラノ・ド・ベルジュラック」
1990年のジャン=ポール・ラプノー監督「シラノ・ド・ベルジュラック」
1995年の篠田正浩監督「写楽」
2010年のロマン・ポランスキー監督「ゴーストライター」
2011年のローランド・エメリッヒ監督「もうひとりのシェイクスピア」
2014年のティム・バートン監督「ビッグ・アイズ」
2017年のビョルン・ルンゲ監督「天才作家の妻 40年目の真実」
どうしても、才能のない代替えは、その後、皆悲惨な末路を迎える

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