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なんだか最初からこうなることがわかっていたような気がします。だから、その日が近づいていってもわくわく
しませんでした。子どもの頃のように、欲しかったものをやっと手に入れる喜びを感じられるように、わざと
自分で1年近く待つことにしたのに。別に貯金がないわけでもないのに、毎月コツコツそのためにお金を貯めて
きたのに。こうなるって予感がしてた。だから、気持ちにブレーキをかけていた。そんな気がします。
今週の金曜日は私の半世紀誕生日です。50になるんだから、この際欲しいものをどかーんと自分に
プレゼント。そう思ってマイチェロを買うことに決めました。予算は5000ユーロ。50になるんだからね。先生
には、ド素人なんだからそこまで出さなくても、って言われたけど、これから死ぬまで使うつもりだし、なんて
いったって50になるんだからね。そう決めて、去年楽器の見本市に先生と一緒に行って、ドイツの楽器工房で
いい感じのチェロを見つけて注文しました。ジャーマンメイドの7/8サイズのチェロを作ってもらうことにした
んです。
手元には手書きの契約書があります。7/8サイズのチェロ。納期は2017年3月3日って書いてあります。
契約したのは4月20日。チェロを一台作るのに3、4ヵ月かかるそうですが、時間は十分あったはず。
カナ猫を探せ!
契約書はまさかの手書き。もしも忘れられていたら…、と思ったので12月にさりげなくクリスマスカードに
「3月にチェロができるのを楽しみにしています」と書いて送りました。もしその時、やべぇ、忘れてたって
思ったとしても、3月まで3ヵ月ありますから、急ピッチで制作し始めれば間に合うはず。カードの返事が
来て「あなたのチェロは今、制作中です」って書いてありました。
いよいよ1ヶ月を切ったので、3月3日は14時頃そちらに取りに伺おうと思いますってメールを送りました。
でも返事はありませんでした。2週間近く経っても音沙汰がなく、いよいよ今週の金曜日が誕生日になるので
モモ君に電話してもらうことにしました。どうしてモモ君に頼んだかというと、女社長さんが少々高齢なので
メールに返信できないのが健康上の理由だったり、あるいは最悪ご不幸…、なんてことも考えられないこと
もなく、もしそういうことを電話口で言われた場合、ドイツ語で適切な言葉を返せないかもしれない、と思った
からです。
でも、その女社長さんは病気でもなんでもなく、電話に出たそうですが、すっかり私の注文のことは忘れて
いたようで、まだできていないと言われたそうです。あと数週間はかかるとかなんとか。申し訳ないって
謝っていたそうだけど、謝って済めば警察は要りません。納期日が私の誕生日だってことは注文した時に
話しています。正直、3月3日に引き取れなきゃ意味がないっていうか、だったらなんで今まで待ったんだよ
って感じ。
でもこうなることは想定内でした。だってドイツだから。できてないものはできていないと事実を告げられる
だけ。間に合わないとわかった時点で連絡をよこすとかはあり得なくて、都合が悪いとだんまりを決め、
こっちが必死こいて連絡を取ったら、あっちは開き直る。いつもそう。なんだってそう。あー、せっかくの
誕生日を思い切り台無しにされました。もう、正直マイチェロもどうでもよくなっちゃいました。なんなんだろう、
ドイツって。どうしていつもこうなんだろう。契約、契約ってやたら書面を重視するわりにはちっとも守らねぇ
じゃん。
11ヵ月もあったのに、この場に及んでできてないってどういうこと?料金表に書いてないのに16ユーロ
払わせたり、前の大家は敷金返してこないし、保険会社だって連絡よこさないし、どいつもこいつもまともな
仕事してねぇんじゃね?できないなら最初から引き受けるなよ。金取るなら、ちゃんと明確に書いておけよ。
大家、敷金返せよ。保険会社、保険料払ってるんだからちゃんと問い合わせに答えろよ!
なんなんだー、どいつもこいつも。マジ、ムカつく〜!!
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2017年02月28日
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