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2Cellosのコンサートに行ってきました。日本では、CMに起用されたりしていて、イケメンチェリスト二人組、
なんて騒がれていたようですが、CDのジャケットの写真などを見る限り、そこまで格好いいか?と思って
いました。ガイジンだったらなんでもいいのかー、みたいな。
チケットが50ユーロ弱とそう高くなかったので、私的には彼らの弾きっぷりが見てみたくて、コンサートに行って
みることにしました。事前に彼らのCDを聴きまくったわけでもなく、ロック調で弾いちゃう若手のチェリストの
デュオ、という漠然としたイメージだけしか持ってませんでした。
ステージに現れた二人はかなり背が高そうでした。向かって右側にいたLukaが特にすらっとしていて、なかなか
というか、かなり格好いい〜。左側のStjepanはなんとなくエンリケ・イグレシアス風。Lukaが優等生タイプで、
Stjepanがちょい悪セクシータイプという設定のようでした。
英語にドイツ語を交えて、主にLukaがトークを担当。Stjepanは外国語が苦手という設定のようで、簡単なドイツ
語単語を並べて笑いを取っていました。「次の曲。素晴らしい。私、大好き。女性。素晴らしい。私、大好き。」
ってなノリで…。でも、国際的に活躍してるはずの彼ら、しかも音楽をやっている人は、耳がいいから語学の
レベルはそこまで低いはずはないよなー、とか考えてしまいました。ショーとしてやってるのか?にしては
馬鹿っぽすぎるかも。
二人とも、サイレントチェロと呼ばれるエレキチェロで演奏していました。Cold Playの「Viva la vida」、U2の「With
or without you」、M.Jacksonの「Human Nature」などお馴染みの曲をガンガンとロック超で。後ろのスクリーンに
二人の姿が映し出され、もの凄い弓さばきを見ることが出来ました。しかし、バックグランドに録音された音楽も
流れていたので、どれが生演奏なのか判断が難しいところ。サイレントチェロだから、音が出ないようにして
弾いてる振りをすることも可能といえば可能です。
途中で、Stjepanは特製ホルダーでチェロを肩から抱えるようにして、歩きながら弾いたりしていました。ステージ
から降りて客席の間を縫って歩き回るサービスの良さ。Lukaはずっとステージの上。私はやっぱりLukaがいい
なぁ…。着てるものはTシャツだったけど、Lukaはまるでチェロ弾きの王子様のようでした。
コンサートの後、Wikiで二人のことを調べてみたら、Lukaは、なんとお父さんもチェリストだとか。なんだか納得。
でもって、二人ともウィーンやイギリスに留学経験があるとのこと。だったら、Stjepanのつたない英語やドイツ語
は思い切りやらせ?そこには、ちょっとがっかりかなー。演奏時間は1時間半弱とちょっと短かかったし、私と
してはサイレントチェロだけでなく、普通のチェロでの演奏も聞かせて欲しかったです。
アンコール最後の曲はバッハのG線上のアリア。 これはエレキじゃないチェロで聞きたかったなー。
さて、今回コンサートに行ってふと考えたこと。
彼らは20年以上チェロを弾いているわけですが、子供の頃から習っていなければあんな風に弾けるようには
ならないのかな…。もちろん彼らは音大を出たりしている人たちだから、練習量は半端じゃなかったはず。そこ
までの練習時間は私にはどうしても作れないけど、それでも、もし私があと20年コツコツとチェロを続けたら、
もちろん彼らみたいにはなれっこないけど、多少は近づくことができるんじゃないかな…。
いろんなことについて、子供の頃から始めてないとダメ、みたいな言い方をすることが多いけど、私には子供と
大人では学習、習得方法が違うだけで、「ダメ」ということはないように思えます。例えば、体操やスケートなど
の回転技などは恐怖心が関係してくるから、大人になってからマスターするのは確かに困難だと思うけど、
それ以外のことだったら、始める時期に「遅すぎる」ことはないように思います。
今からやっても遅いといって、何もやらずにいる人が多い。でも、それで人生が終わってしまうのではもったい
なさすぎます。10年後、20年後の自分がどんな風になっているか。未来の自分を作るのは今の自分なん
だなーって最近しみじみ思います。音楽家やスポーツ選手のように、何かに秀でている人たちって、たまたま
そのことに気づくのが早かったか(稀)、親とか周りの人に方向づけしてもらえたから(大半がこっちのはず)、
一つのことをずっと続けてこられたんだと思う。子供と違って、大人なら誰かに方向づけしてもらわなくても、
自分の意思で何かを継続していくことができる。それこそが大人の強み。
20年後、このコンサートで聞いた曲を何か一つでも、ノリノリロック調で弾けるようになっていたいな。頭を
ブンブン振って、足踏みをドンドンして。そんな婆ちゃんチェリストがいてもいいよね、きっと(笑)。
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2016年05月28日
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