|
2.11のフランクフルト空港でのアクションは、地元反核団体に私たちチームフランクフルト(計2名)が便乗 して行いました。本当は日本人だけで何かやることができればいいと思うのですが、人が集まらない、お金も ない、おまけに「デモだ、集会だ」となると然るべき役所に届け出なくてはならず、いろいろ面倒なので手っ取り 早く便乗してみた、というわけです。 私は、去年二ヶ月間ほど、ハンブルクにある他の反核団体でインターンを経験しました。そこはドイツの市民 団体を取りまとめている、緩やかな司令塔的役割を持った団体で、働いている人はほとんどが環境意識の高い オルターナティヴな人達でした。今回、一緒に活動をした団体は、というと、一戸建てが立ち並ぶフランクフルト 郊外に住むいわば「金持ち」集団です。燃費の悪そうな車を乗り回し、大きな家に優雅そうに暮らし、生活 レベルは一切落とさずに、お金をかけて環境負荷を減らせばOK、と考えている人達に(私には)見えます。 正直、そういう人達が「脱原発」を叫んでもイマイチ説得力がないなぁ…、などと思わないこともありません。 福島や日本の状況などはほとんどよく知らずに「フクシマ=ホウシャノウオセンチタイ」と言わんばかりに大騒ぎ している彼らを見ると「あんたらに何がわかるんだ?!」とも思ってしまいます。 でも私たちチームフランクフルトは2人しかいなかったから、この際目的が一緒なら「何でもいいや」と割り切る ことにしたのです。 あの日、チームフランクフルトとしては『さようなら原発1000万人アクション』と連携したアクションをしたい と思っていました。でもこの地元団体の人の関心は日本や福島だけではないのだからと、『国際反核集会』と いうことになりました。そしてフクシマはチェルノブイリ同様、人々に原発事故の恐ろしさを説くための恰好の 材料として使われました。 私は彼らが書いた独、英語スピーチを日本語に訳しました。でもどうせ彼らにはわからない、ということをいい ことに日本語版は 『さようなら原発』との連携 であることを強調したスピーチに仕立てました。しかし、当日、 日本人の参加が少なかったこともあって、私はスピーチ原稿を発表寸前にうんと短くしなければなりません でした。そもそもこのアクションは、ハンブルクの反核団体が、ドイツ全国で日本と連携した集会を開こう、と 呼びかけたものです。「国際」などとうたっておきながら、日本語をカットするとは何事だ、とムッとしました。 でも、私たちチームフランクフルトは2人しかいなかったから、この団体に便乗するしかなかったから、仕方 ありませんでした。 それでも、あの日、私のブログを見て駆けつけてくれた人や、「頑張っているお二人を見て勇気づけられた」など とおっしゃってくださる人がいました。 そうかと思えば、「デモなんて無駄」、「反原発って訴えたところで祈りの気持ちがなければ意味がない」等々の 意見の人もいます。デモや集会ってそんなに無駄なんでしょうか? 銀行強盗じゃあるまいし、たとえ東電の前でデモをしたとしても、東電を脅し、今その瞬間に原発を止めさせよう なんて思っている人はいないと思います。基本は平和的に抗議すること、即効性はありません。「通りに出る (ドイツ語では「デモをする」の意味にもなります)」ことで、意思表示をするだけです。だから一人でも多ければ それが国民の意見と見なされるようになります。そしてそのことが報じられ、海外にも伝わります。仮にも 日本は民主主義の国ということになっているのですから、国民の多くが嫌がっているのに、それを無視して、 例えば原発を再稼働しようものなら、海外の国々から批判もされます。そんな勝手なことは許されません。 もちろん最終的には国民一人一人が、選挙でどの政治家を選ぶかが重要です。でも選挙はしょっちゅうある わけではないし、その間の意思表示の方法の一つがデモなり、集会なり、なんだと私は思っています。 デモというと右翼だ、左翼だ、なんとか派だ、というイメージを持ってしまって敬遠する人がいるかと思えば、 緩いお祭り感覚のデモを見て「真剣味が感じられない」と批判する人もいます。でもいろんなスタイルがあって いいと私は思います。原発問題には、結局のところ「原発推進ジャー」と「原発反対ジャー」しかいなくて、反対 ジャーの中に「今すぐ」か、それとも「段階的に」かの違いがあるだけ、です。事故を起こしてしまった以上、 日本人は、原発が嫌なら嫌とその意思を示さなくてはならないと思います。そのためには「選挙」が大事で、 選挙の時期が来るまでは「デモや集会」に参加して思いを見せつけるしかないのではないでしょうか。 この運動は、やっている人が「日本のために」とか「福島のために」とか思ってはいけません。福島の人に とっては迷惑かもしれないし、「頼んでねーよ」って思う人だっているかもしれないから。だったら何のため に自分の時間やお金を使ってやるんだろうと考えると、まぁ「自己満足」でしかないのかもしれません。福島、 福島とあまり言い過ぎれば迷惑がられるわけですから、焦点を絞らず「世界中から原発をなくそう」と訴えた 方が当たり障りがないのかもしれません。だって、どう考えたって原発はよくないから。そう考えた時に、車を 乗り回し豪邸に住んで、国際的に脱原発を訴えよう、なんて言っている人達のことが、もしかしたら、実は 一歩も二歩も日本人より先を行っている人達のかも、なんて思えたりします。少なくとも、私みたいに気持ちを ぶれさせずに何十年もこの活動をしてきているということだけでも、尊敬には値するのかなと思います。 写真は、現在制作中のモザイク「孔雀パート2」 使わなくなったカウンターチェアにモザイクを施していますが、正直、そんなことをしていったい 何の意味があるんでしょう?ガラス片をかち割っては地道に貼り付けていく。長い時間がかかるわり にはそう大した効果もなく、肩が凝るだけでいいことなんてないような…。モザイクする前の方が よかった、なんて言う人もいたりして…。 あれ、モザイク制作って反原発運動に似てるかも(笑)。(≧∇≦) 今回は、同じデザインのものを色違い、逆向きにして作っています。2回目ということで初回作品を 見ながらできるのでラクです。前回失敗したところは改善できるし、流れがわかってるから。 あれ、それも反原発運動に似てるかも。 \(*⌒0⌒)b きっと日本は、ドイツをお手本にしつつ、それを独自に改善、展開していけるよね。<おまけ> 絶対!原子力戦隊スイシンジャー 予告編が出来てました。 エンディングテーマ
「絶対!原子力戦隊スイシンジャー」があまりにも強烈だったからこっちはちゃんと見なかったけど、しみじみ 聞いてみると、この歌詞に妙に共感してしまいます…。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年02月21日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



