〈写真〉11年ぶりに行ったらコンビニになっていました…。この写真は96年12月もの。香港・蘭桂坊
日本で大ヒットした映画、『恋する惑星』。この映画の功績は何と言っても香港映画の認識を覆した、
ということに尽きると思う。それまで香港映画とえば、『アチョーッ!』というカンフーアクションもの
か、2丁拳銃バンバンのハードボイルド(香港ルノワール)、キョンシー映画か、『ミスターBOO』な
どのドタバタコメディー…というのが、一般の日本人の香港映画に対する印象だったような気がする。
だからこの映画を観たとき「こんな垢ぬけた映画あったんだ〜」と皆、一様に驚き、女性誌までが、タイ
トルに「恋するナントカ」だとかパクリタイトルが横行するくらいのヒットを記録した。(やはり邦題の
勝利か!?)
僕の友人のブルース・リーを敬愛してやまない、カンフーアクション大好き男などは「女子供に…」など
と、硬派気どりでこの映画を毛嫌いしていたが、香港映画ファンの裾野を広げたということで僕は大いに
歓迎したのだった。
もうひとつ、個人的にあの劇中、おなじみの場所が多々登場し、「あ、あの場所!」と一人、盛り上がっ
たということも好きな理由の一つ。やはり自分が行ったことのある風景がスクリーンに登場するのは何と
も嬉しいもの。
今回の旅でもご多分にもれず、その周辺を散策してきた−。
金髪にサングラスの謎の女、ブリジッド・リンがインド人たちと密輸を企てる…という設定の‘香港の
魔境”重慶大廈 チョンギンマンション。(ここの2階は両替レートが良いことで有名。両替に立ち
寄った。)
トニー・レオン扮する警察官が巡回する”香港の六本木”と言われているバーストリート、蘭桂坊へは
夜、一杯ひっかけに。(金額は日本とほぼ同じ。高い!でも、一応雰囲気だけでもと−)
金城武が「三浦友和のバカヤロー!」と全力で駆け上るヒルサイドエスカレーター。
そして、フェイ・ウォンが「カリフォルニア・ドリーミング」の曲をBGMに身体をくねらす、スタンド
カフェ。いかんせん、ここは今回、11年ぶりに行ったらコンビニに様変わりしていた…。これには少しば
かりショック…。金城武が片っぱしから女の子に電話をかけまくる、あの公衆電話(写真左側)も見事、
撤去されていた。あの映画の、あの場所が…。
前回、行った時には「最近、日本人が沢山来て、写真を撮っていくのよ。」とママさんが話していたっ
け。ママス&パパスの「カリフォルニア・ドリーミング(夢のカリフォルニア)」を聴くと今でもパブロ
フの犬のように香港の風景やあの映画のシーンがフラッシュバックするから不思議だ。
●前回の「恋する惑星」の記事
http://blogs.yahoo.co.jp/xiexie_okada/22811898.html
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