|
日本とは違ってヨーロッパやアメリカなどでは道路に名前がついています。ドイツの場合、 Berlinerstraße (ベルリン通り) Goethestraße (ゲーテ通り) Mainstraße (マイン通り)のように、地名や人名、あるいは川の名前などが使われます(もちろん他にもあります)。 私の職場がある通りは Lise-Meitner-Straßeと言います。このリゼ・マイトナーさんが誰だか 知らなかったので、働き始めてすぐの頃になんとなく調べてみたことがあります。放射能の研究を した物理学者さん、とのことでしたが、私は物理にはめっぽう弱いので、その時はただ「ふうん」と 思っただけで「キューリー夫人みたいな人」と記憶にとどめておいた程度でした。 そのリゼ・マイトナーさんに思わぬところで出会いました。広島の平和記念資料館です。 オットー・ハーンという化学者とともに研究をし、1938年に核分裂を発見、その概念を確立したのが リゼ・マイトナーさんでした。オットー・ハーンという名前はドイツでよく耳にします。フランクフルトの ザクセンハウゼンという地区にはオットー・ハーン広場という場所があるし、オットー・ハーン通りも ドイツ各地にあるようです。 その後核兵器の開発に繋がっていくからです。当時のアメリカにはナチスのユダヤ人迫害から 逃れて移民した優秀な科学者がたくさんいました。その一人のレオ・シラードは、ナチスが原子爆弾 を保有することを憂慮し、アメリカでも開発を行うことを進言する手紙を大統領に送りました。その 手紙に署名したのがあの有名なアインシュタインで、これが契機となってアメリカで原子爆弾の 研究開発が始まった、というわけです。 毎日何の気なく通っていたリゼ・マイトナー通りでしたが、その通りの名前になった人物が、実は
日本の歴史と間接的に関わりがあったということは新しい発見でした。 |
全体表示
[ リスト ]




世界は繫がっているのですね。。。
2010/3/25(木) 午前 9:08
リゼ・マイトナーのマイトナーってどこかで聞いた気がしましたが、
放射化学でしたか。ハーンさんも、今は名前が変わってしまいましたが、
ハーンニウム(原子番号105)と言う元素名になってました。
2010/3/25(木) 午前 11:34
紫桜さん、職場のあるド田舎と広島が思わぬところで繋がりました。
2010/3/25(木) 午後 2:14
茶美さん、共同研究者だったのに、彼女は女性でしかもユダヤ系だったことから、ハーンにノーベル賞を独り占めされてしまうんですよ…。その後、彼女の功績が世界的に認められるようになり、原子番号109がマイトニウムと命名されたそうです。それもつい最近、1997年のことのようですが。
2010/3/25(木) 午後 2:18
うーむ、なんだか複雑な心境ですかね〜。
現在では、ノーベル賞受賞者の30%がユダヤ系と聞いたことがあります。
2010/3/25(木) 午後 4:56
この二人も自分たちの研究が将来遠い日本で歴史的な悲劇を残すものになっていくとは予想しなかったでしょうね。素晴らしい発見も一歩間違えれば恐ろしい兵器に変わっていく…。人間の使い方次第ということでしょうか。
2010/3/25(木) 午後 8:35
いつも見ていた通りの名前が日本と関わってたなんていうことがあるんですね。
外国に住むといろいろと発見がありますね。
2010/3/25(木) 午後 10:02
女性であることとユダヤ人となるとハンディでしたが、今は世界が認めることなったとは嬉しいことです。が、この研究の成果が日本に悲惨なことになり、今は世界のエネルギーとなっている。この人たちの研究発見から始まるんですね。こう思うとこの通りにも親近感が沸きますね。あなたさまの追求心がこの記事になりましたね。ポチですね♪
2010/3/25(木) 午後 10:50
数年前、高校生に化学を教えるのに教科書見たら
周期律表が変わっててビックリしました。
105番のHa ハーンニウムが Db ドブニウム に 109番は初めて見ました
Mt マイトニウムでしたね。今、マイトナーさんとの関連見てビックリです。
で、先程ネットで周期律表を検索したら、日本の理化学研究所で
113番元素を発見したそうで、「ジャポニウム」にしようか、「リケニウム」に
しようか、と揉めてるみたいです。 (;^∇^)
2010/3/26(金) 午前 3:35
yanyanさん、その話、納得ですね。20世紀初めまでドイツでは物理学の研究でトップだったそうです。優秀な科学者の多くはユダヤ系でみんな外国に亡命しちゃって、物理王国(?)ドイツも衰退してしまったそう。トビは大学で物理を専攻していたので残念がっています。
2010/3/26(金) 午前 7:03
Pelupaさん、ハーンはノーベル賞をもらっています。その研究成果がきっかけとなって悲劇が生まれた、と考えるとなんかおかしな感じがしますよね。きっとそんな風に利用されることなんて予想もしなかったのでしょうね。ナチスを恐れて原爆を作り始めたというアメリカが、ドイツが降伏した後に日本に原爆を落としたのはひどいとしか言いようがありません。
2010/3/26(金) 午前 7:07
はなさん、この写真を見て、これがあのリゼ・マイトナーなんだ〜と思いました。今の職場で働いていなかったら、平和記念資料館でこの展示を見ても何も残らなかったんじゃないかなー。
2010/3/26(金) 午前 7:18
zenmasuiさん、普段何気なく通っている道路の名前がまさかこんなところで繋がるとは思ってもいませんでした。こういう経験があると絶対に忘れませんよねw。ドイツでも女性というだけでいくら優秀でも学者としてなかなか認められない時代があったということにも、驚きました。でも今になってその功績が認められたのはよかったですよね。
2010/3/26(金) 午前 7:20
茶美さん、ハーンニウムは名前が変わってますね。いろいろ調べるとハーンはノーベル賞受賞の際にマイトナーのことを一切言わなかったらしいですから、ハーンニウムがなくなり、別の原素がマイトニウムと名付けられた、というのは正当な感じがします(←ド素人の感想)。世界中の研究所で似たような実験をして新しい原素を発見しようとしているので、名前をつけるのにはいろいろ覇権争いがあって大変なんだそうです。
2010/3/26(金) 午前 7:25
通りの名前には人名などもあるんですね。
それにしてもいつも通る職場の通り名を旅行先の広島で発見するなんてすごい偶然。いや、必然だったのかもしれませんね。
2010/3/26(金) 午後 3:04 [ Yururi ]
blue apronさん、音楽家や文豪、政治家、それに科学者さんの名前が使われていて、ゲーテ通りやゲーテ広場などはどこの町にもある感じです。その中でリゼ・マイトナーという名前は知らなかったのですが、まさか広島で出会うとは思っていませんでした。これは必然、だったんでしょうね〜。
2010/3/26(金) 午後 11:47
原爆の元を発見した人ですか・・・。日本人にとっては複雑ですね。
すばらしい発見をしたのに、間違った方法で使用され、さぞ嘆き悲しんだでしょうね。
それから約70年、耐え難い犠牲と悲しみを乗り越えて、今は資源としては
欠かせないものになっていますね。
ちなみに、うちの近所の道路は、小学校が近いので「あいさつ通り」とか
「お日様通り」とか、かわいい名前が付いてます。^^
2010/3/30(火) 午前 10:45
シルバさん、どんな素晴らしい発見も活用の仕方次第、ということですね。原子力発電も問題アリだと思うんですが、日本は相当依存していますよね。大丈夫なのか…。
あいさつ通り、お日様通り、とはかわいらしいですね。方向音痴の私としては道路に名前がついていたら助かるんですが、日本はあんまりないんですよね。
2010/3/31(水) 午後 1:36
なんだかこの偶然のつながりにびっくりしますね!
女性の進出が難しかった時代に彼女はすごい偉業を成し遂げたのですね。上に書いてあるように「どんな素晴らしい発見も活用の仕方次第」ではあるけれども。
私も先週ドイツの地図をネットで調べていて、道の名前が地名や人名なんだなぁ〜って思ってたところだったのですよね〜☆小さな偶然?(笑)
2010/4/7(水) 午後 5:09
ポーさん、こうやってバラバラだった知識が繋がることは嬉しいんですが、この女性物理学者が広島と関係があったとは思いもよりませんでした。
ポーさんが、ちょうどドイツの通りに地名や人名が使われてるなーって思ったところだったとは。それも偶然、ですね〜。ちなみにうちの住所はどちらでもないですw。
2010/4/8(木) 午前 5:31