ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Ökohaus, Maximilianpark

フンダートヴァッサーが手がけた「エコハウス」なるものが、トビの実家
の近くの Hamm という街にあるというので行ってみました。場所は
マキシミリアンパークと呼ばれる公園。その昔、炭鉱だったところです。

この公園の売りものは「グラスエレファント」。もともとは選炭工場だった
建物にガラスの象さんがくっついていて、エレベーターで頭まで登れる
ようになっています。
イメージ 1

お目当てのフンダートヴァッサーのエコハウスはこの象さんの「後ろ」に
あるとHPには書かれていました。後ろというのはどこから見た後ろなの
でしょうか?どっちを見てもフンダートヴァッサーらしき建物は見当たり
ませんでした。

仕方なく入口の入場券売り場で聞いてみました。ところが「エコハウス?
フンダートヴァッサー?聞いたことないわ。」と誰も知らない様子でした。
HPの説明書きを印刷して持っていたので見せると、公園の外にある
管理事務所に連れて行ってくれました。ところが事務所の人も聞いたこと
もないようでした。いろいろと調べてもらった結果、エコハウスというのは
象さんのお尻の部分の建物の廃墟のことで、フンダートヴァッサーが
手がけたのはどうやら屋上緑化であることが判明しました。

というわけで、これがそのエコハウスです(単なる廃墟です)。
イメージ 2


象さんに登って上から見るとこんな感じ。
イメージ 3


人間が建物を建てる時にはその場所に生えていた植物が犠牲になります。
この建物には屋上部分に灌木や木が植えられています。その成長によって
建物の腐朽がせきたてられ、いずれは建物が植物に負けてしまいます。
植物を犠牲にして建てられた建物の上に植物が育っていく。フンダート
ヴァッサーいわく、そうなることで人間(人工)と自然との調和が図れる
(それを彼は「自然との平和条約」と読んでいます)ということです。朽ちる
までこの建物は手を加えないんだそうです。この廃墟、そして朽ち果てて
いく過程そのものが芸術なんだそうです。

このエコハウスはウィーンのフンダートヴァッサーハウスよりも前の作品で、
彼の哲学の原点といえるのかもしれません。

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