ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Hexe aus West ist tot

2月から読み始めた「指輪物語」。ようやく第5巻に入りました。全9巻なので半分突破?と言いたいところ
ですが、最後の3巻がやたら分厚いので5巻を読み終えてやっとこ、半分というところでしょうか。今年は週
1冊のペースで読書をしたいと思っているのですが、旅行に出たり、だらけたりで、少々サボり気味。
「指輪物語」はちょっと置いておいて、イースター休暇中に簡単に読めそうな本を読んでペースを取り戻す
ことに。

手に取ったのは梨木香歩の「西の魔女が死んだ」。2008年に映画化されて話題になった作品です。それで
この本を買ったのかな。大体の話の内容は覚えていましたが、詳細はすっかり忘れていました。文字が大きくて
さらっと読めそうだったので、読み直してみることにしました。

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読み始めると、だんだん思い出してきました。西の魔女というのは、主人公のおばあちゃんで、イギリス人
なんですね。前に読んだ時もそうですが、すぐに私の友達のことを思い出しました。彼女は豪州人で、日本人
男性と結婚しています。長女の名前が西魔女の主人公と同じ「まい」ちゃん。豪州人だけど、その昔彼女の
旦那がイギリスに駐在していたことがあり、その時に一度遊びに行ったことがあります。ちょうど二人目が
生まれたばかりで、その子が私と同じ誕生日で…

梨木果歩の別の作品「りかさん」は、確かお雛様と関連したお話(これも読み返さなくちゃ)。私の友達の次女
私の誕生日は3月3日というのもあって、なんとなく梨木果歩という作家に勝手に親近感を覚えてしまうの
でした。そして「西魔女」を読んでいくうちに、最後に残されたメッセージを見てがつーん。

「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ へ」

ヒガシノマジョ って私のことにもなるじゃん、なんて。

昔は同じ本を何度も読み返す、なんてことは滅多にしませんでした。もう一度読みたいと思う本に出会えること
が少ない、というのもありますが、いいなと思った本は、時間を置いて読んでみると新しい発見があってなか
なかいいものです。この「西魔女」は、2008年に読んだ時はあまり伝わってこなかった内容の奥深さに気づく
ことができました。児童文学者協会新人賞を受賞している作品なので、カテゴリーとしては児童文学になる
のかもしれませんが、ヨガにも通じるようなちょっとスピリチュアルとも言える内容が、読みやすい文章で
さらっと書かれています。

以下抜粋

「ありがたいことに、生まれつき意思の力が弱くても、少しずつ強くなれますよ。少しずつ、長い時間を
かけて、だんだん強くしていけばね。最初は何にも変わらないように思います。そしてだんだんに疑いの
心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。それに打ち勝って、ただ黙々と続けるのです。
そうして、もう永久に何も変わらないんじゃないかと思われるころ、ようやく、以前の自分とは違う自分を
発見するような出来事が起こるでしょう。そしてまた、地道な努力を続ける、退屈な日々の連続で、また、
ある日突然、今までの自分とはさらに違う自分を見ることになる。それの繰り返しです。」

私はどうも結果を急いでしまいがち。疑いの心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが思い切り私を支配
しています。でも全然努力なんてしていない。もっと地道な努力を続けよう。そうすれば、西魔女の言うように
ある日突然、何かが起こるかもしれないから。

「魔女は自分の直感を大事にしなければなりません。でも、その直感に取りつかれてはなりません。そう
なると、それはもう、激しい思い込み、妄想となって、その人自身を支配してしまうのです。直感は直感と
して、心のどこかにしまっておきなさい。 ― 大事なことは、今更究明しても取り返しようもない事実では
なくて、いま、現在の心が、疑惑とか憎悪とかいったもので支配されつつあるということなのです。―
そういうエネルギーの動きは、ひどく人を疲れさせると思いませんか?」

私はどうでもいいことにこだわったり、過去を振り返ってくよくよしたりしがち。激しい思い込みに支配される
こともしょっちゅう。そういうエネルギーの使い方で疲れちゃってるのかも。ヨガに関する本にもよく同じような
ことが別の言葉で書かれています。頭では理解できても、実際に考え方や行動を変えていくのは難しいです。
でもこんな風に、孫に話しかけるおばあちゃんのセリフとして読めば、すっーと心の中に染みていくように
思いました。

ちょっと寄り道した気分ですが、なんだか、いい時期にいい本を読み返したように思います。さ、また「指輪
物語」に戻ろうっと。




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