明日の日記

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頭の中の本棚

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最近、読んだ本の独断的ブックレビュー。僕の頭の中の本棚にはこんな感じの本が並んでいます。
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狂う

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「今の世の中、狂っていると思うことはありませんか。今は社会の方がちょっとおかしいのです。
  
 この狂った世に生きるには、こちらが狂うよりほかありません。そうすればかえってまともに生きられ

 ます・・・」と、説く著者。


世間の物差し、常識、既成概念がいかにあいまいでいいかげんか、ということについて、この書の中で氏

はキッパリと述べる。達観して生きる人にとってこの世は芝居なのだと。

読み進めていくうち、僕の頭の中でキングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」が大音量で流れ出した。

いやはや、痛快!!


●狂いのすすめ ひろさちや著
 集英社新書刊

負のデザイン

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〈写真〉超ミニマムな装丁デザインがまさに本の体をなす。


・文明人、頭はいいが、賢くない。

・繁栄とは他の何者でもない、金なり。

・知識人はこれまでも、これからも何の役に立たないだろう。

・所有とは固定であり息苦しい状態である。所有といっても所詮、借り物に過ぎない。


「不景気でモノが売れなくて困る。」「財布の紐が硬くなって困る。」「景気が良くならないかな・・・」
 
とはそ・う・い・うことだったのか!? と目からウロコのコペルニクス的転回を促す本。

10年ほど前に読んだ本だが、今読んでも充分にハードコア。昔買ったこの本にはいっぱい「!」と思った

ところに鉛筆で線が引かれてある。(そういう読み方をするクセがあります。)

カバーをはずすと本質が見える。視点を変えると世界が変わる。


(でも、知ることは怖いことです。案外、知らない方が人間幸せということも多々世の中にはあるし−)

●負のデザイン
 JDC刊 森本武 著

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「日本と僕がそれまでに訪れた国との違いは、空間というものが日本以外の国では今でもまだ人々が生き

るためのものと見なされているのに対し、日本では収益性という観点から捉えられている点だと理解

した。一坪の土地ごとに一時間あたりの値段がつけられているような国で、いったいどうすれば

「もてなし」などという発想が生まれるのだろう。

これだけのスペースを一台分の駐車場にすればいくらの収益が上がり、レストランにしてもテーブル一つ

と椅子を二脚置けばいくらになり、コンビニエンスストアにしたらいくらの儲けになるだろう・・・。

一か月後、一年後の収益はどれくらいとか、あるいはもっと早く決算してレストランをパーキングや

コンビニに様変わりさせたり、その逆にしたり・・・・・・この国にはそんな考えがいっぱいだ。」

                                        (文中より抜粋)


以上、在日フランス人のパトリス・ジュリアン氏の見た日本とその国のあり方。

普段、そういうモノサシばかりが先行しがちな日常を鋭く外国人に突かれ、思わずドキリとさせられたの

は言うまでもない。「生け花や茶道、禅の庭、着物などを生んだ文化の後から、いったいどうすれば、

この奇怪な文化が生まれてくるのだろう?」とも疑問を呈する。

「はい、その通り。そういう国なんですよ。パトリスさん、お金と数字が全ての国なんですよ。この国

はね。」と開き直るか、あるいは、少し自分の身近な生活を見直してみたくなるか、それはその人、

次第。


とりあえず、僕は丁寧に心を込めて一杯のコーヒーを淹れて訪れた友人に振る舞った。

一滴づつ、ゆっくりポトポトと落とした一杯は何故か格別だったようで、友人は何度も大げさに

「おいしい」を連発し喜んでくれた。器はまた山間に住む別の知人が手びねりで焼いた一品もの。

唇を淵にあてた時のザラッとした感触が何とも心地よい。

大したことではなかったが、そんな時間と「心のキャッチボール」を忘れないで・・・という氏のメッセー

ジが自分の中にスーッと入って来たのを感じたのだった。


●いんげん豆がおしえてくれたこと
 パトリス・ジュリアン著
 幻冬舎刊

私の歩き方

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あらかじめ、セットされパッケージされた旅に何の魅力があるというのだろう。そして、移動する時間を

無意味なものとし、なるべくそれを省こうとするのは何故だろう。どうして旅に目的がなければならない

のだろうか。何故に無理矢理にでも忙しく歩き、名所旧跡を見て回らなくてはならないのか。

その人なりの「私の歩き方」があってもいいはず・・・。 そう疑問を呈するリンボウ先生。 


氏の「歩き方」のスタイルになんとも親密な感を持ったのは自分の歩き方のそれと似ている為だろうか。

僕は本を読み進めながら、何度かいくつかの言葉を噛みしめ、ゆっくり腑に落としていくように本を閉

じ、その度、車窓の景色に目をやった。(この本、実は東京/大阪間の移動の車中で読んだのでした。)

なんとなく、どこかで見たことのあるようなデジャヴ的風景写真も実に素敵だ。メインの本線を一本、

脇道へそれて、裏道へ入っていかなければ見れない原風景そのもの。


なんでもない場所や風景、なんでもない偶然の出会いや、一かけらの一瞬が実に旅をそして人生を豊かな

ものにしてくれる。その醍醐味を知っている人は旅の楽しさを知っている人に違いない。逆に「脇道」に

それることを恐れて域を出ない人、あるいは他人や旅行社があらかじめ組んだ枠の中で満足している人は

何だかもったいない気がする。


「この風景を見るために旅に出てきたんだ。」とか「この一瞬のために・・・」とその人が思えれば、心の

中で納得できる何かがあれば、そのひとの「私の歩き方」は決まったようなもの。

どこかへ行くことが必ずしも旅ではない。どこへも行かない旅もまた、良いと思う。


●「どこへも行かない」旅 journey to nowhere
  林 望 著  
  光文社 刊

世の中はこれからもっともっと更に二極化していくそうである。

つまり、持てる者、持たざる者といった勝者、敗者の色分け、経済的な両極化ということだ。

「それで、あなたは一体どちら?」

そんな問いを常に突きつけられ、戦々恐々としているのが今のご時世だろうか。 

答えは必ずイエスかノーのどちらかで、「どちらでもない。」「普通」といった曖昧なグレーゾーン的

答えは許されない。

それは今の世の全てに言えることで、その答えをハッキリ白黒できる人がいわゆる「できる人」といわれ

る。アングロサクソン的(米英的)な企業のグローバリズムという価値観の波が太平の眠りを覚まし、

今まで「ひとつの会社に入って定年まで勤めあげる。」「給与は勤務年数とともに、徐々にベースアップ

されていく。」といった日本独自の雇用制度が崩れ、また長く日本人が美徳としてきた「つつましさ、

謙虚さ、和を尊ぶ精神」などは急速に排除されつつある。

「俺が、俺が、私が、私が!」と己を声高に主張し、能力、実力をアピール、プレゼンテーションして

売り込まなければ生きてはいけない時代となった・・・。


などと、経済紙やビジネス本に書かれているようなことを書いてしまったが、事実、僕もその荒波にさら

されて日々それを実感し生きている「一小市民」のひとりに変わりはない。

何も世を憂いているのではない。僕はむしろ、この傾向を歓迎する。

むしろこれから必要とされるのは、世界のビジネスの流儀を踏まえた上で日本人が大事にしてきた

ホスピタリティ(世界に誇ってよいと思う。)との融合ではないだろうか。 どちらも欠いてはいけな

い。もしこれがなされれば、それは世界に誇る日本の武器になると思う。



さて、ところで本題、最近読んだ本について−。

1.フランス人の贅沢な節約生活  佐藤絵子        祥伝社黄金文庫
2.生活はアート         パトリス・ジュリアン  幻冬舎文庫

1は日仏ハーフ、2はフランス人の著者。「フランス人的人生の愉しみ方の手引き」と言おうか。

今まで書いたことをひっくり返すようで申し訳ないが、こういう「第三の価値」を知る必要も感じている

のは確か。単に今流行りの「LOHASか」と言うなかれ。

様々な視点が斬新なアイデア、企画を生むように、この本は、目からウロコの価値観を提案してくれて

いる。人生をポジティブに楽しく、何でもない日常をちょっと特別なものに変える魔法を知っている

お二人のこの二冊の著書は僕に部屋の模様替えをさせた!(←単純)

勝ち、負けではないもう一つの「第三の価値」即ち「生活はアート」かな−。

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