ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Pisa

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ピサといえば「ピサの斜塔」が有名ですが、それ以外の見どころやピサについてのこと、例えばピサが
トスカーナにあること、海の近くに位置していて12世紀までは交易地として栄えていたこと、その後
その地位をジェノバに奪われたこと、などは案外知られていないのではないでしょうか(←と完全に
自分の無知を基準にしている…)。

建築や美術、歴史に造詣が深くない私には、ピサは斜塔以外にはハイライトもない感じで、フィレンツェ
やシエナに比べるとなんとなく地味に思えました。その有名な斜塔でさえ、フランスのエッフェル塔や
イギリスのロンドン塔、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城、あるいは日本の富士山のようにその国を
代表するイメージとして君臨している、というほどではないように思います。でも日本人なら恐らく
誰でもピサの斜塔を知っています。そもそも人はいったい、いつどこで「ピサの斜塔」のことを知る
のでしょうか?

もし学校で習うとしたら社会の授業でしょうか?それとも理科の時間?記憶を辿ってみても、どちらも
不得意科目だったので思い出せません。なんとなく社会科の資料集に斜塔の写真が載っていたよう
にも思えるのですが、そんな気がするだけかもしれないし…。

私はいつどこでピサの斜塔のことを知ったんだろう?

いろいろ思い出していたら、ガリレオ・ガリレイらしき人物が斜塔から物体を落下させて実験を行って
いるシーンが頭に浮かびました。この記憶はなんともビジュアルで、ひげ面のガリレオが台詞をはいて
いる、というものでした。その他にも彼が手作り風の望遠鏡を覗いている姿や、湯船に浸かったところ
で何かをひらめいている姿(おっと、これはアルキメデスでした)などが思い出されました。どれも
台詞や効果音付きです。そう、これらの記憶は漫画です。恐らく小学館か学研の学習雑誌に載って
いたものだと思われます(懐かしー)。

さらに、当時「シャトウ」という言葉が理解できなくて母親に聞いた記憶も蘇ってきました。私の母も
もちろんピサの斜塔のことは知っていて、「本当に傾いているか、行ってこの目で見てみたいねぇ」
などと言っていたように思います。私が8歳か9歳の頃、のことでしょうか。あの頃は、海外旅行は
「夢」でした…。

母のその夢は数十年後に姉によって叶えられました。親子でイタリア・ツアーに参加し、自由行動の
日に姉が電車でフィレンツェからピサに連れて行ったそうです。オプショナルツアーではなく自力
(というか長女の力)で行ったことを他の参加者に自慢していたとか(笑)。きっと母は斜塔を見て
嬉しそうに「本当に傾いているねぇ」と言っていたに違いありませんw。

4年前、実家の片付けをしていた時、そのイタリア旅行で買ったであろうピサの斜塔の置物が出て
きました。あれ、捨てないでとっておけばよかったな…。

母と行ったことがあるわけでもないのに、やたらと母のことを思い出したピサでした。

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