自分の生まれた国、祖国のことを日本語では「母国」といいますが、
ドイツ語では Vaterland (父の国)と言います。英語も fatherland
です。スペイン語やフランス語などロマンス語系の言語では patria,
あるいは patrie と言いますが、この patr- が「父の−」という
意味です。米軍ミサイルの名前なんかに使われているパトリオット
(patriot)も同様で、これは日本語だと「愛国者」なんて訳されます
が、ギリシャ語の patris = fatherland が語源になっています。
モンゴルでは日本と同じように祖国のことを「母の国」と言うそう
です。そしてトルコでもやはり「母の国」なんだそう。これは西洋
と東洋の考え方の違いから来るものなのでしょうか。
でもトルコは自称西側諸国の一員で、EU加盟を大きな外交目標と
しています。地理的にも思考的にもどちらかというとアジアに近い
と思うのにEU入りしてしまったら、トルコの良さが失われるよう
な気がしてなりません。せっかくヨーロッパとアジアにまたがる国
なのだから、どっちかに偏らないで欲しいものです。
写真:パムッカレの石灰棚
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