ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

Erinnerungen

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Amor o Trabajo

国際協力事業団(JICA)の青年海外協力隊をご存知の方は
多いと思いますが、似たような制度で日系社会青年ボランティアと
いうのがあります。協力隊との大きな違いは派遣先が中南米の
日系社会に限られるという点です。スペイン語を習得したかった
私はアフリカの奥地やシベリアに派遣されるのを避けるため、
協力隊ではない方の制度に応募しました。

しかし当時、結婚(式が)したい年齢だった私は、派遣が決まって
からもとても悩みました。決心がつかないまま、二ヶ月間の合宿
研修が始まってしまいましたが、誰かが「結婚しよう」と言って
くれればいつでも辞めたい気分でした。合宿に参加したのは約
50名。20代前半から30代半ばの若者達です。私はちょうど
真ん中へんの年齢でした。周りの女子が結婚を意識しないで、中南米へ
行くことへの夢を熱く語っているのが不思議に思えてなりませんでした。

ある日、思い切って同年代の女子に聞いてみることにしました。
「ねぇ、みんなは結婚したいとか思わないの?」

すると彼女達は口を揃えて
「結婚なんかより自分の夢を実現するほうが大事よ。」などと言いました。

私が、実は迷っていると言うと
「Xirominの代わりに選考に落ちた人のことも考えなよ。途中で
辞めるなんてその人たちに申し訳ないと思わないの。」と言われました。

実は私は2回ほど選考に落ちて3度目の受験、4年越しでこのチャンスを
手に入れました。私が落ちた年にだって途中で参加を取り辞めた人は
いたでしょう。その人が辞めると決めた時、落ちた私に対して
申し訳ないと思ったなんて思えません。もちろん辞めれば、JICA
には二度と再び顔向けはできませんが、やっぱり自分の人生ですから
辞めるとなったら自分本位で辞めるでしょう。他人のことなんて
考えてる余裕はありません。

もちろんそんなことは口に出しては言えず、その後も誰も中南米行きを
止めてくれる人は現われなかったので、気がついたら合宿も終わり、
なんだか中途半端な気持ちのまま旅立つことになってしまいました。
そんな私を同期の女子達は非難の目で見ていました。「なんて優柔不断な
ヤツなんだ。」と。

派遣先での任期は3年でした。大変なことばかりで何度も泣いたし
途中で帰りたいと思ったことも一度や二度ではありませんでした。でも
途中で辞めても日本で仕事のあてもないし、「嫌だったらいつでも帰って
来いよ」と言ってくれる人もいなかったので、踏ん張るしかありませんでした。

1年経った頃、同じメキシコに派遣されていた女子の一人がなんと
駐在の商社マンを捕まえ、彼の任期終了とともに一緒に帰国すると
言い出しました。結婚より夢が大事と言っていた女子でした。

1年半経った頃、アルゼンチンに派遣されていた女子の一人が日系人と
結婚し日本で家業を継ぐために帰国する、というニュースが流れてきました。
途中で辞めるなんて選考に落ちた人に申し訳ないと思わないのかと
私に言った女子でした。

そして3年が経ち、無事任期を終了した私は日本に帰国しました。

閉じる コメント(21)

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本音と建前ですね〜。xirominさんは本音で話していたけど、途中でやめた人たちは建前というか理想論を話していたのではないでしょうか。きっとその人たちは、「結婚より夢が大事」とか「途中でやめるなんて申し訳ない」なんて心底考えていたわけではないだろうと思います。

2006/5/6(土) 午前 3:40 Toshiko

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確かに口ばっかりな人っていますね。そういう人に限って、言ってる事と行動がぜんぜんチグハグ。この方たちもそうだったんですね。3年間、異国の地で暮らすって大変ですものね。いろんな事経験できたのでしょうね★

2006/5/6(土) 午前 9:51 eri*nor*h

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Maryさん、当時私は目が点になってしまいました。でも彼女らは結婚に焦ってるって周りに悟られるのが怖くて「夢」を語っていたんだってことがよくわかりました。同期の女子達でしたがその後どうしているかは全く知りません。

2006/5/6(土) 午後 2:46 xiromin

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Toshikoさん、50人も参加者がいると途中で辞めてしまう人も結構いました。でも辞めた人の多くが研修中に思い切り夢を膨らませていたタイプの人。きっと「理想と現実」のギャップに耐えられなかったっていう部分もあるのかもしれませんね〜。私なんて「自費で帰ることになったら負担が少なくて済む」という理由でメキシコを選んだんですよ。(←そういう選び方もどうかと思うが...)アルゼンチンとか遠いですから。

2006/5/6(土) 午後 2:51 xiromin

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おーぱすわんさん、そうそうホント口ばっかり。私に思い切り説教した人たちがさっさか辞めていっちゃいました。別に夢を成し遂げるまで待っててもらうことだってできたのに、結局は焦っていたんでしょうね。にしてもメキシコは私がそれまで行ったことのあった国とは別世界だったので、3年間はしんどかったです。

2006/5/6(土) 午後 2:56 xiromin

私は15年前くらいに(古すぎ!)協力隊の受付と電話交換手をしていたんです。3年勤めましたが、いろんなことがありました。今でもよく覚えているのが、アフリカの隊員が交通事故で亡くなった事です。悲しい帰国となってしまいました。各国へ派遣されてみんな大変な思いをしてがんばって帰国した時は私も陰ながらうれしかったことを思い出しました。

2006/5/6(土) 午後 11:14 チックのママ

あ、話がそれてしまいましたね。結婚て、したいと思っても相手がいないとできませんからね。私は、そのお二人も最初は夢を抱いてたとは思いますよ。ただ、xirominさんに希望を抱いている訓練中に結婚という現実を言われてちょっととまどってしまったのではないでしょうか?そして、現地での生活の中でお相手ができたということは、それはそれで出会いがあったからだと思うのですが・・・結婚とは縁ですからね。そして、まったく先は読めないものです。

2006/5/6(土) 午後 11:15 チックのママ

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ひろみさん、協力隊関係のお仕事をされていたんですね〜。協力隊はかなりいろいろな地域に行くので様々な問題が起きるでしょうね。日系社会ボランティアの同期でもブラジルの辺鄙なところに派遣された人は精神的にちょっとおかしくなった人がいたようです。

2006/5/7(日) 午前 5:46 xiromin

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(続き)20代半ばから後半って多くの女子が結婚に憧れを抱く時期だと思うのですが、彼女達は必死に関心ないそぶりをしていたのかもしれませんね。当時私は付き合っていた人がいたのでメキシコ行きを止めてくれるかもという期待があったのですが、彼は彼で別にやり遂げたいことがあって...。結局縁がなかったんだなぁと思います。三年間頑張ってよかったと思えるようになるのに時間がかかりましたが、今ではかけがえのない経験をしたと思っています。

2006/5/7(日) 午前 5:51 xiromin

なるほどです〜。女性は特に男ができるとコロっと変わる人多いですからねぇ。先のことは分からないのが人生ってもんですから、その時は深く固くそう思っていても意見や状況は変わっていくものですね。だから、「今はそう思ってるけど、どうなるかは分からない」と言うほうが潔いですよね。私なんて「え?そんなこと言ってたっけ?」とか言うタイプです←いちばん痛いタイプ(笑)

2006/5/7(日) 午前 9:08 [ sol*1*28wit*h ]

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Solowitchさん、男ができるとコロッと変わっちゃう人いますよね。相手の人に1、2年待ってもらえば夢も結婚もコンプリートできるのにどうして辞めちゃうの?とその時は疑問でした〜。ま、他人の人生にあれこれ口出しはしない方がいいってことですね。でも「え?そんなこと言ってたっけ?」とあっさりとしらばっくれられれば、こっちも意外と笑って済ますしかないかもしれません(笑)。

2006/5/7(日) 午後 8:49 xiromin

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若くて理想に燃えた彼女達には、善か否かしか見えない時期だったんでしょうね。年をとってわかること、いくつもあります。でもxirominさんは、かけがえのない経験をされたと思います。私は尊敬しますよ(^^)

2006/5/8(月) 午前 1:08 金太

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ゴブサタしています。私も同じようなことを考えている、その「夢が大事」と思っているうちの一人です。若い人(私もですが)はそのとき思っていることに素直(馬鹿正直)なだけで、時間が経てば変わるということに気づかないということのように思えます。そのときそのときの気持ちを大事にしていくしか、仕方がないんですかね〜・・・。

2006/5/8(月) 午前 1:21 [ - ]

その人たちもその時はホントにそう思ってたのかもしれないけど、好きな相手が出来れば考え方も変わるってことかもしれませんね…(^^;

2006/5/8(月) 午前 9:50 もも

志か、自分の幸せか・・・って悩む所ですね〜、ま〜、世の中も人も変わっていくんだから、あまり、気張らずにと当時のその人達に言ってあげたい気もします。

2006/5/8(月) 午前 11:27 おんだなみ

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ペソママさん、私には彼女たちが理想に燃えていたかは、ちょい疑問だったりします。中途半端な気持ちのまま参加した私にはエラそうなこと、言えないですけどね〜。

2006/5/9(火) 午前 5:03 xiromin

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Pauさん、夢が大事なのは当たり前です。当時の私の夢は「メキシコに行くこと」より「結婚式を挙げること」でした(失笑)。ちょうど友達の間で第一ラッシュが終わったころでしたから。最初から任期をまっとうできる自信がなかった私なので、彼女たちの帰国を聞いたとき「落ちた人のことも考えろ」なんてことはもちろん言いませんでした♪

2006/5/9(火) 午前 5:08 xiromin

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パニももさん、最初からちょこっと海外生活がしてみたかっただけじゃないかな、なんて思ったり。使命感に燃えていたら、相手に1、2年待ってもらうことなんてどってことないし。ま〜、つまりは他人の人生、口出すなってことですね(笑)。

2006/5/9(火) 午前 5:14 xiromin

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おんだなみさん、結婚に焦っているのを悟られたくなかったのか、または相手がいなかったから他のことに打ち込もうとしていたんでしょうか?人生いつ何が起こるかわからないから、あんまり決め付けない方がいいってことですね。

2006/5/9(火) 午前 5:18 xiromin

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はじめまして。日本にいた頃、JICAの研修施設で働いていました。海外ボランティアにもいろんな人がいましたね。ただJICAとつながりたいだけっていう人もけっこういました。本音を隠して夢を語る・・ありがちなので頷いてしまいました。素直が一番ですよ。ウソついてると本当の友人はできないなーと思う。

2006/6/3(土) 午後 1:10 haleshoma。


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