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フンダートヴァッサーが手がけた「エコハウス」なるものが、トビの実家 の近くの Hamm という街にあるというので行ってみました。場所は マキシミリアンパークと呼ばれる公園。その昔、炭鉱だったところです。 この公園の売りものは「グラスエレファント」。もともとは選炭工場だった 建物にガラスの象さんがくっついていて、エレベーターで頭まで登れる ようになっています。 お目当てのフンダートヴァッサーのエコハウスはこの象さんの「後ろ」に あるとHPには書かれていました。後ろというのはどこから見た後ろなの でしょうか?どっちを見てもフンダートヴァッサーらしき建物は見当たり ませんでした。 仕方なく入口の入場券売り場で聞いてみました。ところが「エコハウス? フンダートヴァッサー?聞いたことないわ。」と誰も知らない様子でした。 HPの説明書きを印刷して持っていたので見せると、公園の外にある 管理事務所に連れて行ってくれました。ところが事務所の人も聞いたこと もないようでした。いろいろと調べてもらった結果、エコハウスというのは 象さんのお尻の部分の建物の廃墟のことで、フンダートヴァッサーが 手がけたのはどうやら屋上緑化であることが判明しました。 というわけで、これがそのエコハウスです(単なる廃墟です)。 象さんに登って上から見るとこんな感じ。 人間が建物を建てる時にはその場所に生えていた植物が犠牲になります。 この建物には屋上部分に灌木や木が植えられています。その成長によって 建物の腐朽がせきたてられ、いずれは建物が植物に負けてしまいます。 植物を犠牲にして建てられた建物の上に植物が育っていく。フンダート ヴァッサーいわく、そうなることで人間(人工)と自然との調和が図れる (それを彼は「自然との平和条約」と読んでいます)ということです。朽ちる までこの建物は手を加えないんだそうです。この廃墟、そして朽ち果てて いく過程そのものが芸術なんだそうです。 |

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「自然との平和条約」とはなかなか理解しがたいです。全ての芸術家の趣旨を心底理解できるとは言いがたいですよね。これもその実例かなと私には想えます。ユニークなんでしょうが、美しいとは言い難いです。
2009/4/6(月) 午後 6:51
fayさん、ちょっと説明が悪かったかな?植物を破壊して建てられた建物の上にまた植物が生える、つまりはお互い様というか、元に戻る(実際には戻るわけではないですが)というか、ちょっと輪廻に似た考え方だと思います。
この廃墟は美しいとは言いがたいですが、上から見たらやっぱりフンダートヴァッサーの特徴が感じられました。
2009/4/6(月) 午後 7:16
よく知っているフンダートヴァッサーの作品ではないけれど,考え方は間違いなくフンダートヴァッサーですね。後の作品の根幹の一つと考えると感慨深いですし納得がいきます。フンダートヴァッサーという芸術家の表現方法は,一つではないということでしょう。★P
2009/4/6(月) 午後 10:36
朽ち果てさせるために建物を建てるというのは建築という考えからは矛盾があるように思うのですが、芸術という観点からみるとそういうのもありなんでしょうね。
2009/4/7(火) 午前 0:06
芸術の奥深さに圧倒されてしまいました・・・。廃墟マニアにもたまらない建物じゃないでしょうか・・・(^.^;)
でもなんだか人間の滅んだ後の地球を示唆してるようでちょっとコワイ気もしました。
2009/4/7(火) 午前 0:36
クマ&ノコさん、まだ屋上緑化が普及してなかった頃のフンダートヴァッサーの作品です。今なら屋根の上に植物を植えるのもそれほどびっくりなことではないですもんね。
2009/4/7(火) 午前 1:46
toshikoさん、なんだか説明が下手くそでごめんなさい。朽ち果てさせるためにこれを建てたのではなく、すでに廃墟となりつつあった建物にフンダートヴァッサーが植物を植えたんです。これを建てる際にその土地に生えていた植物が犠牲になっているから、その再生、という意味をこめて。建物をただ朽ち果てさせるのではなく、自然と共生させながら、ということだと思います。
でも何しろ情報が少なすぎてよくわからなくて、私なりの解釈なんですが…。
2009/4/7(火) 午前 1:51
くろろんさん、これも廃墟ロマン主義、なんでしょうか?
確かに人間が滅んで何百年も経ったら木が生えたりしそうですね。
でもフンダートヴァッサーはそういう悲観的思想の人ではなかったと思うので、自然との共生、廃墟も木に覆われれば芸術!ということで♪
2009/4/7(火) 午前 1:55
使われなくなったものをただ壊すでなく、そういう哲学のもの、市民に親しまれるように、且つ自然とはという考えを忘れさせないようにしているのですね〜。
廃墟ロマン、なるほど!
2009/4/7(火) 午後 6:09
blueoceanさん、ルール地方には昔いっぱい炭鉱があったから、その場所の有効利用が大きな課題だったようです。
実際は、ただ放置するよりはこうやって理由をつけておけば楽、ってその程度の発想だったのかもしれないですが(笑)。でもせっかくならもっとちゃんとみんなにわかるようにして欲しいですよね。これじゃただの廃墟同然?!
2009/4/7(火) 午後 7:42
アニメでよくある、人間が滅んだ後の近未来の廃墟みたいですね。でも朽ち果てる時、地震とか来たら大変なことにならないんですかね?この前、イタリアで大きな地震ありましたよね。
2009/4/8(水) 午後 9:22
あー、ほんとにガラスの象だー!
自然との平和条約、、、素晴らしい考えですね!!
2009/4/8(水) 午後 10:00
さぶさん、イタリアで地震、ありましたね。ヨーロッパは日本みたいに頻繁に地震がおきないんですが、ここは公園だし、ドイツは日本ほど人口密度が高くないからあまり問題にはならないかな、という気がします。
2009/4/9(木) 午前 2:02
yanyanさん、この象さんの方が思いきり目立ってました♪古い建物を取り壊さずこうやって再生させるのって西洋ならでは、ですよね。その分維持費がかかるので、良し悪しはあるようですが。
ここのフンダートヴァッサーは彼の哲学の原点のように思いました。
2009/4/9(木) 午前 2:05
人工物は結局自然には勝てないって事ですねぇ (;^∇^)
人間が自然を破壊して多くの人工物を作っても、長年経つと
手を加え続けていなければ自然に淘汰されてしまうって事ですねぇ。
2009/4/9(木) 午後 1:27
茶美さん、そうですね。一度人間が破壊した自然が今度は人間の作ったものをゆっくりと崩していくんですね。
昔、沖縄で海に面した遊園地の観覧車に乗ったことがあるんですが、上から見たら人間が手を加えたのは海岸のほんの一部で、周りには大海原が広がっていたのが印象的でした。自然はやはり偉大ですね。
2009/4/9(木) 午後 10:28
なるほど、考え過ぎでしたね。ラピュタの空中庭園みたいになればいいのにね。
2009/4/9(木) 午後 11:23
さぶさん、ドイツは地震がないと言われていますが、イタリア地震のような規模の地震は起こる可能性があるんだそうです(と最近のニュース記事にありました)。そうなった場合、こっちの人は地震慣れしていないから、パニックに陥って被害が拡大しそうです。古い建物も多いし、耐震性なんて考えられてないでしょうから…。広域避難所とかあるんでしょうかね〜。
2009/4/10(金) 午後 1:38
私も象がその作品かと思ったw
朽ちるがままに、自然との融和って考えはこっちではあまり見かけない気がします。
ヨーロッパ建築ですごいなと思うのは、建物自体は当時のままに
内装だけ近代風に変えてすんでる人が多い(?)ってとこなんですよね。
町並み保全とか規制もあるのかもしれないけど、古いものの良い部分を生かしつつ
現代生活を快適にって発想はあまり日本人にはない感じ。
まあ、メンテナンス性を考えたら、立て直すほうがいいのかもしれないけど。
この建物、いつまでも残ってて欲しいですね
2009/4/14(火) 午前 1:17
akaneさん、大抵はこの象さんみたいに別の形で利用したりするから、朽ちるがままっていうのはこっちでも珍しいかな?そのまま放ったらかし、って思われても仕方ない感じですよね、これw。
日本の住宅って寿命が30年とか50年とかで、それに比べてヨーロッパはすごいって思っていましたが、実際住んでみると良し悪しありますね。断熱が悪くて冬場の暖房費がかさんだり、排水管の問題があったり。地震が少なくて湿度もあまり高くない地域だからできるんでしょうね。
2009/4/14(火) 午前 6:26