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今年、2006年は「ビートルズ来日40周年」(1966年6月来日)ということになるらしい。
書店で平積みになった雑誌”PLAY BOY”の特集号を見て「ああ、そうだったなぁ。」
と思い早速、購入。
記事中の石坂敬一氏、内田裕也氏、浜田哲生氏のお三方による対談が特に興味深かった。
(このお三方とも、日本でビートルズが好きで「それなりに」知っている方にとっては、とっても
有名な方です。)
内田裕也氏曰く「北朝鮮の金正日の息子もビートルズが好きらしい。」という発言には思わず、吹き
出した。なんとなく楽しくなるような話しではないか。
それこそまさに「国境や宗教なんてない世界を想像してごらんと。」と唄ったジョンの魂が時代と体制
を超えて、そのメッセージが伝播している証し。あの国の異常さをことさらに耳にする今日この頃、
きっと独裁者の息子さんの時代には明るい未来が待っている気がしてならないのは僕だけだろうか。
ビートルズが、ロック&ロールがそれを叶えてくれるような・・・。
(甘いかな? でも、そう思っているのは僕だけじゃないだろう。)
1966年(昭41年)当時、「日本の伝統精神を汚す。」とか「日本武道の殿堂である武道館を不良外人には
使わせん。」とオトナたちが息巻いた。とP誌記事にあったが、文明の衝突というか、文化的衝撃はこの
(一応)平和国家・日本にも当時あったわけで、記者会見に臨んだ彼らはこういう質問を受けたという。
Q:「あなたたちは日本の伝統文化を冒涜している、という意見が一部ありますが?」
A:「取っ組み合いをするより歌を唄った方がマシだろ?」(ジョン)
Q:「最近のイギリスのご老人はロールスロイスのモデルチェンジとビートルズが気に入らないそう
ですが?」
A:「俺たちはイギリスの老人が嫌いだからね。それにイギリスのそんなイメージを変えたいと思ってる
んだ。」(ジョン)
とかく政治的、社会的な話題に振ってくる記者たちに対して機知に富んだウイットでもって返すこの余裕
というか、オトナを舐めきった態度!
やっぱり、オトナたちにとってビートルズは危険な存在だったのだろう、と改めて思う。
その当時、プレスリーもストーンズもビーチ・ボーイズもこんな発言はしなかっただろうし、その後、
カウンターカルチャーや若者たちの代弁者的に祭り上げられたというのは、つまりこういうことだったの
ではないか、と感じさせる。
特集記事の「作家、ミュージシャンが選んだ ビートルズのベストソングス・アルバム」も実に興味
深かった。
1位は堂々「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」55票。
2位「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」29票と、1位との差はブッチギリ。
この2曲が上位というのには「21世紀の現代」を感じる。この今になっての評価は凄いと思う。
(あの頃はみんな訳が分からない、って言ってたくせに。)←僕はリアルタイムではありません。
つまり、あれらの曲がどれだけ同時代と後世のミュージシャンに影響を与えたかということを分かって
いる人が、これを選んだと思うのだ。ずっとずっと時代の先を行っている曲だったということを知った
人が、21世紀になって少し増えたということだろうか。
「イエスタディ」とか「ミッシェル」とか「ヘイ・ジュード」ではないのは、選んだ人たちが、という
のもあるが・・・。(広く世間一般的にはやっぱりこれらなんでしょうが。)
来日40周年、浮き立つビートル・チルドレンの一年かな−。
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