〈写真〉今日も多くの人がこの「虎の穴」の扉を開ける…。
秋のこのシーズン、書店に足を運べば毎年、陳列されている京都特集の雑誌、ガイドブックの数々。
今年もそんな季節が巡ってきた。何故こうも世間は「秋は京都!」なんでしょう? 紅葉がキレイだか
ら、しっとり落ち着いた和の風情が秋向きだから…?
数年前に秋の紅葉の真っ盛りの頃に京都を訪れたことがある。実のところ、紅葉の風流さを愛でるという
よりは人の頭を見に行ったような有り様で、どこもかしこも観光客だらけ…。それから秋の京都行きは避
けるようになった。(自分も観光客の一人なのにスミマセン)
そんな名所旧跡を訪ねる京都観光もやや落ち着いて、だんだんとローカルかつディープな京都世界に入り
込んできた頃、前述の左京区在住の友人が案内してくれたのがここ、恵文社という書店。
書店でありながら、雑貨やCD、DVDが置いてあったり、ギャラリーが併設されていたりとカルチャー
全般を発信している趣き。またそのセレクト、視点もニクい。長居してしまうお客も多数…。
今回、何年かぶりにここ恵文社を訪れたのだが、その周辺にそれと似た香りを漂わす小バコなショップ、
飲食店が増殖している様子。恵文社帰りに立ち寄って…、という使い方がよろしいようで−。
今や全国から「巡礼者」が訪れるというが、是非ここはタクシーなどで乗り付けるのではなく、出町柳の
駅から叡山電鉄(えいでん)にノンビリ揺られて一乗寺駅で下車し、その行き着く過程の雰囲気を味わっ
て欲しい。(僕が京都の旅をアレンジするとしたら、間違いなくそうすると思う。)
何故そこまで勧めるかは、そういう風に辿り着いた人のみぞ知ること−。
その書店に行く、という目的だけの京都旅行もありだと思います。
●恵文社 http://www.keibunsha-books.com/
|