ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Im Gegensatz

ヨガスタジオで二年ほど続けていた韓流ケンドーのクラスが、9月で終了してしまったので、何か他のことを
しようと思い立ち、久しぶりにまたドイツ語講座に通うことにしました。最後にドイツ語講座を受けたのが
2012年の秋冬だったのでちょうど3年ぶりです。ドイツ生活も10年を超えると、日常生活にはとりあえず
困らなくはなりますが、問題は「なーんちゃってドイツ語」が定着してしまっていること。なので、時々ドイツ語
講座に通って意識的にブラッシュアップすることは大事です。

昨日、第一回目の授業がありました。今回は単に曜日と時間が合うというだけの理由で、ボキャブラリー強化
のクラスに申し込みました。ボキャブラリーなんて本当は独学できるんですけどね…。受講者は私を含めて
10名でした。イタリア人2名、ルーマニア人2名に、コロンビア人、チュニジア人、ロシア人、ネパール人、
韓国人がそれぞれ1名です。苦手な東欧系の人が少ないのはラッキーだけど、おしゃべり好きな国民が
けっこう多い(ラテン系+ロシア)のがちょっとウザいかも。

最初はいつものパターンで自己紹介をしました。みんな、バックグラウンドもドイツ語のレベルも様々ですが、
ドイツに来て2年くらいという人が多いので、10年選手の私はちょっと浮きそうです。受講者のほとんどが
仕事をしている人、というのはよかったです。ドイツ人爺と結婚した若いタイ人女性とかとは、正直話が
合いませんから。働いていても「純正ドイツ」人との接触は限られている、という人も意外といました。

その後プリントが配布され、そこに書かれている記事を読み、自分の体験と比べてみましょう、という課題が
出されました。内容は、ニュージーランドに移住したドイツ人女性の体験談でした。本文の下には「私はドリス
と似たような経験をしました。それは〜」、「ドリスと違って、私は〜」という例文が書かれていました。私たちに
出された課題は、ドリスと自分の体験を比べる、ということ、(のはず)でした。

ちょっとプライドの高そうなチュニジア人が最初に発表しました。ドイツに来る前はどこにいただとか、ドイツ語
以外に何語を話すとか、好き勝手に(自慢げに)喋っていました。大変申し訳ないのですが、私はできるだけ
聴かないようにしていました。そうでないと彼の独特のアクセントや喋り方の癖が移りそうだから。

次にルーマニア人男性が話し始めました。ドイツに来ることになったいきさつや、異国の地で奥さんが子育て
苦労した話等々。彼はドイツ語がそれほど流暢ではないので、延々と喋りまくるということはありませんでした。
韓国人男性の番になりました。彼は昔ドイツに住んでいたことがあるようですが、ほんの一ヶ月前にまたドイツ
に来たばかり、らしく正直何を言っているかよくわかりませんでした。レベル、合ってないんじゃない?

次はネパール人女性の登場です。彼女はずっとホームシックにかかっていて、ネパールでの家族の絆の強さ
を語っていたように思いますが、やはりアクセントが強いので私はできるだけスルーするようにしていました。

そしてイタリア人男性の番になりました。短文オンパレードで語りまくりでした。普段ドイツ語を使う機会があまり
ないのか、もうどうにも止まらない、といった状況でした。その次のコロンビア人もやたらと喋りまくりでしたが、
発音が…。日本語でいうところのシャ、シュ、ショという音がスペイン語にはないからか、チャ、チュ、チョに
なっちゃって、耳障りー。でも多分、本人的には、こなれたドイツ語を駆使してる「俺って、できるぜ」って思ってる
風でした。先生が一度発音を直そうとしたのですが、それにすら気づかずに、チャ、チュ、チョ…。あー、気に
なる〜。でも気にすると移りそうだから、シャットアウトしました。

っていうか、皆さん…。
自分の体験を話しまくるのはいいけど、ドリスとの比較はどうなったんですか?

私の番が来たので、私はしっかり「ドリスとは違って、私はいつも外国にあこがれていました。」「ドリスと同じ
ように、私も言葉では苦労しました。でも多分ドリス以上に苦労したと思います。」と提示された文章を使って
話しました。私にとって新しい表現だったので、多少たどたどしくなってしまいましたが、そんなことは関係
ありません。先生もほっとしたのか、別の表現を導入してくれました。

知っている言い回しを使ってただ喋りまくるだけでは意味がありません。ある程度ドイツ語ができるようになって
しまうと、新しい表現を定着させるのは難しいです。意識して使うようにしないと、ずっとなんちゃってドイツ語の
まま。この現象を「化石化」と言うんですね。人の話を聞けず、喋りたがる人にありがちなんです。

私の次に発表したイタリア人は、「日本から来た人や、ネパールや韓国から来た人に比べると、ドイツへの移
はそれほど大変ではありませんでした」と切り出しました。ドリスとの比較ではないけど、まぁよしとしましょう。
でもそれは最初だけで、あとは他の人同様喋りまくり…。ひどかったのがロシア人女性でした。文法などは詳しい
ようなのですが、アクセントがひどい。これは「耳の良さ」もありますが、他人の話が聞けない人に多い現象
す。男性にはセクシーに聞こえることもあるかもしれませんが、ロシア語アクセントは私にはかなり耳障り。
なのでシャットアウトさせていただきました。

最後のルーマニア人女性は、在独2年とのことでしたが、なかなか流暢に話していました。耳から覚えたドイツ
人っぽい言い方が妙に強調されることがあって、ちょっと耳障りだけど、でも2年でそこまでできるのは大した
ものです。私なんか最初の3、4年くらいほとんど聾唖者のようでしたから。授業の後、彼女と一緒に駅まで
行きましたが「国際的なクラスで、わくわくするわねー」とかなりポジティヴに語っていました。ドイツに10年
以上も住んでいると、国際的とか正直どうでもいいっていうか…。

私自身も外国人のくせにこんなことを言うのはおこがましいのですが、できれば「変な」外国人はこれ以上増えて
欲しくないっていうか…。ま、ドイツ語をしっかり習おうと思う外国人は真面目だろうから、問題を起こしたりは
しないだろうけど、例えば電車に乗っていると、無秩序でなってなくて、迷惑なのはたいていいつも「変な」外国
人なんです。電車のコンパートメント席で、まるで自宅の居間にでもいるような振る舞い。それをちょっとでも
文句を言おうものなら「ナチ」とか言われちゃうからじっと耐えてるドイツ人。だからどんどん図に乗る「変な」
外国人が多いんです。おっと、話題がそれました。

このルーマニア人の彼女は真面目に働いているみたいだし、いい人そうなので、このクラスではできるだけ彼女
の隣に座ることにします。週一回のこのドイツ語講座。果たしてブラッシュアップになるのか、正直疑問です。

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