〈写真〉2006年4月 さいたまスーパーアリーナ
誰が言ったか、ストーンズファンは「おバカ」説。
何かにつけて「ストーンズ最高! イェイ!」としか言えないノータリン、他のロックに対して排他的、
などと言われるその正体は今だ謎に包まれたままである。十代後半から、二十代前半にかけて、週末、
新宿の某ロック喫茶に通っていた頃、確かに僕はその人種の一人だった気がする。
その一方でプログレや黒人音楽、URC系の日本のフォークやロックにも熱を上げてはいたが、つまると
ころ「ストーンズ最高、イェイ!」だった。彼らの音楽が何故に考えることを拒否し、言語能力すら無く
させてしまうのか、未だに疑問は深まるばかり。
2003年の武道館公演の時は、そのチケット欲しさに会社の退職を早めた。(締め日より前に退社)
嗚呼、なんておバカなんでしょう・・・。でもあの幻の武道館で生で”MIDNIGHT LUMBLE
R”を聴けたんだから・・・。
(ご存知かも知れませんが、72年に来日し武道館公演が決まっていたものの、クスリの前科でひっかか
り、直前に来日中止。それから「ストーンズ武道館公演」はファン悲願のものとなっていました。)
やはりドームなんかで観るのとは違って、武道館くらいの大きさだと「少し大きいライブハウス」くらい
の感覚に思えるから不思議。ミックもキースの顔も肉眼ではっきりと見えた。本当に最高の誕生日プレゼ
ントとなった。(その日は30ン回目の僕の誕生日前日でした)
ナツメロだの、マンネリだの、いつも同じだの、進化が止まっているなどと叩かれながらも、彼らは今だ
60を過ぎてもなお演り続けている。
やはり、今だに大音量でストーンズを聴くと思考がストップし、身体がそのリズムに反応(感応)してし
まう。(特にライブ版)かく言う僕も2時間を越えるステージを立ち見で観続けるのが辛くなってきた。
そんな中高年ファンをものとせず、縦横無尽にステージを駆けめぐる彼らはやはりタダ者ではない。
先日、久々にストーンズを車の運転中にかけ、知らぬ間にボリュームを上げ、一緒に大声張り上げている
のに気づき、自分もやっぱりイイ「おバカ」なのかもしれない、と思ったわけなのだ。
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