ドイツの生活 Mein Leben in Deutschland

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Resistance

チェロを習いたいって思うようになったのは、「情熱大陸」で古川展生というチェロ奏者を見たのがきっかけ
でした。今でも展生さまのことは好きですが、ドイツにいると彼のCDを買ったり、コンサートに行ったりは
できません。他にお気に入りのチェロ奏者を探さねば、とある時ネットでいろいろ調べていて、2Cellosという
デュオのことを知りました。日本では2013年くらいにDocomoのCMに起用されていて、その時の売り文句が
「イケメン・デュオ」でした。写真を見ても、まぁフツーというか、まだ垢抜けていない感じだったので、「日本だと
ガイジンだったら誰でもイケメン扱いするんだよね」くらいに思っていました。

この人、って思えるチェロ奏者は結局見つからず、ちょうど2Cellosがコンサートツアーをやっていたので、話
のタネに見に行ってみることにしました。ドイツでは「イケメン」とかいう宣伝文句は特についていなくて、
どちらかと言うと、度肝を抜くロックな演奏が評価されているようでした。

コンサートで初めて二人の姿を見た時、私が思い切り間違っていたことに気がつきました。

どっちも超かっこえぇ…。

特に背の高い方(Luka)が、どう見てもチェロ弾きの王子様でした。チェロをガンガン弾いているのも格好いい
けど、しっとりとした曲を弾くお姿はなんとも見目麗しい…。そのコンサートの後、すぐにCDを全部買い揃え
ました(と言っても、3枚しか出ていませんでしたが)。私のお気に入りは3番目のアルバムCelloverseです。
ほとんどの曲がカバーで、AC/DCあり、Stingあり、Michael Jacksonあり。でも私がまったく知らない曲も
けっこうあって、それはそのまま2Cellosの曲として、私の中に浸透していきました。

最初のアルバム(その名もそのまんま )2Cellos だけ、スコアブックが発売されているので、その中から弾いて
みたい曲はありませんか?とチェロの先生に聞かれました。最初のアルバムには、U2やSting、Michael 
Jackson、Coldplayの曲が収録されていますが、ちょこっと聞いてみても弾きたい、というより弾けそうな曲は
ありませんでした。何度も何度もCDを聴き返し、これかなーと思ったのは Resistance という曲でしたが、
楽譜を見たらメロディーの部分はト音記号になっていました。チェロの楽譜は普通ヘ音記号で、私が習って
いるのはまだその範囲のみ。だからダメかなぁと諦めかけましたが、なんとかなりますよ、と先生が言って
くれたので、指のポジションや移動を一つ一つ教えてもらいながら練習してみることにしました。

聴いているうちにどんどん好きになっていく Resistance。オリジナルは誰の曲なんだろう?


さくさくっとネットで調べたら、Museというバンドの曲であることが判明しました。2009年にリリースされて
いて、けっこう売れたみたいですが、私は全然聞いたことがありませんでした(トレンドアンテナが錆びついて
いたに違いない)。バンドのメンバーは、めっちゃイケメンという人はいなくて、わりと地味な風貌ですが、
クリエイティヴな曲作りで評価の高いバンドのようでした。この Resistance も、曲風は80年代っぽくもあり、
ノリノリなので後付けで歌詞をつけた薄っぺらな歌かと思いきや、ジョージ・オーウェルの1984の一節が
歌詞に織り込まれているとか、管理社会に対するメッセージが込められているとか、意外と奥が深いようです。


気がついたら、2Cellosが出している他のアルバムにも必ずこのMuseの曲が入っていました。CDを一枚買う
と、好きな曲とそうでない曲、というのが必ずあります。好きな曲は繰り返し聴き、そうでないものはさっさと
飛ばしたりしちゃいますが、2Cellosが弾くMuseの曲は、どれもけっこう好きで繰り返し聴いていた曲でした。

以前にも記事にしたことがありますが、常に新しい音楽を聴く、というのはなかなか面倒で、人は平均33歳
を境に、音楽の新規開拓をしなくなり、昔の音楽ばかりを聴くようになる傾向にあるそうです。新しいものに
ついていけなくなっている老化現象の一つだと私は思うのですが、誰もそんなことは認めたくないので、古い
時代の曲はいい、新しい音楽は訳がわからない、聴いてもちっとも良くない、と言い放ちます。いいものは
いつの時代に聴いてもいい、というのはその通りですが、どの時代にも新しくていいものは存在すると思う
ので、私にはトレンドについていけなくなった人の単なる言い訳にしか聞こえません。

私にとって、音楽は記憶と密接に結びついているものです。昔の曲を聴くと、「あー、あの頃、私は高校2年
生だった」とか「この曲が流行っていた時、あそこにいたっけ」とか思いだします。だから洋楽の黄金時代と
言われる80年代の曲ばかりを聴いていると、記憶が蘇る時代がいつも学生時代になってしまいます。
もちろん楽しい時代ではあったけど、それよりも前も後も私は生きてきたのだから、いろいろな時代のことを
平等に思い出したい。だからいつも、その時代、その時代の音楽を聴いて、その時の記憶と結び付けたいと
思っています。

そうは言っても、私は普段テレビは見ないし、ラジオもほとんど聴かないので、トレンドを察知することが
なかなかできません。Museだって、思い切りスルーしていましたし…(汗)。ヨガスタジオに通っていた時は、
Kim兄やその弟子の若い先生が、レッスン時に流行りの曲をBGMに流していたので、それを参考にして
いました。One RepublicとかJohn MayerとかEd Sheeranなどはヨガの先生から仕入れたアーティストです。
(年配の先生は、思い切り80年代、Whitney Houstonとかをかけてましたっけ…。)最近は、2Cellos以外は
新しい音楽を発掘していなかったので、Museの発見を機会にちょっと彼らの音楽を聴き込んでみようと
思います。

そして、いつかLukani伴奏してもらうのを勝手に夢見て、20年かけてでも Resistanceを上手に弾けるように
頑張りたいと思います。







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