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宅間孝行監督
(2019年/日本)
2019年 1月18日 日本公開
2016年の広瀬アリス主演「全員、片想い」〜「サムシングブルー」
2018年の倉科カナ主演「あいあい傘」
舞台演出家&舞台作家&俳優…時々、映画監督 宅間孝行最新作
新宿 歌舞伎町のラブホテル
勤務中にも関わらず、警察官 間宮(三上博史)が、
馴染みのデリヘル嬢 麗華(三浦萌)を伴って、チェックインしてくる
珍しく最短40分コースを希望し、ケチャップ好きな彼女の為に、
特大ボトルを用意し、テイクアウトしたハンバーガーを貪る
そして、貢いでるのか?脅されてるのか?札束を渡す
会話もなくなり、ようやく本題(行為)に差し掛かった矢先、
けたたましくドアを叩かれ、間宮の妻&警察官 詩織(酒井若菜)が踏み込んでくる
浮気現場を押さえられ、修羅場と化した最中、
間宮と麗華が、拳銃の奪い合いとなり、誤って暴発し、麗華が倒れる
パニック状態となった間宮夫妻
間宮は、冷静を装い、何処かへ連絡し出す
どうやら、掃除人(遺体処理専門業者)に依頼したらしい
数分後、現れたのは、不法入国して来た中国人の売人 ウォン(波岡一喜)
どうやら、ウォンは、間宮に弱みを握られ、毎度使いっ走りさせられてるらしい
ウォンが用意してきたのは、ノコギリ
遺体を、バラバラにして、持ち出す計画
そこへ、またドアをノックする者が…
宅間孝行のオリジナル脚本らしく、全編ラブホテルの一室のみ
舞台化出来そうな密室劇となってる
撮影は、間宮が、バッグで隠し撮りしていたビデオカメラのみ
だから、観客は、盗撮映像を、延々観せられてる事になる
”隠し撮り”といったが、そこにカメラが仕込まれてるのを、全員知ってか?知らずか?
主要キャストが、そのバッグを、チョイチョイ動かし、角度&構図が微妙に変わる
よって、カメラは、不安定な位置に置かれ、決して綺麗な構図を捉えてはいない
また、ベッドに置かれた時、振動で、画面が揺れたり、画像が乱れる事も、多々あり
おそらく、上映時間(1時間45分)の出来事を描いている
といっても、「ノーカットか?」といえば、そうじゃない
定期的に、チョイチョイと小細工がてら、繋ぎ目がある
その最初の繋ぎ目は、間宮がバッグを抱えた瞬間、
間宮の腹部に当たり、一瞬だけ真っ暗になる
この時、私は、直ぐにピンと来た!
「あ〜、宅間孝行は、『ロープ』をやりたいんだ」と!
1948年のアルフレッド・ヒッチコック監督「ロープ」
約10分間隔で、フィルムの入れ替えをしなくてはいけなかった時代
似た様な繋ぎ目で、全編ノーカットで構成された最初の作品
その後、フィルムからデジタルへ移行し、CG技術も発達したお陰で、
2014年のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」が作られたが、
手間暇掛かった「ロープ」には、到底敵わない
コチラを鑑賞後、「ロープ」を観るのがベストかも?
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