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いまだに私はドイツ語学習から卒業できずにいますが、ドイツで 出版されているドイツ語の教科書にはよく考えて作られたものが 多く、多彩な教材が織り込まれているので、単なるツールでしか ない「語学」の学習を通してでも、それなりに新しい発見があります (フンダートヴァッサーとの出会いがその代表例です!)。 先日のドイツ語のクラスで、メディア(媒体)についての読解用 テキストを読みました。言葉による伝承→ラスコーなどに見られる 壁画→文字の使用→粘土板から紙へ筆写用材料の改良→印刷 機の発明とその発展→電化製品の登場と普及までを短くまとめた 内容でした。そのテキストにPergament という単語が出てきました。 私にとって新出の単語で、その発音(カタカナで書くとペアガメント) を聞いた時、ふとベルリンにあるペルガモン博物館のことが頭に 浮かびました。 が、この単語の意味は「羊皮紙」、つまり動物の皮から作られた 筆写用材料のことをいい、博物館とは全く別物でした。「ペルガモン 博物館」という名称は最初に地球の歩き方で見たせいか、私の頭 の中にはカタカナでインプットされていました。ドイツ語での綴りは はっきり覚えていなかったので、もしかしたらいつものごとく「L」 と「R」の音を混同している可能性もあるし、恥ずかしいのでその まま黙っていました。 そんなことはすっかり忘れて、日本で買ってきたトルコに関する本 を読んでいた時のことです。その本にはトルコ・エーゲ海地方の古代 遺跡から出土した彫刻や古美術品の多くはドイツ人によって持ち運び 去られてしまったと書かれていました。トロイの遺跡を発掘したのが ドイツ人のシュリーマンであることは有名です。ベルガマの遺跡は ドイツ人考古学者コンツェとフーマンによって発掘されました。その ゼウスの大祭壇は、ベルリンのペルガモン博物館に再現されています (ベルガマ=ペルガモン)。 ちなみに、と文章は次のように続いていました。 「羊皮紙のことを英語でパーチメントというが、これはペルガモン王国がその最大の生産地だった ことに由来する。」 英語の parchment というのはドイツ語の Pergament です。やはり この単語はペルガモンと関係があったのでした。発音が似ていると 思ったのは間違いではありませんでした。「ペルガモン」で検索したら やはり「ヨーロッパで羊皮紙を表す言葉はペルガモンを語源としている」 とありました。なるほどね〜。これだから言葉っておもしろい。こうやって 別々だった知識が結び付くと記憶が強化されて絶対忘れません。 とは言っても「羊皮紙」なんていう単語を使う機会はあまりなさそうですが…(笑)。 |

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