明日の日記

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香港雑想録

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英領時代、97’返還時の狂騒に立会い、そして今の香港を巡る照片雑文集。ホンコン・コーリング!
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マカオ残照・3

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〈写真〉パステルカラーの古い狭い路地を抜けて… マカオ・コロアン島


マカオといえば、観光スポットが集中する半島部分がとりわけ賑やかだが、そこからバスに揺られて40、

50分、大橋を越え、島へと渡るとまた違った時間が流れている場所へと行きつく。

時代から取り残されたようにひっそりと佇む、コロアン島のコロアン村(路環)は古いポルトガル時代の

建物がそこかしこに残り、主な見どころと言えば、ザビエル天主堂というフランシスコ・ザビエルの遺体

が一時、安置されていたという教会くらい。あとは古ぼけた路地を散策するのみといった感じの静かな

場所なのであるが、このひっそり、うらびれた感が何とも旅愁を誘う。


何がしかの本でこの土地を知り、マカオに行ったらここへは是非、と思い、香港から到着したジェット

フォイルのターミナル前から出ている路線バスに乗り、そこへと直行した。炎天下、バスを乗り継ぎ、

ようやくたどり着いた場所はやっぱり想像していた通りだった。もしかしたら、「マカオ」と聞いて思い

浮かべるイメージの場所とはこんな所だったかもしれない。観光客はまばらで、狭い路地には車も入れな

い。ここにはコンビニも無ければカジノもない。小さな入り江のような海の対岸は中国・珠海。本当に手

が届きそうな距離である。

マカオと言えば、ここ数年、有名になったエッグタルトを頬張り、しばし辺りを探索。回りはサクサク、

中はトロリの焼きたてタルトは実に極上の味だった!

(この洋菓子店には日本に伝わったカステラの原型のようなポルトガル風の菓子パンもあった)


「マカオのお勧めは?」と帰国後、友人数名に訊かれたが、「コロアン村とエッグタルト」と自信を持っ

て答えたい。交通は不便だが、だからこそ、残された良さというものがある、と言えるかもしれない。

マカオ残照・2

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<写真>手前はポルトガル時代の洋館、その先には大陸のお金持ち御用達のカジノや高級ホテルが林立。
     聖ポール天主堂よりの眺め。


20年前に訪れた時と明らかに変わっていたこと…

それは街がきれいに垢ぬけていたこと、どこもかしこも北京語を話す大陸の観光客で溢れかえっていたこ

と、それとその観光客目当ての高級ホテルやカジノが贅を競うかのごとく林立していたことだった。


元々、マカオは半島地区と2つの島から成るところだったが、近年大規模な再開発でその2つの島と島の

間が埋め立てられ一つに人口的に繋がった。その埋め立てられた場所にそびえ立つのがそれらの建築物。

全面ガラス張りの近未来的であったり、合体ロボットを思わせるような巨大なビルもあった。

大陸の繁栄、好景気、巨大な投資といったものが露骨に反映されている「趣味の」建物たちである。

聞くところによればマカオのカジノの売上規模は本場ラスベガスのそれを抜いたとか、あるいはそろそろ

追い抜くか−、という凄いものらしい。


マカオでカジノといえば、その大御所・老舗の「リスボアホテル」がある。今回、このホテルの前をバス

で通ったが、他の周囲の建物があまりにも立派過ぎるため、かつてのマカオのランドマークだったこの

ホテルが何とも小さく、みすぼらしく見えたのだった。(蛇足だが以前、ここに入ろうとしたらドアマン

にドレスコードというもので入店を断られた過去がある。トホホ…)


ポルトガル情緒の街並みも、観光客誘致の為、きれいに外壁を塗り直したのだろう。パステルカラーの

ライムイエローやピンクの建物が鮮やかに蘇っているのには、これも驚き。

朽ちた建物と石畳の坂道の奥からポルトガルの民謡ファドが聴こえてくるよう…と昔は思ったがそれも

遠い過去の記憶になってしまったようだ。

マカオ残照

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〈写真〉ここが本当に中国大陸の一部とは思えない南欧コロニアルな街並み。


写真展も無事終了し、ちょっとホッとしているこの頃。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。

今回の写真展「南国再見」で特にメインとなったマカオについても書いておきたいと−。

「これどこで撮った写真?」というご質問も結構、多かったもので。

「マカオ」と一口に言ってそれがどこにあるか分かる人は一般的に少ないと思う。実際に「夏にマカオに

行って来た。」と周りに言うと「あぁ〜、このスケベ❤」などと言われる始末。どうやらその友人は

マニラと勘違いしていたらしい。(「マニラ=スケベ」という図式も如何なものか?)


で、基い、本題のマカオだが、中国大陸の南端に位置しており、1999年に返還されるまではポルトガル領

だった。その為、今もポルトガル時代に建てられたコロニアルスタイル(植民地様式)の南欧風建築が

ところどころに点在しており、世田谷区ほどの広さの面積に世界遺産に登録されている建築が20もひしめ

いているという豊かな歴史に育まれた、風光明媚な土地である。香港とは60キロの距離にあり、ジェット

フォイルという水中翼船が頻繁に行き来し、1時間弱で訪れることができることから、ほとんどの日本人

観光客は一日日帰り観光で訪れ、また香港へと戻って行く。「世界遺産・カジノ・ポルトガル料理」が

おそらくほとんどの旅行者のお目当てと言ってもよい。


さて、マカオ訪問は実は今回で2度目。前回は20年前だった。

カジノでラフな格好だった為、入店を断られ、街では警官に職務質問を受ける…という散々な思い出が

よぎる。今回は再リベンジ・マカオ!と意気込んでの上陸。

そして、20年ぶりに訪れた街は驚異の変貌を遂げていた。20年前の記憶を頼りに歩く石畳と坂の街…。

マカオ残照は次回につづく−。

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〈写真〉11年ぶりに行ったらコンビニになっていました…。この写真は96年12月もの。香港・蘭桂坊


日本で大ヒットした映画、『恋する惑星』。この映画の功績は何と言っても香港映画の認識を覆した、

ということに尽きると思う。それまで香港映画とえば、『アチョーッ!』というカンフーアクションもの

か、2丁拳銃バンバンのハードボイルド(香港ルノワール)、キョンシー映画か、『ミスターBOO』な

どのドタバタコメディー…というのが、一般の日本人の香港映画に対する印象だったような気がする。

だからこの映画を観たとき「こんな垢ぬけた映画あったんだ〜」と皆、一様に驚き、女性誌までが、タイ

トルに「恋するナントカ」だとかパクリタイトルが横行するくらいのヒットを記録した。(やはり邦題の

勝利か!?)

僕の友人のブルース・リーを敬愛してやまない、カンフーアクション大好き男などは「女子供に…」など

と、硬派気どりでこの映画を毛嫌いしていたが、香港映画ファンの裾野を広げたということで僕は大いに

歓迎したのだった。

もうひとつ、個人的にあの劇中、おなじみの場所が多々登場し、「あ、あの場所!」と一人、盛り上がっ

たということも好きな理由の一つ。やはり自分が行ったことのある風景がスクリーンに登場するのは何と

も嬉しいもの。


今回の旅でもご多分にもれず、その周辺を散策してきた−。

金髪にサングラスの謎の女、ブリジッド・リンがインド人たちと密輸を企てる…という設定の‘香港の

魔境”重慶大廈 チョンギンマンション。(ここの2階は両替レートが良いことで有名。両替に立ち

寄った。)

トニー・レオン扮する警察官が巡回する”香港の六本木”と言われているバーストリート、蘭桂坊へは

夜、一杯ひっかけに。(金額は日本とほぼ同じ。高い!でも、一応雰囲気だけでもと−)

金城武が「三浦友和のバカヤロー!」と全力で駆け上るヒルサイドエスカレーター。

そして、フェイ・ウォンが「カリフォルニア・ドリーミング」の曲をBGMに身体をくねらす、スタンド

カフェ。いかんせん、ここは今回、11年ぶりに行ったらコンビニに様変わりしていた…。これには少しば

かりショック…。金城武が片っぱしから女の子に電話をかけまくる、あの公衆電話(写真左側)も見事、

撤去されていた。あの映画の、あの場所が…。


前回、行った時には「最近、日本人が沢山来て、写真を撮っていくのよ。」とママさんが話していたっ

け。ママス&パパスの「カリフォルニア・ドリーミング(夢のカリフォルニア)」を聴くと今でもパブロ

フの犬のように香港の風景やあの映画のシーンがフラッシュバックするから不思議だ。



●前回の「恋する惑星」の記事
 http://blogs.yahoo.co.jp/xiexie_okada/22811898.html

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<写真>カフェ併設のアート系ブックショップ ”kubrick”。 ありそうでなかったショップが出現!


こういう類の店といえば、どちらかと言えば欧米人の多い中環の蘭桂坊あたりか、SOHO付近にあって

もよさそうなはずだが、何故か油麻地! 庶民的な下町風情120%な街市の一角に立地する不思議さ。

道に迷いつつ地図を頼りに行き着いたのだが、周囲は高層団地とスーパー、お隣は麦当労(マクドナル

ド)に挟まれたブロックというヘンさ加減。

店内の雰囲気をザックリと言うと、都内・渋谷か恵比寿、青山、大阪だったら堀江辺りにありそうなカン

ジのショップ、というところか。

音楽や演劇、映画、写真、文学、アート、ファッションに関する書籍がゆったりと並び、腰かけて本を

じっくり選ぶこともできる。毎週金曜日には”Friday Live"ということで地元インディーズ系ミュージシ

ャンのライブも行われているそう。

店内で一番、興味深かったのは日本文学の棚。香港でも人気の吉本ばななや、村上春樹、大陸版の三島由

紀夫の中国語翻訳版(簡体字)なども並んでいた。

そんな「香港カウンターカルチャーの発信基地」的なブックショップ、今までにありそうでなかったよう

に思う。(少なくとも以前、訪れた11年前には)香港の若者の感性も変わってきたということだろうか。

そうして、店内でノンビリと本をパラパラしていると「香港市内観光」のことなど忘れていつの間にか

時間が過ぎてしまっていたのだった。


●kubrick 九龍 油麻地眾坊街3號駿發花園h2地舖
  http://www.kubrick.com.hk (中文・英文)

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