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環境都市として有名なフライブルクに行ってきました。フライブルクは環境学の勉強をすると必ず登場する街 です。一度は絶対行ってみたいと憧れていたのに、しかも私の住んでいる街からほんの数時間で行ける場所に あるというのに、今まで訪れる機会がありませんでした。それだけ自分自身の環境への関心が薄れていたこと にあらためて気づきました(反省…)。 さて、まずはフライブルク南部にあるヴォバーン地区をご紹介します。フライブルクの中心から路面電車で15分 ほど行ったところにあるこの地区は、旧フランス軍駐留地だったそうです。 曲線重視のフンダートヴァッサーの建物に比べると、ヴォバーンの建物はほとんどが長方形の無機質な「箱」。 本来なら「直線だらけ」で、味気のない外観になってしまいがちですが、ここではカラフルだったり緑で覆われて いたり、それぞれが個性いっぱいです。建物自体には厳しい省エネ基準が課せられていて、冬場にほとんど 暖房が必要ないパッシブハウス(無暖房住宅)となっているそうです。 庭に大木が植わっているところもたくさんあります。 どこも緑がいっぱいです。 ところで、黄色い旗にお気づきですか? 反原発メッセージ 「Atomkraft? Nein Danke(原子力?ナイン、ダンケ)」が書かれています。こちら(↑) のお宅の垂れ幕には「Mit Abschalten war nicht der Kopf gemeint」(停止するのは頭ではない)というような 意味のことが書かれています。 ここにも、黄色い旗とステッカーが。 ここはバルコニーに大きな旗が。 1970年代に酸性雨によって黒い森が大きな被害を受け、また近郊の街ヴィール*に原発建設の計画が持ち 上がり、反原発運動が起きたのがきっかけで、フライブルクは環境先進都市となりました。今年3月には フライブルクがあるバーデン=ヴュルテンベルク州で緑の党の州首相が誕生しました。しかし、たとえドイツが 脱原発を決めても、50キロほどのところにフランスの Fessenheim原発(1978年運転開始)があるので、常に 原発事故の危険に曝されています。 ドイツと日本では、歴史的背景も文化も風土もまったく違います。でもフライブルクのような街から学べること はたくさんあると思いました。まずは反原発、脱原発の意思表示を真似てみるのもいいのではないでしょうか。 *ヴィールについては、ドイツ・脱原発の歴史 進歩の終わりに を参照ください。
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2011年07月14日
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