ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Veraltete Wörter

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日本語は毎年、毎年新しい流行語が生まれては廃れていきます。90年代
に流行ったらしい「チョベリバ」などは、とうとう使う機会もないまま死語と
なってしまいました。こういう薄っぺらな流行り言葉はどうかと思いますが、
時代を反映しているという意味では興味深いものも少なくありません。

外国に長く住んでいると日本語のインプット量が絶対的に少なくなるので、
気がつくと、とっくに死語と化している言葉を使い続けていたりします。私
自身、日本を離れて丸4年になるので、すでにおかしな言葉遣いになって
いるかもしれません。ウィキペディアで「死語」を調べてみたところ、タクる、
スチュワーデス、とらばーゆする、バタくさい、昔とった杵柄、目立とう
精神など、普段私が使っていそうな言葉が死語として挙げられていました。
インターネットのおかげで、昔ほど「浦島太郎」状態にならずに済むとはいえ、
気をつけていないと即行オバタリアンの仲間入りです(爆)。

知り合いの日本人にはそろそろ在独20年になるという人が何人かいますが、
そういう人と話していると時々コミュニケーションギャップが生じます。商店街
のことを「銀座通り」と言ってみたり、年齢の話になると「干支はパンダと
いうことで」とゴマかしてみたり(……)。あるいは「ガテン系」、「負け犬(の
遠吠え)」、「トップス・ボトムス」、「撃沈(=失敗すること)」などが通じない
し、フランクフルトにも支店のある旅行会社の「近ツリ(近畿日本ツーリスト)」
の話をしようと思ったら

「やっだ〜、キンツリだなんてぇ〜、何言ってるのぉ」

と予想外の反応をされてしまい、本題に入れなかったこともあります。KYや、
アラサー、アラフォーなどは確実にわからないでしょう。そういう私も、最近
の言葉では「大人買い」がわからず新しく来た駐在員に教えてもらいました。

同じ日本人でもドイツ生まれのJちゃんの場合はまた違います。彼女は流暢な
日本語を話すし、ミクシーやらブログやらで日本の若者といつもやりとりを
しているらしく流行り言葉はばっちりです。なので、こちらもつい普通に話して
しまうのですが、

「せっかく日本で買ってきた中華三昧の賞味期限が切れててさー」


という話をした時の言外の意味、つまり私的には「中華三昧というのは高級
インスタントラーメンの代名詞であり、チャルメラや出前一丁なんかとは
比べ物にならないくらい貴重なものだというのに、その賞味期限をうっかり
切らしてしまうとは、なんともやりきれない気持ちでいっぱいだ」ということが
言いたかったのですが、それが上手く伝わりませんでした。どんなに日本語
が上手でも日本に住んでいなければ文化的背景(というほどのこと?)までは
わからないわけです。

日本人だから日本語には不自由しないと考えるのは大間違いで、自分の
母語であっても気をつけていないとすぐに錆びついてしまうんだなぁと実感
する今日この頃です。

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