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ドイツでは、地域ごとに市場が立ちます。たいていは週1回、大きなところだと週2回。私が住んでいるエリアは
毎週金曜日9時〜18時まで。普通の日だと間に合わないけど、金曜日は15時で帰っていいことになっている
ので、しっかり市場に立ち寄ることができます。
とは言っても、出店が4〜8つくらいしかない超ミニ市場。フランクフルトで一番小さいんじゃ?って思うくらい。
でも調べたら、出店1つだけっていう市場が他にあるらしい(それを市場と呼ぶのか?って言いたいが)ので、
多分その次くらいの小ささでしょうか。お店はその時によって多かったり少なかったり。有機野菜を扱う八百屋、
パン屋、チーズ屋、肉屋、地中海風惣菜屋、クレープ屋、ワイン屋、鶏の丸焼き屋などが出ます。 私たちのお気に入りは地中海風惣菜屋。いろいろなオリーブ、魚介類の酢漬け、パンに塗るスプレッドやチーズ
など、いわゆるおつまみ系の量り売りです。正直言って、どれもおいしいです。でも正直言って高いです!あれも
これも美味しそうって買ってしまうとあっという間に20ユーロ超え。スーパーでの一週間分のお買い物が30
ユーロくらいで済んでしまう物価から考えると、つまみに20ユーロは高いです。
でも…、なんていうか市場で買い物をすることって地域経済発展のために大事な気がします。似たようなお惣菜
はスーパーでパックに入って売られていて、値段だってうんと安いです。でも市場で買ったものとは比べものに
なりません。味だけでなく、買う時のやり取りとかも格別。顔見知りになって、たまにオマケしてもらったり…。
確かに金額は張るけど、たまにはちょっとした贅沢するのもいいんじゃない?いつもいつも節約、節約じゃ、何
のために働いているかわからないし。お金って使うためにあるんだし。みんなが安いものしか買わなくなったら、
個人商店はどこもやっていけなくなるし。
もっと街中で開かれる市場だったら観光客とか通勤途中の人とかが買い物するかもしれませんが、うちの近所
の市場を利用する人はここの住民しかいません。何もなければただの住宅地の広場。一週間に一度、小さく
ても市場が開かれるというのは地域のために大事なことだと思うので、地元の人が利用して支えていくべき
です。だから「週一の贅沢」と称して、金曜日は必ず地中海風惣菜を買うことにしているというわけです。バゲッド
を薄く切って、スプレッドをつけて食べたり、オリーブをつまんだりして夕食代わり。ご飯の支度しなくていいのも
ラクだしねー。
さて、私にはAさんという日本人の友達がいました。以前は近くに住んでいて、ずっと彼女が私のたった一人の
友達のようなものでした。でも私がその街から引っ越し、すっかり会う機会が減ってしまいました。というのも、
彼女は専業主婦で、徒歩か自転車で行ける範囲しか出たがらないからです。理由は交通費がかかるから。
私が引っ越した先(10月まで住んでいた場所)から彼女の住んでいるところまで行くには、片道1時間ちょっと
かかります。週末だと電車の便が激減するのでもっとかかります。フランクフルトの街中だったらちょうど距離
的に真ん中ぐらいなのですが、街でお茶でもしようというとなんだかんだと理由をつけて断られ…。
私は平日は仕事をしているし、週末に時間をかけて、彼女に会いに行くのもなんだかなーと思っているうちに
連絡を取らなくなってしまいました。彼女とはとても仲が良かったし、辛い時に支えてもらったこともあるので
残念なことではあります。でも、自分がお金を使いたくないからって、他人に時間を使わせるのってどうしても
納得いきません。子どもがまだ小さくて外出が大変だとか、彼女自身が病気で出られないというなら、話は
別です。
自由になるお金がないなら、子どもももう中学生だか高校生なんだし、バイトでもパートでもすればいいのに。
でも仕事したら、などと言うと、なんだかんだ言い訳ばっかり。働かない、働きたくない理由はドイツ語に自信が
ないから、だと思うんですが…。だったら、気合い入れてドイツ語を勉強したら?と私なんかは思ってしまいます
が、そうはならない人もいるわけで…。話をしても、話題が旦那の愚痴か子供の話か昔話になってしまいがち
なのも、気になっていて、彼女自身のためにも少し世界を広げた方がいいように思ったのですが、ずっと家に
いるから今更新しいことを始めることができなくなっているようでした。会えば私もついついお説教じみたことを
言っていましたが、彼女の人生だから私がとやかく言う筋合いは微塵もないわけで…、引っ越しを機会に距離
を置くことにしたというわけです。一つ気になっていることもあって…。
以前に、ヨガスタジオでオープンデー(無料でレッスンが受けられる日)があるとよく誘ってました。たいてい
いつもついてきていました。まだ近所に住んでいた頃で、週末は私の定期券で大人一人タダで電車に乗れる
ので、彼女は一銭も出さずにヨガのレッスンが受けられたからです。ずっとヨガを続けていた私は、1年半くらい
前から場所を借りて毎週土曜日にヨガを教えています。ヨガを教えるのは私の夢だったし、常連さんには彼女
の知り合いもいます。一度くらいおいでよ、と何度も誘ったのですが、一度も来てくれません。
ヨガが嫌い、興味なし、とかならわかりますが、オープンデーがあるとたいてい来ていました。私のレッスンは、
彼女だけをタダにすることはできません。でも1回たった10ユーロ。友達がずっと教えたがっていたヨガを教え
始めた!とかって聞いたら、一回くらいは応援の意味で行ってあげよう、とかしないもの?実際、そうやって
来てくれた人も何人かいます。10ユーロ儲けたいとかではなく、友達だと思っていたけど、彼女は私に10
ユーロを使うのすら惜しいのかぁ…って思ったらなんだかがっかりなんですよね…。
って、何が言いたいかというと、お金というのは必要に応じて使うもの、だということです。特に自分の友達や
大事に思っている人やものに対しては、ケチケチしてはいけないなと。他人のためにお金を使うことって、結局
自分のためになると思うから。他人にお金を使えない人って、それだけいろいろなものを失っているように
思います。私は、常にテイクばかりで、ギブができない人とは付き合えません。他人に対して気持ちよくお金が
使える人間でいたいものです。
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2016年12月25日
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