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ずっと長い間、すごく興味があったのに、ちょっとしたことから急に冷めてしまったものがあります。それはあの
フンダートヴァッサー…。行けそうなところにある建物はほぼ見尽くしてしまったから、というのもありますが、
彼に関する本をいろいろ読んでいたら、あれ?っと思うところがいくつかあったから、なのかもしれません。
まずは、彼の亡くなり方。ニュージーランド国籍を取っていた彼はヨーロッパとニュージーランドを行ったり来たり
していたようです。そしてクイーンエリザベス二世号の船上で最期を向えました。船が好きで、Regentag
(雨の日)号という中古の船を持っていたことがあるのは知っていましたが、クイーンエリザベス二世号って…。
そんなので航海したらいったいどれだけお金がかかるんだろう?売れない画家時代は、農作業をしてその
報酬として農作物をもらう、なんて生活をしていたのに。もちろんずっとそんな生活はできないだろうけど、
だからってクイーンエリザベス二世号ねぇ…。
それから大阪のごみ処理施設のこと。最初のデザインでは煙突に付属物が多く付きすぎていたので、それでは
建築費がかかりすぎるからという大阪市の依頼により、シンプルなものに変更。はっきりとは覚えていませんが、
ゴミ処理施設のデザインに確か6000万円ほどかかったとかなんとか。見学した時にそんな話を聞いたように
思うのですが、これは確かではありません。ただ、「え、ただのデザイン画にそんな金額を!!」と思ったのは
間違いありません。Wittenbergにある高校の建物は、高校生からの依頼で無料でデザインを引き受けたのに、
大阪市からはそんなに取るんだー、とびっくりでした。
これがその煙突…。
これがボツになったデザイン。 有名になったフンダートヴァッサーとの思い出を語る暴露本?みたいなのを、ある女性が自費出版していて、
買って読んだわけではないけど、二人で裸でスポーツカーに乗って走りまくった夏の日々、みたいなのが
書かれているようで…。自然保護を訴えているくせに、なんだそりゃ?って思ってしまいました。結局、ただの
女たらしだったのか?みたいな。まぁ、芸術家とかには多そうですけどね。
でもって、大阪ゴミ処理施設のボツになった煙突のデザインですが、なんとそれがドイツのバイエルン州に
小ぶりになって建設されています。場所はビール醸造所で、そこのオーナーが何故かフンダートヴァッサー
からそのデザイン画を譲り受けたらしいのです。それがタダだったのか、お金を払ったのかは企業秘密
だったような。もしタダじゃなかったら、ボツになったデザインの再利用で金儲け?それは大阪市に還元
しないとマズいんちゃう?みたいな話になりますよね。小ぶりになってしまったのは、建物がファンキーすぎて
コンサバなバイエルンの町で建設許可がなかなかおりず、最終的に、その町にある教会の塔より低くすること
が条件になったからです。
これがそのビール醸造所に建っている塔。ボツになったデザインそのまんま!!
自然との共生だとか、人間性の回復、だとか言っていたくせに、なんだかただの金の亡者で女たらしの
おっさんだったんじゃないか?って思えてきてしまい、だんだん興味が薄れてしまった、というわけです。
先月、姉とバルセロナに行って、ガウディの建造物をいくつか見ました。フンダートヴァッサーがガウディの
影響を受けているというのは前から感じていましたが、今回は影響を受けているというレベルではなく、結局は
真似、というか二番煎じに思えて仕方ありませんでした。ちなみにガウディは路面電車に引かれて亡くなった
そうです。あまりにも身なりが汚らしかったので、きちんと手当をしてもらえなかった、とかなんとか。
なんかそういう話を聞くと、本当に芸術に没頭していた人だったんだ、って思えます。
サグラダ・ファミリアの生誕のファサード
今回、初めて教会の中を見学しました。たくさんの柱は森をイメージしているそうです。
普通の教会とはまったく違いますね…。
自然をモチーフに、というのはガウディのコンセプト。
しっかりパクってますね、フンダートヴァッサー。
まだまだ工事中。だけど急ピッチでやればもうすぐ完成できそう…。
サグラダ・ファミリアはあと8年で完成、だそうです。入場料は、オーディオガイドと展望塔見学付きで29ユーロ。
めちゃくちゃ高くないですか?!さすがにオーディオガイドの説明は、アナウンサーだか司会をやったことが
あるようなセミプロみたいな人の声でしたが(普通はそこに住むド素人の日本人のテキスト棒読みパターンが
多かったりする)。
なんとなく、引っ張るだけ引っ張って、カタルーニャ州独立のための資金を観光収入から得ようとしているの
では?なんて考えてしまいました(笑)。
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2018年09月09日
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