ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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抗議運動 Demonstration

ドイツでは現在9基の原発が稼働していますが、段階的に2022年までに全ての原発を止めることが決まって
います。でも原発を動かしていれば、核廃棄物は出続けるし、事故の危険性はなくなりませんから、反核団体
としては即停止を求めて運動しています。

また11月には、フランスの使用済核燃料再処理施設から、北ドイツのヴェントラントと呼ばれる地方にあるゴア
レーベンの最終処分場候補地に核廃棄物輸送が計画されているので、現在はそれに対する抗議運動計画に
忙しそうです。ゴアレーベンは岩塩層なので、核廃棄物の保管にはまったく適さない、というのが論拠となって
います(ゴアレーベンについてはこんな記事がありました)。

日本も今、汚染瓦礫をどこで処分するかという問題に直面しています。「ゴアレーベンが最終処分場にふさわしく
ないから抗議運動をする。」単純脳の私は、「じゃぁ、どこへ持っていけばいいの?」という疑問がわき、その答え
が、もしかしたら、日本の汚染瓦礫処理問題の解決のヒントになるかもしれないと思い、インターン先のNPOの
中心人物の一人に質問してみました。すると答えは

「それを考えるのは我々の仕事ではない。」

「...」 (;´▽`A``

核廃棄物貯蔵に適した場所なんてないし、誰だって自分の住んでいる場所の近くに最終処分場なんてあって
欲しくないはず。でも現実に廃棄物は存在しているわけで、じゃぁどうすればいいの?

明確な答えはもらえませんでした。ただただ抗議運動をする、というのも、駄々っ子というか単なる嫌がらせに
通じるものがあるような、ないような。ただ反対するだけで、代替案は出さなくていいわけ???と思ったの
ですが、それを考えるのが核廃棄物を産みだした会社の責任なんだ、と諭されました。そうだけどさ、うーん、
でもなんかもっと建設的にならなくていいのかなぁ、と煮え切らない私。

夫にこの話をしてみたら彼の意見はこうでした。
大規模な抗議運動が起これば、多数の警察官などを動員したりしなければならないので、国としても
お金がかかる。最終的にどこを処分場にするかは別として、他の場所を探したり、その場所の安全性
を調査したり、近隣住民を納得させるのにもお金がたくさんかかる。原発が高くつく、ということに
なれば、国・電力会社にとって原発を運転し続けるメリットはなくなる。
なるほどね…。抗議運動とかって、日本人の気質には合わない行為なのかもしれないけど、やっぱり声を挙げる
ことが重要なんだ、ということです。(私の言う「声を挙げる」というのはただ単に「ダツゲンパツ」と発声すること
ではもちろんなくて、それに伴う様々な行動のことを意味します。普段、日常生活を普通に送りながらも常にこの
問題のことを考え続けることが大事だと思います。ただ考えている(フリ)だけで何も行動しようとしないのは、何も
していないことと同じです。っていうか、今までみたいにお気楽、能天気、自己中でいられる状況ではないでしょ、
日本。って、外野席から見ると思えるんですけどね。)

街を歩いていたら、建物の落書きにこんなのを見つけました。ドイツ首相のアンゲラ・メルケルの似顔絵です。

イメージ 1

          新しいヘアスタイルにしたい? 原発稼働延長で、しょっちゅうこんな髪型に。

みたいな意味かなぁ…。公共物や他人のものへの落書きは良くないけど、許される場所ならこういうユーモア
たっぷりの抗議だってアリだと思います。

さて、話は変わりますが、オーストリアのノーベル文学賞作家エルフリーデ・イェリネクがフクシマを題材にした
戯曲「Kein Licht(光がない、という意味)」を発表、昨日からケルンの劇場で上映されています。日本人も
出演しているようです。劇の様子はこちらで見ることができます。

フクシマはすでに演劇の題材にまでなってしまいました。 (´□`。)°

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