ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

毎日の新しい発見を忘れないように。https://xiromi0303.blog.fc2.com/ に引っ越しました。

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Erfahrungen

10月末に今まで住んでいたアパートを引き払って、新しい「団地」に引っ越してきました。キッチンもバスルーム
もまだ完成していません。引っ越しの連絡を前もってしていたのにも関わらず、電話やインターネットは丸々
一週間使えませんでした。日本ではあんまり考えられませんが、ドイツではあれこれトラブルがあるのがフツー
で、すでにどれも経験済み。動じることもイラつくこともなく、「またかよー」って感じです。

そう考えると「経験」って尊いですね。

知り合いに、日本で仕事をしたこともなくドイツに来て日系企業に採用された20代の子がいるんですが、
駐在員との待遇の差を愚痴ってみたり、その駐在員たちの多くがいかに使えないかを語っては腹を立てて
います。彼女を見ていると、私もそんな時期があったよなーとしみじみ。

私から言わせれば、何の経験もなく、ただドイツ語がそこそこできるってだけで雇ってもらえただけありがたい
んじゃ?って感じだし、私がお世話していた「おっさん」や「オヤジ」はもっともっと強烈だったから、甘いなとか
思ってしまいます。

こんな風に割り切れるようになるまでには、長年の葛藤がありました。私は30代後半まで日本できちんと
働いてそれなりにキャリアを築いていました。ドイツ(に限らず海外)にいる多くの日本人は、ワーホリとか
語学留学とか、目的のはっきりしない大学院留学とかで、後先を考えず日本を脱出し、そのままなんとなく
いついちゃった人たち。ドイツに来たばかりの頃は、そういう「世界を股にかける根無し草」的な人たちとは
絶対に一緒にされたくない、という思いでいっぱいでした。

でも現実は、一緒にされるどころか、年齢がすでに30代後半だったし、最初はドイツ語があまりできなかった
から、それ以下の扱いを受けるはめに。日系企業での現地採用の仕事はいわば、「なんでも屋」ですから、
経験や知識が問われることはあまりなく、若くて、滞在許可を持っていて、現地語がそこそこできればOK。
年齢がいっていて、ドイツ語はイマイチ、の私なんかは煙たがられるばかり。それまで築いてきたと思って
いた「キャリア」はガラガラドッシャーンと大きな音を立てて崩れさりました。

そんな状況から抜け出したくて、ドイツ語を勉強しながら、心の拠り所を求めてヨガをするようになって、早10
年。気がついたらもうキャリアとかどうでも良くなりました。年齢だけは変えられないけど、気の持ちようとか、
自分の中での物事の優先順位とか、語学力とか、自分で変えられるものを変えていったら自然に道が開けて
きました。仕事は相変わらずの「なんでも屋」かもしれないけど、前の職場(通称監獄)から出所できただけでも
ラッキーだなって思えるし、仕事以外のことと両立させられているから、不満はありません。

ドイツに来たことで失ったものはたくさんありますが、逆に得たものもいっぱいあるんだなって思います。若い
頃に昇りつめてその後は転落人生とか、サラリーマンで定年まで使えて気がついたら空っぽ人生とか、
いろいろあると思いますが、30〜40代という人生の真ん中辺かもしれないあたりで一度突き落とされたのは
長い目で見るとよかったのかもしれません。時間はかかりましたが、この大きな変化を自分で受け入れられる
ようになったことは、きっとこれからの人生に役に立つはず。

さて、今年もいよいよ残すところあと二ヶ月を切りました。今年はいろいろなことにチャレンジできたと思うけど
達成できるかどうかビミョーなのが「一週間に一冊」の読書。指輪物語に予想以上に時間を取られた上に、
先月はリフォーム、引っ越しに出張が重なって読書どころじゃなかったから…。停滞中ですが、何冊まで達成
できるか年末まで頑張りたいと思います。

最近読んだ本:

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冊数を稼ぎたくて、読みやすそうな本、薄めの本を選びました(笑)。

今、読み途中の本:

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コンスタンチノープルの陥落を読んでいる間に、おんだなみさんのブログで紹介されていた「舟を編む」が
偶然売りに出ていてゲット。そうしたらそっちが気になりだしちゃって、今は二冊並行読みです。

閉じる コメント(6)

最近、記事のアップが無かったので、引っ越しで大変なのかな〜と
思っていましたが、まさにそんな感じでしたね。

私も、長年勤めた会社を辞めた方が良かったのか、それとも・・・・
と考えたりします。
今がベストかどうか分かりませんが、それも自分で選んだ事。
これから、どうなるか未知数ですが、色んな面で楽しさを見付けて行きたいですね。

「舟を編む」の何かに熱中している人生はとても望ましいです。

2016/11/8(火) 午前 8:33 おんだなみ

お引越し大変でしたね!お疲れ様です

まだまだお部屋の方は完成じゃないみたいですが楽しんでリフォームなさって下さいね。

人生なんて振り返ってみると良い事より嫌な事ばかり、何かを得ようとすれば捨てざるを得ない事の連続で、私の場合は「まぁ〜どうにかなるさ」精神で進んできましたが趣味なバイクのおかげでストレスも軽減でき心と体のバランスを保ってこれた気がします。

まぁ〜いろいろあると思いますが日々の生活の中に楽しみを見出して進んでまいりましょうね〜

2016/11/8(火) 午後 9:36 [ 蛭子丸 ]

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おんだなみさん、引っ越し大変です(まだ終わってない…)しかも予想してはいましたがネットが使えませんでしたし。ま、でももっと大変な引っ越しも経験済だし、モモ君や友達の匠が頼りになるのでなんとかなってます。
人生は選択の連続ですね。あの時、ああしていれば、とか考えてもやり直しはきかないから、現実を受け入れてその中で楽しくやっていくしかないですね。

「舟を編む」おもしろいです♪しかも1ユーロで譲ってもらえてラッキー。あそこまでの熱中はさすがにできませんが、これが好きっていうものを持ててよかったなとしみじみ思いました。

2016/11/9(水) 午前 5:13 xiromin

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蛭子丸さん、楽しんでリフォーム…、なかなか難しいですが、少しずつでも人が住めるような空間になっていくのがわかるようになってきたので、頑張り甲斐があります。
趣味って大事ですよね。無理して作ったりするものじゃなく、理由なく好きなもの。それをやっていれば嫌なことも忘れられる、そういうものがあるって本当に大事。モモ君もバイクで走ってストレス発散させてます。これからの季節は無理だけど…。
人生いろいろですよねー。どん底時代もあったけど、今はとにかく日々の生活を大事に楽しんでいきたいです。

2016/11/9(水) 午前 5:26 xiromin

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追伸:今回、xirominさんが読んだ本は、私の読みたい本の
チェックリストに追加させて頂きます。
十三の冥府は、青森が舞台の様なので、かなり、興味ありです。
ローマをテーマにした塩野七生さんの作品は、
以前から興味があったので、こちらも楽しみです。

2016/11/9(水) 午後 11:31 おんだなみ

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おんだなみさん、そうなんです、十三の冥府は青森が舞台です。八戸とか蕪島とか。土地勘がある人が読んだらもっとおもしろいんじゃないかなっておんだなみさんのこと、考えてました。いわゆる娯楽小説だけど、かなり楽しめました。
塩野七生の作品はどれもあっぱれなんですよ(って4,5冊しか読んでいませんが)。前世はローマの人だったんじゃ?って思うくらい(笑)。この本は三部作で、ロードス島の話をもう一度読みたくて、一から読み直してます。
「舟を編む」よかったです。久しぶりに本を読んで涙が…。完成するまで生きてて欲しかったな、松本先生。にゃんこが登場するところも気に入りました。

2016/11/10(木) 午前 5:52 xiromin


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