ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

Umwelt

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寝袋持参で、先週の木曜日から北ドイツのゴアレーベンの近くに行ってきました。通称 Castor輸送と呼ばれて
いる核廃棄物輸送の反対運動に参加するためです。この運動については、インターン中にその準備に多少
携わりましたが、複雑な思いがあって自分自身が参加するつもりは全くありませんでした(そのことについては
Castorという記事にまとめています)。

ところが先週の水曜日になって、このデモを見に福島から人が来るということがわかり、ボランティアでドイツ
語の通訳をしてくれる人を探しているらしい、というので急きょ出動することになりました。この Castor 輸送
反対運動にイベント感覚で参加したくはありませんでしたが、福島の人のために何か手伝えることがあるという
なら話は別です。

ゴアレーベンは日本でいうと六ヶ所村のようなところです。もともと僻地なので公共の交通の便が非常に悪い
上に、Castor 輸送が予定されているので、電車は通常運行されていません。そこに行くには自分の車か、
どこかの団体がアレンジしたチャーターバスに乗って行くしかありません。いろいろ電話をして問い合わせた
ところ近くの街の反核団体の人が車を出すというので、それに乗せてもらうことにしました(恐らく彼らは私の
ために車の台数を増やしてくれたようです)。出発した木曜日の夜はゴアレーベン近郊の街の知らない人の
お宅に泊めてもらいました。街の広場で小さな集会が行われていたので、私を乗せてくれた人が「誰か日本人
を泊めてくれる人、いませんか?」と声をかけてくれたのです。この輸送反対運動期間中はたいていのお宅が
そうやって自宅を開放してドイツ全国から集まった人を泊めたり、無償で食事を振る舞ったりします。

次の日、なんとか日本からの一行に合流することができ、それから二晩は、デモ会場近くの民家の物置(この
イベントのためにソファや暖炉、テーブルなどを置いて泊れるようにしてある)に寝泊まりしました。他にもう
一人若いドイツ人男性もいて、二人で一つ屋根の下寝袋で寝起きしました(超緊張)。

私の仕事は、反核を訴えている俳優がデモ参加者にインタビューするのを通訳すること、そして福島の女性が
集会でスピーチするので、そのドイツ語訳を作成し、ステージの上で読みあげることでした。
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デモの様子 - Greenpeace DE
集会でのスピーチ - Greenpeace DE
デモ、集会の様子 - Greenpeace JP
ZDFのニュース
ZDFの子供ニュース
Castor 2011 - 写真
Castor 2011 スライドショー
日本のニュース・ダイジェスト
ZDF・海外ジャーナル 映像画面下の Mütter von Fukushima をクリックすると関連ニュースのみ見られます。
Graswurzel.tv (草の根テレビ)
関西テレビ ANCHOR 脱原発宣言のドイツでは…

多少行き違いがあって、大変なこともたくさんありました。二日間食事もまともにできず、着替えもロクにできず
かなりサバイバルな旅でした。でもこんな私でも福島や日本のために少しでも役に立ったとしたら、嬉しいです。

Castor のノリはやはり私にはついていけないものがありました。でも北ドイツのゴアレーベンのあるWendland
と呼ばれる地域の人の暖かさに触れることができたこと、ドイツ全国から集まった人と交流することができた
こと、そして福島のために急きょこのデモに参加することになった私に、惜しみなく力を貸してくれた人たちとの
出会いは貴重な経験となりました。

追記:
日本でもこの反対運動に関するニュースが流れていたようで、それらをまとめた映像を↑で見ること
ができます。でもどのニュースも、この反対運動に俳優の山本太郎氏も参加していた、ということは
一切触れていません。彼は集会でスピーチをしたわけではないのですが、それでも日本の報道陣にも
取材されていました。その部分はあっさりカットされちゃったんでしょうか…。もしそうだとしたら
ひどいですね。

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世界とフクシマは繋がっていると実感しました。
今日,テレビのある番組で,山本晋也監督が山本太郎さんにインタビューし,彼の活動を紹介していました。反原発活動のために所属事務所を辞めたと聞いて,彼は本気なんだと伝わりました。
一人ひとり反脱原発は,微妙にベクトルは異なるかもしれませんが,大きなところでの重なりを大切にして手を取り合うことが出来ればと思います。
その意味で,xirominさんのやられていることは,接着剤であり,緩衝材であり,触媒になっていると思います。(^^♪

2011/11/30(水) 午後 10:58 クマ&ノコ

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クマ&ノコさん、日本からこのデモを見に来る、ドイツは脱原発のお手本だから学ぶことがたくさんある、とドイツ人に伝えたら、日本からわざわざ来てくれることがこの地域の人に力を与える、福島のことを伝えることによって人々の脱原発への意識がさらに高まる、だから一方通行ではなく、相互に助け合うことになる、と言われました。事故を起こして世界に迷惑をかけている日本でも、ドイツの助けになる部分があるのか、と思ったら少し希望が持てました。もちろん福島の人に対して、野次馬的に見る目も少なからずあったかと思いますが…。
一人一人の考えや立場は違っても目指す目標は脱原発、原発のない世界、ですよね。私は少々表と裏を見てしまったように思いますが(笑)、とにかく有名人がこの活動に力を入れてくれるというのは影響力が大きいですからありがたいですよね。

2011/11/30(水) 午後 11:53 xiromin

デモに参加する見知らぬ人を家に泊めて食事をふるまう、それもまた脱原発運動に参加するひとつの形なのでしょうね。日本でデモがあるときにそんなふうに協力してくれるご家庭があるかな、と考えてしまいました。
それにしてもお疲れ様でした。スピーチを見て涙が出てきました。やはりお母さんですよね。子どもたちを、そして子どもたちが生きていく日本を守りたいという気持ちが伝わってきました。

2011/12/1(木) 午前 5:32 pelupa

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Pelupaさん、核廃棄物の最終・中間保管施設は日本同様僻地に建設されがちですから、地元の人だけで抗議運動をしてもなかなか難しいんですよね。だから全国から人が来てくれるのは彼らにとってはありがたいことなんだそうです。私たちに物置を提供してくれた家族は、小さい赤ちゃんがいて今年は参加できない、少しでも役に立てて嬉しいと言ってくださいました。私は彼らの人生で初めて見る日本人だったようです(笑)。出かけて戻ってくるとお菓子や果物を用意しておいてくれたり、母屋に入れてくれてインターネットの最新情報を見せてくれたりしてくれました。しかもそのお宅は猫を2匹飼っていて、ニャンコと戯れられるという特典付き!でしたよ〜w。
私が独語文のお手伝いをした女性は日本語でスピーチをされましたが、彼女が思わず泣きそうになってしまった時にドイツ人の観衆が拍手をしてくれました。「言葉は国境を超える」ものだ、というのを実感しました。

2011/12/1(木) 午後 5:09 xiromin

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今までのドイツでの経験や語学力が力になって,
xirominさんの思いが少しづつ形になっていってるようで素晴らしいですね。
ポチ☆

2011/12/1(木) 午後 8:22 Hannah&ミイ

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はなさん、語学力はまだまだだなぁということを実感…。でもこのデモの参加していた人達は、私が下手くそなドイツ語で、単文オンパレードで語ってもみんな一生懸命聞いてくれるし、理解しようとしてくれます。彼らのとっても一日本人と直接話をする機会は重要みたい。ありがたいことです。今後は私を北ドイツまで連れて行ってくれた地元の団体と何か活動をしたいと思っています。インターンをした反核団体とは違って、そこはエリート有閑夫婦が一種「金持ちの道楽」的な感覚で活動しているようです。いろんな人がいろんなやり方で脱・反原発を目指す。日本も早くそういう社会になって欲しいものです。
ポチ、ありがとうございます。

2011/12/2(金) 午後 5:00 xiromin

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お疲れ様でした。通訳、とてもカッコ良かったです!
いろいろあっても、ちゃんとドイツ語がてきて羨ましい♪

福島の彼女の想いが溢れての涙で、言葉は通じなくても会場の人々が拍手したのは
とても感動しました。思いが1つだと言葉なんて要らないのですね。
私も、このデモはちょっとイベント的だなと思います。
線路に座って抗議するのはいいけど、警察といざこざを起こすのは
ちょっと違うような気がします。そういう事じゃないんだよね・・。
でも、こういうイベント的なデモだから世界各国のメディアが取り上げてくれて
世界中に公になるのはいいことですよね。
山本太郎さんも一生懸命になってるけど、日本でも空回りしてるようで
どう言ったらいいか・・、あの方の主旨にはあまり賛同できません。
原発を無くそうという思いは伝わってきますけど、無理してるような気がして。
「みんなで生き延びたい」解るけど、私にはちょっとズレてるかな〜。
もっともっと深い所で考えなければいけない問題じゃないかな〜・・。

2011/12/2(金) 午後 8:25 silba1103

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シルバさん、私としては子連れのこの女性にばかりにスポットが当たっちゃっているのがちょっとなって思いました。もう一人の女性は、有機農業をされている女性なのですが、あまり取り上げられていなくて残念。逆に子供が見世物になっているような気がして、それもどうかな、と。でもとにかく私は日本や福島のためにできることがあるなら、とこのデモにかけつけたわけで、結果として一度は見ておくのはよかったと思うけど、線路に座り込みとかそこまではしたくないって思いました。
原発への思いは人それぞれですよね。私は自分が生き延びたいからという気持ちはまったくなくて、ただただ人の手に負えないものは作ってはいけない、使ってはいけないと思う、そして他人を犠牲にして自分だけ便利な生活をしたいと思わない、そういう気持ちが強いです。今回、裏表を見てしまった部分もあるので、もし直接シルバさんに会えたら話したいことはいろいろありますが、現実問題として有名人が脱・反原発運動をしてくれるのはフツーの人間の何倍も効果がありますから、その点ではありがたい存在だなと思っています。

2011/12/2(金) 午後 11:24 xiromin

同じ思いを持った人達との色んな出会いが
反原発運動の活力の一つになりますね。

2011/12/4(日) 午後 0:50 おんだなみ

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あのデモの時にいたんですね。う〜〜! あなたさまのお考えが分かり、納得です。お疲れさまです。
あの山本さんですか、私にはイマイチ分かりませんね。有機農業をしている方も参加ですか。頭が下がりますよ。このような人の地道な積み重ねが物を言うでしょうね。そして、子供連れの人もご立派ですよ。この運動を小さい頃から知らしめるとは。なかなか出来ないことです。これからもこの運動をお知らせくださいね。

2011/12/4(日) 午後 6:56 zenmasui

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おんだなみさん、多少イベント感覚だとしても、ドイツ全国から人が集まって抗議運動をするというその団結力はあっぱれです。日本も、直接被災していない人がもっと関心を持って声をあげなければいけないと思います。自分に直接関係なければ無関心、というのが日本の大きな問題ですよね。

2011/12/4(日) 午後 8:24 xiromin

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zenmasuiさん、映像見ていただけましたか〜(笑)。本当は行くつもりがなかったんですが、福島から人が来る、と聞いて飛んで行きました。反核運動にはやはり有名人の力が必要なので、どんな人でもそれなりに名の通った人が反原発と訴えてくれるのは助かります。メディアでは子連れの方の方が多く取り上げられていますが、今は学校がある時期なのに休ませてまで連れてきて子供を人目に曝すことにはちょっと疑問を感じました。主催した環境団体側のいい宣伝になっているし、彼らは「フクシマから来たコドモ」という好奇心の目で見られているわけですから。でも家族でドイツ旅行ができ、環境団体側も宣伝になって、お互い持ちつ持たれつと考えれば、それはそれなのかなとも思います。有機農業の方があまり取り上げられていないのが残念です。この方はチェルノブイリの時に子供さんが赤ちゃんだったので原発反対運動などもされていたそうです。地震が起きた時も家族の安否の次に原発事故のことを懸念されたそうです。

2011/12/4(日) 午後 8:33 xiromin

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お疲れ様でした。
xirominさんの脱原発活動は、自分のスタンスがはっきりしているし、一貫性があってとても素敵だと思います。私は知識も乏しく、脱原発運動に積極的に関与するのは難しいかもしれませんが、自分の立ち位置はハッキリ脱原発に定めておこうと思います。これからも色々教えてください。
それから、通訳しているxirominさん、とってもかっこよかったですよ〜!

2011/12/6(火) 午後 4:58 Toshiko

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toshikoさん、今までは知らん顔できたかもしれないけど、こんな事故を起こしてしまった以上、日本人一人一人が立ち位置を決める必要がありますよね。原発に関して、特に技術系のこと、物理学的なことは私もよくわかりません。でも今また汚染水が大量に海に垂れ流されている状況とかを見て、「人間の手に負えないものは作ってはいけない、使ってはいけない」って単純にそう思います。
昨日も地元の反核団体の集会に参加してちょっとしたスピーチを頼まれました。20数名しかいなかったし開き直って人前で話すことはできるようにはなりましたが、あまり理解してもらえなかったみたいで…。ドイツ語をもっともっと頑張らないとなーって思っているところです。

2011/12/7(水) 午前 1:39 xiromin

ここでもxirominさん発見↓

http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-3076.html

2011/12/7(水) 午後 0:39 yanyan

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yanyanさん、どうもありがとうございます。もしかして私も「福島から数人の母親たち」の一人だと思われているかなw。
日本のニュースでは山本太郎が参加していたことは一切触れられていませんね。特に彼のファンというわけではありませんが、そういう現状を知ったら、なんとしても頑張って欲しいと思いますね。1月には彼が本を出すらしく、このデモの様子が掲載されるみたいです。

2011/12/7(水) 午後 5:04 xiromin

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こんにちは!お疲れ様でした!ドイツのデモ、大賑わいですね。xirominさんも大変だったようですね。ご無事でよかったです。見知らぬ土地の人たちが暖かいと、「人間を信じよう」っていう気になりますね〜。核の無い世界も夢じゃないよ〜きっと。山本太郎さんもいたんですか〜。日本の東京のデモもなかなか大きかったんですがあまり報道されてないですし、マスコミには期待できないですね。
玄海原発もこの冬にすべて止まります。さっそく九電の「電気不足」「冬の節電」キャンペーンがテレビでじゃんじゃん始まってます。
脱原発運動の仕方もいろいろですよね。うちは地味な会ですが、やれることをやってます。xirominさんからもらったバッジ、くじけそうになるとき心の支えになってます。
福島の状況は悪化してるとしか思えません。もしまた関東に大地震がきたら終わりです。地球に原発はムリ!地殻変動は起きるんだし(山)

2011/12/9(金) 午後 5:22 [ お休み!玄海原発2号機3号機の会 ]

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お休み!玄海原発〜さん、お久しぶりです。昨年は5万人規模だったそうですが、今年は脱原発が決まっているせいか、半分以下の2.3万人だったそうです。それでも核廃棄物の輸送を阻止できた時間は最長だったとかなんとか。そこらへんは私はあまり興味がなかったのですが(笑)。
山本太郎さんもいましたよ。彼がデモ参加者に直接インタビューするのを手伝うというのが私の役割でした。よく日本では「デモなんかしたって無駄」「ただデモをすればいいってもんじゃない」なんて言う人がいますが、その質問を山本さんが投げかけたところ「じゃぁ、他にどうやって国民が意思表示をするんだ?」と逆に問い返されましたよ。
電気不足、冬の節電キャンペーンが始まってるんですネ。相変わらずのパターンですね。私も反核団体での二ヶ月間のインターンを終え、仕事探しをしつつ、地元団体と在独日本人とのコラボで何かしたいなと考えています。

2011/12/9(金) 午後 5:52 xiromin

先日ニュースで「脱原発に一歩前進」と言っていたので、「おお、日本もやるな」と思っていたら・・・ドイツの事でした。
再生可能エネルギーの占める割合が過半数になったとのこと。
それを聞いてxirominさんの事がすぐに頭に浮かびました。

このような試みは世界中が注目していると思います。
ドイツが先陣を切って成功すれば、日本も含めて他の国も後に続く事を願ってやみません。

2011/12/22(木) 午後 10:13 [ マジシャン ]

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インチキマジシャンさん、私が読んだニュースでは再生可能エネルギーが原発分を超えたとかいう内容でした。どちらにしてもドイツの取組みは注目すべきだし、見習うべきいいお手本であると思います。
でもドイツ、ドイツってドイツがそんなにすごいのかって反感を買ってる人もいるようなんですが、脱原発については日本の何百歩も先を行っていることは否定しようがないですよねぇ。メシはまずいし、サービスは最低だし、冬は暗くて長くて寒いけど、脱原発に関してはマジすごいぞ、ドイツ〜って思います。

2011/12/22(木) 午後 11:37 xiromin


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