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ドイツ語学習では、さんざんお世話になった Volkshochschule(VHS)。名称をそのまま訳せば「市民大学」
ですが、大学ではなく、公的なカルチャーセンターみたいなものです。外国人向けのドイツ語講座だけでなく、
各種外国語、スポーツ系、芸術系、哲学系、手芸系、職業訓練系、とありとあらゆる講座が開講されています。
受講料は比較的良心的ですが、その分クオリティに期待できないこともあります。ついこの間、ヨガの講座を
受講しましたが、先生があまりにもひどすぎて2回行ってやめました。その分はクレームして全額返金して
もらいましたが…。
「安かろう、悪かろう」というのをわかっていても、新しい講座案内が発行されるとついつい手にとってしまい
ます。ドイツ語のブラッシュアップが必要だな、とは思いますが、ここ数年は移民が増え過ぎてしまい、レベル
チェックを受けるのに朝から番号札を取って並ばないといけないらしく…。今の職場にはドイツ人の同僚がいる
し、ドイツ語を使う機会もけっこうあるので、何もわざわざ大変な思いをして並んでまで「変なうるさい外国人」
の中に混ざってドイツ語を勉強しなくてもいいか…。
パラパラと講座案内をめくっていて、英語の講座が目に留まりました。仕事では英語もそこそこ使ってはいます
が、相手はほとんどがノンネイティヴスピーカー。ずっとドイツ語の方に重点を置いてきたので、英語が怪しく
なりつつあります。そもそも最後に英語の検定試験を受けたのは今から15年以上も前だし。もうあのスコアは
とっくに無効だしねぇ…。
そう言えば、ドイツに来て一年目に、やってもやっても上達しないドイツ語に嫌気がさして、VHSで英語の講座
を受けていたことが一度だけあります。あの時は知り合いも友達もいなかったから、英語を習いに行けば誰か
と知り合いになれるかも、という期待もありました。「変なうるさい外国人」じゃない、フツーの人と知り合いに
なりたかったんですね。その時受けたのが、CAEと呼ばれる検定試験の準備講座でした。多分、自分のレベル
に合う講座ですぐに始められるもの、ということで、それを選んだように思います。だから、検定試験は受けず、
ただ講座に通っただけで終わってしまいました。今思うと、それがちょっとだけ心残りかも。あれにもう一回
トライしてみようかしら?
外国人向けドイツ語以外の外国語は、まずオンラインでプレースメントテストをやり、その後、決められた日に
VHSに電話をしてスピーキングのレベルチェックおよび受講のアドバイスを受けます。とりあえずオンラインの
テストをやってみたら、最初はやたら簡単だったのに進んでいくうちにだんだん難易度が上がっていきました。
長文の読解問題だけでなく、詩を読んで、その意味を読み取る、なんていう問題もありました。正直、詩は
何を言っているかさっぱりわかりませんでした。仕方なく、選択肢からテキトーに答えを選び…。
そこでふと気がつきました。CAEの準備講座を受けたいって思っても、今の私の英語のレベルがそれに達して
いなかったら受けられません。現実問題として、10年以上きちんと英語を勉強していないから、かなりヤバい
ことになっているかもしれません…。私には子供の頃から続けてきた習い事とか特技とかがありませんが、
強いて言えば英語だけは好きでずっとやってきました。大学も英文科だったし、交換留学で豪州にも留学したし、
日本にいる時は常に英語を使う仕事をしていました。でも、ドイツに来てから、ドイツ語のニーズの方が高く
なってしまい、放置状態でした。これではいけない、もったいなすぎる。やっぱり英語をやり直そすしかない!!
かなりヤバい感じでしたが、オンラインテストの結果はC1+でした。とりあえず、思っていたよりも劣化はして
いなかったようで一安心。受けたい講座も受けられそうです。次は電話でのスピーキングのレベルチェック
です。電話をかけるのはかなり緊張しましたが、電話に出た人がそもそもネイティブスピーカーではなかった
ので、全然余裕でした。無事、受講許可番号をもらうことができたので、オンラインで受講申し込みをしました。
というわけで、9月から5ヵ月弱、週一回VHSに通うことにしました。昔に比べると、今は職場に同僚がいるので
孤独感とか社会性喪失の危機感とかはありませんが、それでも新しいことを始め、新しい人と知り合う機会を
持つのは大事だと思います。それに私の場合、なにか目標を掲げていると頑張れる、というのもあります。
それで達成感を味わって自己満足ってやつです(笑)。同僚に話したら、それを受けたら給料が上がるわけ
でもないし、他に転職したいわけでもないのに、どうして検定試験を受ける必要があるの?と言われました。
確かに…。でもなんていうか自分のため、なんですね。私は多分何歳になっても何かにトライし続けていると
思います。
さて、写真は、Bockenheimer Warte駅周辺。フランクフルト大学がある場所です。7月中、利用している地下鉄
路線で大規模な工事があり、遠回りして通勤しなくてはなりませんでした。普通より時間がかかるし、乗換えも
増えるし、それが一ヶ月も続くのかと閉口していました。でも実際はそれほど大変な思いをせずに済み、あっと
言う間に工事期間が過ぎました。遠回り通勤最後の金曜日、乗換え駅のBockenheimer Warteをちょっと散策
してみました。ここには、ドイツに来た最初の年の夏、大学のドイツ語夏期講習に通いました。もう12年も前
の話…。
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2017年07月30日
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