ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

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Deutsch

ドイツでドイツ語を習うと日本では接する機会があまり
なさそうな国の人と同じクラスになります。私がドイツに
来て初めてお目にかかった国の人には、たとえばグルジア人、
ブルガリア人、クロアチア人、ベラルーシ人、ウガンダ人、
チュニジア人などがいます。

さて彼らの中にはもう何年もドイツに滞在している人も少なく
ありません。中には10年以上ドイツに住んでいてドイツ
国籍を取得している人もいます。そういう人のドイツ語は
ちょっと聞くと、かなり流暢でこなれた感じがします。
それに彼らの国民性やもともとのキャラも加わると、人前で
話をすることが特に苦手な日本人は、クラスの中では圧倒
されてしまいます。

しかし、よく考えると10年もドイツにいて、しかも流暢に
話しているように聞こえるのに、彼らはなぜ私と同じクラスに
いるのか、という疑問が沸いてきます。ようく耳を澄まして
彼らのドイツ語を聞いてみると、流暢ではありますが文法が
めちゃくちゃなのがわかります。だから彼らの多くは話す
ことはそれなりにできても、長文を読んだり、書いたり
することが苦手のようです。

ドイツ語で「言葉」という単語は「Sprache」と言い、「話す」と
いう動詞「sprechen」から派生しています。英語の「language」も
「langu(舌、話し言葉)+age(集合)」という意味を持っています。
世界には文字を持たない言語がたくさん使われていますが、
文字で書かれていても話されていない言語は、ただ単に研究
対象として存在するだけです。だから外国語学習において
「話すこと」が重要視される、というのも理解できます。

外国語習得には段階があって、「通じればいい」というレベル
からいかに脱するかがポイントだと思います。初期段階に
文法にあまり重点をおかず、とりあえず話せるようになると
後でそのレベルから抜け出すことが難しくなるようです。
独自のコミュニケーションストラテジーが確立され、定着
してしまっているので、新しいことを習ってもなかなか
修正が効きません。これが私がもっとも恐れている「化石化
現象」です(移民の場合、最初の2年が経過すると化石化
現象が起こっていく、そうです・怖…)。

いまだにドイツ語を上手く話せないから言うわけではないの
ですが、私は常々外国語学習ではまず「聴くこと」に重点を
置くべきだと思っています。ドイツ語を勉強していると、時々
ドイツ人はいったいどうやってこの複雑怪奇な文法を習得した
んだろう、などと考えてしまうことがありますが、彼らは
名詞の性や複数形を一つ、一つ覚えたりしません。格変化に
ついても「これは男性名詞でこの動詞の場合は三格だからdemだ」
などと考えたりはもちろんしません。私たちが「きれいは、いの
音で終わっているけど、形容詞ではなく形容動詞だ」という
ように覚えないのと一緒です。形容詞だとか形容動詞だとか
いう用語は学校で初めて教わることで、それまでそんな用語を
知らずにいても不自由を感じることもなく間違えて活用させる
ことなく生活していたはずです。

ではどうやって私たちは「楽しい・楽しかった」と「きれい・
きれいだった」の活用の違いを習得したのでしょうか。それは
恐らくお母さんをはじめとした周りの人の発話を無意識に
聞いているうちに自然に文法が構築されていったから、です。
もしかしたら小さい子供は間違えて「きれかった」と言うことが
あるのかもしれません。それを聞いたお母さんなり、おばあちゃん
なり、幼稚園の先生なりが「そう、きれいだったの〜」なんて
さりげなく言い直す。それがやわらかい脳みそに自然にインプット
される。それが繰り返され蓄積され母語が構築されていくのでは
ないでしょうか(ただの自説です)。

もう私の脳みそはやわらかくはないので、自然のインプット
だけには頼れません。だからどうしても文法というルールを
意図的に構築していく必要があるし、また自然のインプットを
増やすために「聴く」ことが重要になってくるのです。それを
しないで、一方的にアウトプットを繰り返していても
コミュニケーションスキルは上がっても外国語のレベルは
上がらないどころか、クセが定着してしまい、ますます
修正が効かなくなってしまうと思うのです。だから自然に
口から出てこない、あるいは必要に迫られていないなら、
無理して話さなくてもいいことにしています。その代わり
音読練習は頻繁に行うことにしています。

今の仕事の前任者はとてもドイツ語が上手だったので、私は
ずっとプレッシャーを感じていました。でも彼女に「私は
大学でもドイツ語学科だったし、もうかれこれ10年くらい
ドイツ語をやっていますから」と言われました。(ちなみに
在独10年の某エアラインのスッチーには、「ドイツ語には
三年はかかるかな〜」と言われましたが、その人は私よりも
下手くそでした。)やはり一つの外国語をしっかり身につけよう
と思ったらそれだけの期間が必要なのです。大事なのは
「通じればいい」レベルで納得せず、継続して取り組んでいく
こと。そうすれば6年後には私も彼女のレベルに到達できる
かもしれません(ささやかな夢…)。

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ドイツ民泊から帰ってきて、改めてドイツ語を勉強して、もう一度行ってみたいなあ、と思っていたわたしは、もう挫けました〜。

2007/11/17(土) 午後 10:22 おりょう

なるほど、外国語を学ぶことって奥が深いんですね。
母国語もそうやって習得してきたんだといまさらながら思いました。
xirominさんの説すごいです!
6年後が楽しみですね!

2007/11/17(土) 午後 11:41 チックのママ

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ネコでも「おいで!」「ごはん」「のあ!」って通じるようになりましたからw
大丈夫、がんばって〜(笑)にゃん★

2007/11/18(日) 午前 0:24 ★くろ☆しるば

目標に向かって、がんばって下さい! 化石化・・・たしかに、話せるだけだと、そうなるかもしれません、彼女の話し方を聞いているとそう感じます。

2007/11/18(日) 午後 1:43 おんだなみ

聞くことが大事っていうのはよくわかります。

そうですよね〜、「日本語は世界一難しい言語だ!!」といわれつつ
何も考えずに私たち話してるんですものね。
(決して正しい言葉で話が出来ているとは思いませんが・・・・。)
ヒアリング能力が高いと、発音も良いといいますもの。
って言いながら、映画は字幕を読んでしまう私です。。。。。

2007/11/18(日) 午後 3:57 にゃう ♪

そうだよね、小さいときからだったら、純粋に音だけで覚えていけるんだろうけど、大きくなると文法なんかを考えながら学ぶようになっちゃうもんね。大きくなってから外国語を学ぶのって大変だと思うな〜。そうそう、ヒアリングは重要だよね!!

2007/11/18(日) 午後 6:42 ☆ ポー ☆

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おりょうさん、私も何度も投げ出しそうになりました。でも別の日本人女性で「大デプロム」とかいうドイツ語の一番難しい試験に合格している人にも「外国語を習得するには終わりはない」と言われ、本当にそうだな、と実感している今日この頃です。山あり谷ありでも続けていくことが大事だと思っています。

2007/11/19(月) 午前 0:30 xiromin

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ひろみさん、今のレベルだと旅行するくらいなら全然困らないと思うんです。とりあえずなんとか伝えられるようにはなりましたから。でもここで辞めてしまうといつまでたってもよそ者のまま、なんですよね。日本語くらい自由に使えるようになるのは無理としても井戸端会議とかテレビのワイドショーとかが普通に楽しめるようになりたいです♪

2007/11/19(月) 午前 0:33 xiromin

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bebenoaさん、確かにそうですよね。うちのカナも理解できる言葉がいくつかあるし、私がカナに話しかけているうちにトビの猫用日本語も相当上達しました〜♪でも絶対上司に向かっては「おいで」って言ったらダメだよ、っていつも念を押してます(笑)。

2007/11/19(月) 午前 0:37 xiromin

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おんだなみさん、外国人が話す日本語の中でもフィリピンの女性が話すのは可愛く聞こえるからまだ問題が少ないですけど、たとえば中○人の場合、ぶっきらぼうに聞こえがちなので、コミュニケーションギャップの原因になりかねないそうです。日本人のドイツ語がどう聞こえるのかはわかりませんが、少しずつでもレベルアップできるよう頑張っていこうと思います。

2007/11/19(月) 午前 0:41 xiromin

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nyausukeさん、音楽をやっている人って耳がいいから外国語を習うと発音がいいですよね。あと、ものまねが上手い人とかも。もしコロッケが真面目に外国語を習ったらすごいかもしれないですよね(笑)。

2007/11/19(月) 午前 0:44 xiromin

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ポーさん、ドイツ語にこれほど手間取っているのは、ドイツ語が難しいからなのか、自分が歳だからなのか、わかりません。でも文法のこととかは若い頃よりも今のほうが理解力が高まっていると思うので、若いころに比べて、決してマイナス要因ばっかりだけではないと、
信じたい…。

2007/11/19(月) 午前 0:47 xiromin

ドイツ語って発音が難しそうなイメージでしたが文法も難しいのですね。化石化。。。自分の脳がそうなっていそうで恥ずかしい。。。がんばっている人ってステキですね〜

2007/11/20(火) 午前 11:02 yukie

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ゆきえさん、発音も濁音が多くてなんかやっかいなんですが、文法も複雑怪奇です。私の場合、もう二年半ここにいるので実はもう化石化が起こってしまっているかもしれないんですよね〜。怖い…。

2007/11/20(火) 午後 2:12 xiromin

私のクラスにも色々な国籍がいますが、微妙にxirominさんとはニアミスしてます。ブルガリアじゃなくてルーマニアだったり^^;
今の初級クラスにもドイツに6年やら8年やら居る人がいます。クラス分けテストで文法が全然だめだったみたいで。語学はヒアリング力が上がると自信も付くような気がしますね。テレビやラジオでできるだけ耳にするようにしたいですね〜。単語力もか・・・

2007/11/28(水) 午前 0:43 Blueocean

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blueoceanさん、同じドイツでも地域差がありそうですよね。ここデュッセルは圧倒的に日本人率が高いし(笑)。在独2年半にしてようやく耳が慣れてきた気がしています。もう遅いかもしれないけど変な発音や文法が定着しないようインプットを増やしてます。ドイツ語は絶対文法が大事ですよね。文法がちゃんと身についていればどんな難しい文章だって辞書さえあれば読めるところが英語と違うところだな、と最近実感しています。

2007/11/28(水) 午前 3:57 xiromin

私なんて勉強したのは英語だけですけど、生まれて5年の長男の英語を聞いてるとこうやって”母国語”って自然に会得していくんだなとよく分かりますよ。通じればいい、のレベルだと生きていく事は出来ても手紙やメモを書くのも恥ずかしいし書面になると荒が出てしまうし。FunctionalからFluentのレベルも微妙に脱するのが難しいですよね。悪くないけど・・なんか流暢とは違う、っていうか。いやいや、ドイツ語、聞いただけで難しそう。Xirominさん凄いです。

2007/11/28(水) 午後 1:18 Liah

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Liahさん、子供の言語習得能力ってすごいですよね〜。甥っ子の成長を見ててそう思いました。「悪い男=ワルオ」、「ヤバイ男=ヤバオ」という私の勝手な造語も説明しなくてもちゃんと理解するし「じゃぁxirominちゃんはワルコじゃん」とか言うんです(って変な例でした)。
私の場合、英語はすでに通じればいいレベル止まりになってしまっているので、ドイツ語は焦らず時間かけてじっくり取り組もうと思っています。

2007/11/29(木) 午前 3:34 xiromin


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