ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

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Sankt Barbara Kirche

Bad Blumauから車で30分ほどのところにあるBärnbach(ベアンバッハ)という小さな
町にはフンダートヴァッサーがデザインしたザンクトバーバラ教会があります。
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この教会は1987−1988年にフンダートヴァッサーが手がけたもので、彼の建築
物の中では初期のものになります。色使いやモザイクの感じがなんとなく原始的な
感じがして、後期の作品に見られる彼独自のスタイル(色使いやデザイン)が確立
される前の作品であることを物語っていました。
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私は子どもの頃、何をやっても父親にけなされていました。父には父なりの教育方針
があったと思うので、もしかしたらおだてすぎていい気にさせないつもりだったのかも
しれません。年子の姉がいるので、妹の私を褒めすぎたら姉がいじけてしまうと心配
したのかもしれません(子どもの頃、姉は非常にどん臭かったのです…)。父はもう
いないので、父がどう思っていたかは今となっては想像するしかありませんが、とにかく
何をやっても褒められたことがなかったのです。

図画や工作、お習字やリコーダー、今思えばどれもそれほど下手ではなかったの
ですが、私はどうせけなされるのだから、完璧にできないならばやらないほうが
マシと思い込むようになりました。幼稚園まではそれほどでもなかったのですが、
学校に入ってからはかなり創造力の乏しい子どもになってしまいました。そして人
が見ているところで絵を描いたりモノを作ったりすることができず、何に対しても自信
が持てずに子供時代を過ごしました。


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この教会を見たとき、その素朴さというか洗練されすぎていないところに、心を
奪われました。下手でも未熟でもそれは自分のスタイルを作り上げていくための
過程なんだ、ということを感じたのです。この教会は芸術家フンダートヴァッサー
が手がけたものですから、下手とか未熟という言葉はもちろんふさわしくないの
ですが、私が言いたいのは、例えばその約10年後にオープンしたBad Blumauの
建物に比べると、フンダートヴァッサーらしさが明らかに違うのですが、でもどちら
もフンダートヴァッサーであることには違いはない、ということ。つまりそれなりの
過程を経なければその人らしさは生まれてこない、ということです。

私は今、趣味でモザイクをやっています。フンダートヴァッサーが大好きになって
始めた初めての創作系の趣味です。まだまだ未熟ですが下手でもなんでもモザイク
だけはずっと続けていこう。この教会を見た時、そう心に決めたのでした。

閉じる コメント(26)

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茶美さん、普通はみんな「褒められて伸びるタイプ」じゃないでしょうか?うちの父はどういうわけか厳しかったですね。本当に巨人の星の一徹のようでした。何をしても怒られていた気がするし、その理由が理解できないこともよくありました。ま、もういないので、今となってはどうでもいいんですが。

2009/8/30(日) 午後 2:52 xiromin

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紫桜さん、この教会、東欧風な感じがしますか?この教会の周りにはいろいろな宗教をシンボル化した門がいくつもあるんです。キリスト教だけでなくいろいろな宗教を受け入れているという意味のようですが、そういうところもすごくフンダートヴァッサーぽいです。
確かにモザイクは一度壊してまた作る、という作業ですね。もしかしたらフンダートヴァッサーの作品に取り入れられている理由はそこなのかもしれませんね。奥が深いです。

2009/8/30(日) 午後 2:56 xiromin

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私は小学生の頃、習字で銀賞をとったことがあるのですが、親に喜んで報告すると、「何で金賞じゃないの?」と言われたことをけっこう今でも根に持っています・・(笑)褒められて伸びるタイプ?なんでけなされたりするとかなり落ち込んでしまいます・・(汗)お父様はお父様なりの考えがあったんでしょうね〜。この教会も素敵ですね〜!今回の旅行はxirominさんの行きたいところに行ってきたわけですね?♪

2009/8/30(日) 午後 5:18 セッチャン

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セッチャンさん、親にとっては何気ない一言でも子供の心にはずっと残ってしまうんですよね。基本的に子供ってみんな褒められて伸びるタイプだと思いますが、きっと私が調子に乗りすぎるのとか、姉のことを懸念していたんじゃないかなーと想像しています。
今年は引っ越しがあるので、休暇は近場にしようということになってだったらお隣オーストリアでフンダートヴァッサー三昧をしよう、ということになりました。トビにはどの建物を見ても一緒に見えてしまうようですがw。

2009/8/30(日) 午後 7:33 xiromin

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私にはxirominさんはとても感性の豊かな方だと思います。
好きなものが見つけられるってすごく羨ましいです。
がんばってくださいね。ポチ♪
私は何が好きなのか未だにわかりません。

2009/8/30(日) 午後 8:37 Hannah&ミイ

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はなさん、ポチありがとうございます。
父とはずっとそりが合わずにいたので2007年の冬に亡くなってからもずっとその関係に悩んだりしていました。そんな時、フンダートヴァッサーに出会い、今まで抑えつけられていたものが開放されていくような感じを受けました。こうやってフンダートヴァッサー巡りができるのも何かの縁なのかもしれないな、と思ったりしています。
日本にも大阪にすごいのがあるので、機会があったら見に行ってみてください。もしかしたらはなさんもハマるかも!?

2009/8/30(日) 午後 8:49 xiromin

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↑大阪って〜〜あのゴミのやつかな?

これも可愛いね〜〜〜〜

2009/8/30(日) 午後 10:49 光太夫と光ママニャリよ

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可愛い教会ですね。こういう教会だったら、子どもの頃から楽しみに通えそうな気がします。
戦前生まれの父親達って自分が幼少期に戦争や食糧不足で苦労したせいか、必要以上に厳格で、嬉しいとか楽しいという感情を素直に表せないところがある気がしませんか?うちの父もそういうところがあって、けなされたこともそんなに無いけど褒められたという記憶がありません。うちは母が私を褒めちぎる人だったので、父のことはそんなに気になりませんでしたが、大人になって考えれば父親だって人間なんだから、嬉しいとか楽しいとかいう感情があったはずで、それを素直に表現できないで育ったというのは、ある意味、時代の被害者だったのだと可哀想に思ったものです。
xirominさんがフンダートヴァッサーやモザイクに出合ったのは運命的なものがあったのでは。今まで押さえていた分、これからのモザイク作品は芸術表現が爆発するかも〜?

2009/8/31(月) 午前 2:25 Toshiko

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光ママさん、そうです。ゴミ処理場と下水処理関係施設。大阪・舞洲にはすごいのが近くに二つもあるんですよね♪

2009/8/31(月) 午前 2:30 xiromin

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toshikoさん、そうですね。戦前生まれだと「星一徹=父親像」みたいなイメージ、ありましたよね。うちは多分姉がすぐ上にいた関係もあって褒められるどころか何をやってもダメだしくらってましたね〜。でもそれもその世代の下手な愛情表現の一つだったのかもしれないですね。toshikoさんのおっしゃる通り、思ったことをまっすぐ表現できないくらい、苦労したからなのかもしれません。

私は、例えば、名画と言われているものを観賞してもなんとも思わないことが多いんですが、フンダートヴァッサーの作品はいろいろ私に語りかけてくれます。本などで彼自身の写真を見ると不思議と父の姿と重なるんです。オーストリア人と日本人が?って思われると思うんですが、父は私とは違ってわりと彫の深い顔立ちをしていたし、ちょっと変わった格好をすることがあって(派手シャツを着たり、メキシコで私が買った民族衣装風の服を愛用したり)そういうところになんだか面影を感じるんです。きっと何かあるんだろうな、と勝手に思っていますw。私もモザイクで私なりのスタイルを作っていけたらなーと思います。

2009/8/31(月) 午前 2:39 xiromin

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他の方も書かれていらっしゃいますが、きっとxirominさんは感性豊かで繊細な方なんでしょうね。この作品を見て、こんな風に感じ取る心をお持ちなのが素敵だと思います。
この教会とても可愛らしくて好きですが、言われてみれば確かにBad Blumauの建物に比べて未熟な印象を受けますね。
フンダートヴァッサーとの出会いはxirominさんにとって特別以上のものですね。xirominさんの新しいモザイク作品楽しみにしています。

2009/8/31(月) 午前 5:57 blumenkind

屋根の水玉が特に好きです♪

xirominさん、お父様、天国でxirominさんのこといっぱい褒めていると思いますよ♪♪

2009/8/31(月) 午後 10:20 yanyan

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Blumenkindさん、ありがとうございます。ウィーンで初めてフンダートヴァッサーを見た時、ものすごい感動しました。今まで芸術作品を見てもそこまでの感動って味わったことがなかったので、自分でも不思議な感じでした。
この教会のモザイクはフンダートヴァッサーなのにフンダートヴァッサーらしさがちょっと違いますよね。彼も模索中だったのかな、とかいろいろ想像してしまいました。でもこんな風に教会をデザインしちゃう奇抜さはやっぱりフンダートヴァッサーならでは、ですよね。

2009/9/1(火) 午前 2:33 xiromin

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yanyanさんのコメント、ちょっと目がウルウルしちゃいました。
どうもありがとう…。
そういえば、父はトビが大好きで、私がトビと結婚したことは親戚に自慢していたそうです。

2009/9/1(火) 午前 2:35 xiromin

何かの作品を残すということは後世の人との出会いを可能にするということでもあるんですね。xirominさんの記事を読みながらそんなことを感じました。作品を残す芸術家はそこまでは意識していないのかもしれませんが。

2009/9/1(火) 午後 5:08 pelupa

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Pelupaさん、一つの作品でいろいろなことを考えさせられますね〜。

2009/9/2(水) 午前 2:11 xiromin

塔のてっぺんの顔みたいな時計がいいな〜
モノって作った人の個性が如実に現れる感じがします、
何でもそうですが、「継続は力なり」かな。

2009/9/4(金) 午前 10:35 おんだなみ

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おんだなみさん、この顔みたいな時計は何を表しているんでしょうね…。絵でも習字でもそろばんでも何でもいいから、小さい頃から何かずっと続けていることがあればなー、とたまに後悔します。
今からでも遅くないので(!?)モザイクはずっと続けていきたいです。

2009/9/4(金) 午後 1:18 xiromin

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子供の頃のお話が切なかったです。ヴァッサー氏ファンなのにはいろんな気持ちが込められていたんですねぇ。
そんなこんなだけど今、xirominさんが創作活動に目覚められたことをとってもうれしく思います。眠らせていた才能が爆発しそう!!?
私も今いろいろ試作しながら、一番自分らしいものを見つけたいなと思ってるとこです。お互いがんばりましょーね☆

2009/10/21(水) 午前 10:50 くろろん

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くろろんさん、父との関係は亡くなってからもずいぶん悩みました。でもそんな父はフンダートヴァッサーに似ているところもあって、本などでフンダートヴァッサーの写真を見ると時々はっとすることがあります。かたや日本人、かたやオーストリア人なのに、おかしいとは思うんですが。
試行錯誤を繰り返して、自分自身のスタイルができあがってくるといいですよね。頑張りましょー。メッセージ、どうもありがとう。

2009/10/21(水) 午後 1:30 xiromin


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