ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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nach Istanbul fliegen

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その昔、歌にも歌われた東西文化の懸け橋、イスタンブール。
ドイツからだとたった3時間のフライトで行くことができます。

さてこの懐かしの名曲『飛んでイスタンブール』はドイツ語で言うと

nach Istanbul fliegen

とでもなりますでしょうか。この前置詞 nach は英語の to に当たる
前置詞です。ところが行き先を国名に変えて 『飛んでトルコ』 と言う
場合には、

in die Turkei fliegen

になります。「トルコ共和国」は女性名詞で常に冠詞がつきます。
その場合には何故か nach は使えません。理由はよくわかりません。
同じ国名でも大半の国には冠詞がつかないので、たとえば 『飛んで日本』
だったら、最初に出てきた nach を使って

nach Japan fliegen

です。でもこれをもし 『飛んでじめじめした日本』 と言う(ことあるか?)
場合には、どういうわけか

in das schwüle Japan fliegen

と言わなければなりません。「じめじめした」等の形容詞をくっつける
場合には「日本国」(その他の国も)はいきなり中性名詞扱いとなり、
一緒に冠詞もつけなくてはならないのです。

ウザいのはこれだけではありません。ドイツ人がこよなく愛するリゾート
「カナリア諸島」に飛ぶ時は今まで出てきた nach でも in でもなく

 auf die Kanarischen Inseln fliegen

と行き先が島になると auf を使います。

いくつかある島のうちのたった一つにしか行かない場合でも複数形「諸島」を
使っていいんだそうです(そこらへんはけっこういい加減)。どうしても島を
限定したい時、例えば 『飛んでグランカナリア』 とする(でもグランカナリア
とはしない)場合は

 nach Gran Kanaria fliegen

と基本形 nach に戻ります(なんでやねん!)。

それでは、もし「月」に飛ぶ場合はどうでしょう。月は der Mond と冠詞が
つくから in den Mond fliegen? それとも星は宇宙に浮かぶ島みたいな
ものだから auf den Mond fliegen?

ブッブー、どっちもハズレです。正解はなんと

zum Mond fliegen

またまた違った前置詞の登場です。まぁ 『飛んで月』 はおそらく一生経験
しないと思うので忘れてしまっても問題なさそうですが…。

英語だったらどれも 「fly to 〜」で済む(よね?)のに、この面倒臭さ。
ドイツ語、本当に勘弁して欲しいです。

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